先日購入した、雨除けのフライシートを省略することで安く売られているテンマクデザインの「モノポールインナーテント」を展開してみました。元々は、屋根やタープなどで雨をしのいだり、モノポールテントのような、床がないテントの中に設営することで、手軽なキャンプに使うことを意図したテントなのですが、私の使い方というのはちょっと違います。
車の中にフラットなスペースが作れたらその中で設営して使ったり、冬に室内で設営して暖房費の節約を計る手段になります。また、災害時においてプライバシーを確保するために使うことができます。ただ、完全に外から見えなくするためには、ブルーシートのようなものでも良いので、テントの上に掛けたりする必要は出てきます。
今回、自宅で使うことを想定して、以前から用意して必要に応じて使っている「コット」と合わせてみることを試しました。室内であればインナーテントを濡らす恐れはないので、気軽に使えます。室内なので風の影響もないので、そのまま設営したテントをコットの上に載せるだけです。
このような感じでコットの上に載せて利用すると、マット類の用意も必要ありません。枕と寝袋(真夏の場合はメッシュにしてタオルケットでも良い)を別に用意すれば良いでしょう。車中泊の場合最初から組み上げて出発すれば、眠たくなったらすぐにテントの中に入ることで、すぐ寝られる状態になります。軽ワゴンでも十分な寝心地を得られますが、事前に写真の状態のものを設営して、その寝心地を確かめるためにインナーテントの中で実際に寝てから車中泊用にすることをおすすめします。
コットとインナーテントの購入額は、二つ合わせても1万円かかっていません。海外からの旅行客とホテルの取り合いになる中で、人気観光地ではビジネスホテルの利用料が上昇する傾向にある中で、同じお金を使うなら現地で美味しいものをたらふく食べたいと思うなら、仮眠しながら移動するこうしたスタイルというのは十分にありだと思います。
以前にも書きましたが、車の中でインナーテントの中に入って寝る前提であれば、あえてキャンピングカーでなくても、コットが置けるフラットなスペースを出せる車であれば、とにかく車の中を快適な寝床として使うことができます。軽ワゴンで一人旅というのも良いですし、普通車のワゴンタイプであれば、テントとコットのセットを複数並べて置くことも余裕でできるので、キャンピングカーでなくても十分車中泊できるだろうと思います。
先日まで定価が5,060円だったものが、Amazonで22%引きの3,960円で売られていることを知って購入したのですが、Amazonの場合価格が短い期間で上下しますので、これを読んで製品リンクにある価格が上がってしまっていたら、しばらく商品をウォッチ対象にすることをおすすめします。
これを書いているのは4月から5月の時期で、元々はこのテントより価格が安かったはずのオールメッシュの「モノポールインナーテント メッシュ」の方が高くなってしまっています。これは、これから暑くなる中で需要が見込めるためなのかとも思いますが、車中泊に使う場合はメッシュのテントにしても暑いことは暑いので、扇風機やクーラーの設置を考えれば、あえてメッシュタイプよりもこのタイプを選んだ方が使える範囲が広く便利ではないかと思います。