このブログでは様々な物品について、基本的に(というか企業提供とかはないとでほとんど)自分で購入したものを紹介しているのですが、さすがに自腹で購入できるものには限りがあるので、購入する前にできればじっくりと考えたいものです。
ただ、購入すべき物の中には、物理的に壊れていなくても製品としての寿命になってしまうものがあります。それは、スマホやパソコンといったもので、OSを使って動いているハードというのはOSのサポートが切れてしまうと、インターネットに接続して使うことが前提となっているだけに、セキュリティの面から使い続けると中の情報を抜き取られるなどの被害を受けてしまう可能性があります。
逆に、物理的に壊れなければ長く使えるものもあります。ただ、その際に注意したいことは、先日も書きましたがコードレスに特化したあまり、内蔵充電池を使って動かすものが多いので、中の電池が消耗してしまった場合、メーカーが内蔵電池の交換サービスなどを行なっていない場合には、コードレスのメリット自体が無くなってしまいます。そうなると、買い換えになったり粗大ごみとしての運命が待っているかも知れません。
車中泊やキャンプ、レジャーなどでコードレス運用が可能な家電というのは便利には違いありませんが、私はそういったニーズがある場合にはACコード(DC用のシガーソケットでも使えればなお良い)とポータブル電源を併用して使うことを基本に製品を選んでいます。もし、消費電力が少ない家電の場合、本体に内蔵するバッテリーがなく、一般的なモバイルバッテリーでも動くようなものにすれば、大きなポータブル電源をセットにする必要が無くなりますので、ほぼコードレスという感じで使えるものになるので、こうした製品があると有り難いですね。
どちらにしても、電池を内蔵しないことでバッテリー回りのトラブルが無くなるだけでも良いと思うのですが、それともう一つ気を付けたいところがあります。ACコードをコンセントに繋いで使う家電の中には、ACアダプター付きのものと、そうでないものがあります。ACアダプターというのは、基本的には対象製品専用のものが付いているのですが、逆にこれがないと動かせないというのは個人的にはちょっと困ります。また、専品に付いているACアダプターと間違えて別の製品の規格の違うACアダプターを接続して使ってしまうと、最悪の場合、事故に繋がる可能性もあり、部屋から持ち出す時や配置換えの時などナーバスになります。
そういうこともあり、電源機能が本体に内蔵されており、本体からコードだけが出ているモデルを選ぶという傾向が私にはあります。よくあるメガネ型のコード差し込み口がある家電であれば、コード自体は使い回しが効きますし、安全上の事をそこまで気にすることはありません。
スマホや、最近のパソコンでは専用のACアダプターではなく、汎用のUSBタイプCのケーブルで接続可能なものが多く、私もスマホとパソコン、その他の電子機器の電源コードがUSBタイプCで共用できるものをできる限り選んでいます。家で使うだけでなく、野外や宿泊を伴う旅行で使うような場合も、できるだけ持って行くものを減らすという観点から、性能うんぬんを購入に際して調べる熱量以上に、その製品の電源回りはどうなっていて、今使っている他のものとの共通性があるか? ということを考えながら選ぶのが良いのではないかと思います。そういう意味でも、ネットで購入するつもりであったとしても、実際に製品を手に取って事前に確認することは結構大切だったりします。
あと、スマホ・パソコン以外はある程度技術の進歩がゆっくりで、一度買うとしばらくは画期的な製品が出てくるまではスタンダードな物として使えるものを選ぶというのも、無駄にお金を追加投資することがなくオススメです。私の場合、今年は勢いで天体望遠鏡や双眼鏡などを揃えましたが、これらの製品は基本電源フリーで使えるのでかなり長い間使い続けることができます。一部スマホからコントロールできるような星の自動導入などの機能がある架台がありますが、スマホはどちらにしても買い替えなければならないため、その製品自体が使えなくなることは当分の間はありません。
そういう意味では、スマホ・タブレット・パソコンというのは、どうしても買い替えの必要性があるものであるので、最低限自分が使っていてストレスを感じないくらいのCPU性能があれば、なるべく安いものを買い替えるというスタンスで購入計画を立てます。私が使っているのはAndroidやWindowsなので、安い製品は色々あります。iPhoneやMacの場合はそうでない場合もありますが、最近は中古市場も活発になってきており、Androidよりは製品としての寿命が長いiPhoneの場合、新品ではなく中古で購入するとか、電池や外装交換をして長く使うことでコストを抑えるという方法もあります。どちらにしても、ほんの一部の例外を除き、今使われているスマホ・タブレット・パソコンが残しておくことで価値が上がるということもありませんので、定期的な買い替えを考えながら情報収集をするような事は今後も大切になってくるでしょう。