格安リゾートホテル利用の松本・浅間温泉への旅(5)伊東園ホテルズの概要は

松本の美術館やイオンモールで時間を調整し、インターネット予約をした午後4時に着くように市街を車で出発しました。温泉街がどうなっているかも良くわからない中でしたが、カーナビの通りに車を進めていくと、市街地からいきなり温泉街に入ったと思ったら、そのまま無事にホテルに到着することができました。ただし、伊東園ホテルズの旅館は、それまである建物をそのまま活用するのが基本なので、場所によって注意点はどうしても出てきてしまいます。

今回利用した浅間の湯ですが、ホテルに隣接する駐車場はありません。ホテル玄関のところには担当の社員の方が立っていて、予約している旨と氏名を言うと、当日の予約状況を確認の上、駐車場までの経路が書かれたマップ状の書類をもらえます。温泉街は坂があり道も狭いため、ホテル宿泊者用の駐車場までは離れているのですが、事前にちゃんと説明をしてもらうことで、地図の通り進むと広い駐車場に出ました。

もらった書類には、駐車場の中のどこに停めるのか、番号で指示してあります。当然ながら別の番号のところに停める事はトラブルの元になりますので気を付けましょう。駐車場から徒歩で移動する場合には、ショートカットできる歩行者用の道があるので、すぐホテル玄関まで入っていけます。フロントにも係員の方がいて、予約の確認および宿泊代の支払いをこのタイミングで行ないます。ペイテレビなど、後からお金のかかる設備は部屋にないので、請求された金額を払えば追加払いは基本ありません。私はクレジットカードで支払いました。クレジットカードはICチップ搭載のタイプで、4ケタの暗証番号が決済には必要になります。

フロントの横には浴衣が各サイズならんでいて、宿泊者はそこから自分に合うサイズのものを持って行くことになります。帯や上掛けなどは部屋にあり、タオル・バスタオル・歯ブラシなども部屋にあります。キーは昔懐かしい物理キーを渡され、あとは自分で荷物を部屋まで運ぶことになります。私たちに割りふられた部屋は四階でした。
部屋を開けると布団はすでに敷いてあり、お湯とティーバックの緑茶(経営上関係ないですが伊藤園のお茶でした)、それとゆべしと豆菓子が添えられています。空の冷蔵庫は私の部屋は2ドアで、これはラッキーでした。持ってきた保冷剤を冷やしつつ、ナルゲンボトルで作ったお茶を滞在中は冷やしておけます。事前に食べもの、飲み物を持ち込んでも大丈夫なようにはなっています。
温泉は露天は無しで、景観の違った内湯が2つあり、夜(12時まで)と朝(5時から)に男女のお風呂が入れ替わります。自販機の他、冷水を飲めるサーバーが用意されていますので、とりあえず湯上がりの喉の乾きをお金を持って来なくても癒せます。

さて、伊東園ホテルズのお楽しみは、二食付きが基本(一部の予約サイトでは朝食のみや素泊まりのプランもあるものの、それほど価格は違わないので基本プランがおすすめです)なのですが、夕食はビールや日本酒、ワインや酎ハイなどの飲み放題が付きます。チェックインをする時に食券をもらえ、そこには利用時間が書かれています。到着時間によって二部制になっているようですが、個人的には開始時間にすぐ行くようにしないと、多くの人が利用するため、食べようと思っていた食材がすぐに無くなってしまう恐れがあるので注意しましょう。

食堂は元宴会場のようなところで、入場前に食券を出すと人数別に分りふられたテーブルを利用するよう言われます。そこで働いていた人の中にはアジア系のそこまで日本語がうまく喋れないような方もいて、どのテーブルに案内されたのかちょっとわからなかったということもあったのですが、システム自体がシンプルなため、そこまで戸惑わずに済みました。食器は9つの小さな区画に分けられたお皿が主で、御椀やお皿などもあります。松本だけに夕食にはお蕎麦もありまして、自分で冷・温どちらにするかを選んで利用できます。

というわけで、私の取った夕食のお皿を写真撮りましたので紹介します。普通のバイキングと違って一品取れる量が少ないので、そこまでお腹パンパンになるまで食べるには、意識して何回も取りに行かないといけませんが、私はそこまで量を食べるよりもお酒を飲みながら必要な分だけ食べられる、伊東園ホテルズのバイキングは気に入りました。

何と言っても、週末も繁忙期も関係なく一律料金というのは有難いです。ですから、良いお部屋を早く予約して、日常生活からのリフレッシュを狙うような方々が多くいるという感じなのかも知れません。

ただ、良くも悪くも現在伊東園グループで運営しているホテルは、買収前の状況によって快適度に差が出る可能性は当然あります。バブル時期に団体客を招致して大きくなったホテルが経営がうまく行かなくなった状況でそのまま買い取っているので、最新の設備は期待しない方が良いです。というわけで、一応の伊東園ホテルズ浅間の湯の紹介はここまでにしますが、次回は今回泊まった部屋について、もう少し深く掘り下げてみようと思います。

(5)おわり

カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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