現在、私が主に使っているパソコンはデスクトップ型のMiniPCと、モバイル用に持ち出すことの多いノートPCに、もう一台基本ネットに接続されていることが前提のChromebookを使っています。自宅で使うのにはこれで十分で、MiniPCとノートPCはWindows11が入っているので、当分はこれで大丈夫という感じではあります。
ただ、過去に購入したモバイルパソコンのOSは圧倒的にWindows10搭載のものが多く、このままWindows10のサポートが終了すると、そのまま使い続けるリスクが出てきてしまうことになります。
とりあえず現在使っているパソコンで普通に使えているので、そのまま使わないという選択もできるのですが、昔に購入したノートブックにはそれぞれ個性があり、使えるならまた使いたいと思うこともあります。具体的にどんなものかというと、
・ASUS TransBook Chi T90CHI-64GS
シェルタイプのタブレットとBluetoothキーボードがセットになった製品。細長く持ち運びしやすい。電源はMicro-Bから取れるのでACアダプターを持ち歩かずに利用可能。
・キングジム ポータブック
本体は小さいものの広げてフルサイズ的なキーピッチになる「バタフライキーボード」を備える文字入力にも重宝するミニノート。電源はこちらもMicro-Bから充電可能なので利用しやすい。
・Lenovo IdeaPad D330
こちらは通常のACアダプターを使用する10インチの2in1ですが、LTE対応のSIMスロットを備えているので、現在モバイルルーターに入れているmineoのSIMカードを生かすことも可能か? Windows11にアップデートしているものの激遅&メモリ圧迫でなかなか使いにくい。
こんな感じで、OSの問題さえ何とかなれば、魅力あるハードばかりなのです。今後、内蔵バッテリーが充電しなくなったとしても、小型のモバイルバッテリーの給電出力は上がっているので、モバイルバッテリーとセットで使うことも十分に有りではないかと思えます。
どちらにしても、上記3台はWindows11で利用することはできないので、再利用の可能性としては、古いパソコンでもクリアできるくらいの軽いOSを導入するというのが良さそうですね。
現状でそれなりに使えるOSということを考えると、ChromeOSとして提供されているChromeOS Flexを導入しようかなと当初は考えていたのですが、それだとChromebookと同じように、常にオンラインで使うことが前提になります。
最近になって、軽いLinux Mintあたりを上書きでインストールしてしまうのはどうか? という風にも思うようになりました。以前、ChromebookにLinuxを入れていたのですが本体のメモリを圧迫するようになり、現在はLinuxをアンインストールしています。LinuxをChromebookに入れることによって、オフラインでも使えるだけでなく、Windowsで使える日本語入力「Google日本語入力」と同じ設定ファイルを使って日本語入力環境をセットできる「Mozc」が使えるので、私にとっては最良の文字入力マシンとして活用できる目処が立ちます。
今のところ、LTE通信が可能なLenovo IdeaPad D330にLinux Mintを入れてみようかなという風に考えているのですが、OSのサポートが無いことと、Microsoft Officeが使えないという事が具体的なディメリットではあります。また、プリンターやスキャナーなどの周辺機器が使えなくなる可能性もあります。ですから、メインで使っているWindows10が導入されているパソコンが有る場合には、導入した後の問題が発生しても何の保証も受けられなくなるので、安易な導入は危険かも知れませんが、すでにメイン機を別のパソコンに変えているような方は、無料で使えるだけでなくサポートも長期行なわれることが期待できるLinuxにして古いパソコンを活用することができることは覚えておいて良いと思います。今後、時間がある時にでも、実際にLinuxへの乗り換えはやってみたいと思っています。