大きな地震に備えて何をこれから用意すればいいのかを冷静になって考えてみる

宮崎県を震源に起きた震度6弱の大きな地震では、この地震をきっかけにして南海トラフが動くような形で広範囲で地震が起こる可能性があるということで、私の住む静岡県でも注意喚起がされています。今回の稿を書くにあたり、ヒステリックに恐怖をあおるような事はなく、むしろ普通の生活をしながらもしもの時に備えることが大切だと思います。ただ、大きな地震があり電気やガス・水道のようなライフラインが止まった時に備える必要は出てくるので、南海トラフ沿岸を中心に、商店から様々な防災グッズが姿を消したり、プレミア価格で売られる可能性があります。欲しいと思っていたものがあっても手に入らないような事も起こってくる中で、私たちはどうすれば良いのか、思うところをこれから書いていきたいと思います。

まず、生活するためには必要な「食」についてですが、私は過去に台風で市内一部で水道が出なくなった時の体験があったので、一応ペットボトルに入った水は数日分は確保しています。まだ普段の生活を変える必要はないので、買い物に行きながらスーパーが提供してくれるおいしい水の給水は、スーパーで続けてくれる限り続けるつもりです。今の季節はたくさん給水しても水が痛むので、日々飲めるくらいの水を少しずつ続けていこうと思っています。給水機に人が殺到した時の事を考え、普段は一回2本まで給水が可能なのですが、今後は回数が制限される可能性もあるので、その分回数を多くすることも考えなければと思います。

また、これから買えるかどうかわかりませんが、雨水やお風呂等にためておいた水を飲むための災害用(登山用)浄水器は、水の確保に不安があるなら、新たに買えるのだったら買っておきたいものです。私自身はまだ袋も開けていませんが、以前に買っておいたものがあったのですが、試す機会がなかったのでブログでは紹介してきませんでした。もっとも、私の持っているものはペットボトルに装着して、少しずつ飲める水を作るようなものなので、本当に切羽詰まらないと使わないと思います。実際に大きな災害が起これば、時間の経過とともに支援物資として水は届くと思いますので、この辺の優先順位は変わってくるかも知れません。

あと、缶詰類とレトルト食品、災害直後にしか利用できませんが冷凍食品については、少しですが用意しています。カップ麺も複数用意し、賞味期限が迫ったら食べた分だけ買い足すような事は行なっています。あと、基本的に毎日の生活の中で備蓄できる食料として貴重なのは「お米」であることは間違いないでしょう。これも幸いというか、最近お米がスーパーに置いていないという異常な状況だったため、まだ以前買った分が残っていたのですが、心配になって予備的に一袋購入したばかりでした。地震云々の話の前でも、よく行くスーパー(水を提供してくれるところです)では一家族一袋という形での購入制限を実施するほど売る米もなくなっていることを把握しての行動でしたが、今後もパニックにならない程度に、インターバルを取りながら定期的にお米を買い続けることができれば、最悪何もおかずがなくても大丈夫なので、手に入るなら用意しておきたいものです。

「住」という点で考えると、災害によって停電すれば夜には明かりがなくなります。さらに携帯電話の基地局の予備電源が切れたらスマホでの通信も使えなくなります。そのため、電池で使える明かりとラジオが家にあれば、電池とともに備えておきましょう。小さなラジオなら、停電が解消するまでは電池交換は必要ないくらい電池が持ちます。ただ、ラジオが家になく家電店などに行っても売り切れだった場合には、スマホの機能としてラジオが付いていないかどうかを調べ、もし付いているようならスマホを使ってラジオを聞けるように、有線のイヤホンを買っておきましょう(有線イヤホンをFM用のアンテナとして使うため)。また複数のラジオや明かりを持っている場合、ご近所やお友達に分けてあげることも考えておきたいものです。

自宅で生活をする中で、家具の転倒防止のための金具を付けていても、やはり危険な陶器やガラスの破片は床に散らばってしまうということは考えておいても良いでしょう。そうした場合に自宅でしばらく暮らすには、足裏を守る「部屋ばき」があると便利です。これは防災グッズというくくりでなくても手に入るものなので、軽くて持ち運びしやすいものを枕元に置いて寝たり持出袋に入れておくようにすると便利です。同じ理由で軍手も複数持っていると良いですね。怪我防止になります。

それから、家にとどまることができなくなり、避難所にも行けない場合に車の中で寝るという選択をする方もいると思いますが、とにかく、手足を折り曲げたまま長時間過ごすということは、最悪の場合血栓が溜まって命の危険も起きますので、安易に車の中で寝るということではなく、車の中で自宅と同じように手足を伸ばして寝る方法について、個別に考えていくことも大事です。最近はテントも安く買得ますので、売り切れなならないうちに安い価格で買えるなら手に入れるというのも良いかもです。

カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA