災害用の備えとして湯沸かし用に考えたい「熱源」の分散化について

災害用の備えには絶対というものはありません。ただ、少なくとも水とトイレ、食料だけは必要になるので、そのための備えについて考えるべきだと改めて思います。水については日常的にスーパーの買い物ついでに純水を定期的に給水はしているものの、災害はいつ起こるかわかりません。ペットボトルの水を常に大量に買っておくという方法もありますが、自宅は広くなくあまり普段使わないものを置いておくのもどうかと思うので、今後は違う観点で水の用意や利用を考えておきたいと思っています。

基本として、もし大きな地震が起こった場合、水道の蛇口をひねって水が出た場合は、とりあえず浴槽に出尽くすまで水をためるようにまずはしたいものです。私の住む地域では、数年前に一部地域で断水が続いたこともあり、その時に用意した水用のポリタンクは持っています。ただ、タンクや浴槽に水を貯められても、飲める水が手に入るのかという心配が付きまといます。

そもそも、普通の水道の水でも浴槽に入ったものをそのまま飲みたくないと思う方もいると思います。そんな場合に備えて、今後はペットボトルに付けて水をろ過するフィルターを非常用として用意するのも有りだろうと思います。最悪の場合には近所の川から水を汲んできて、その水を飲めるようにする事も可能かと思います。ただ、フィルターを通しただけでは心配になる場合もあると思うので、その際にさらにできることと言えば、ろ過した水を煮沸消毒することではないかと思います。

しかし、災害によって自宅の水道だけでなく、電気・ガスも使えないという場合も有り得ます。そんな時にどうやって水を沸騰させる熱源を得るか、これは大切なことです。今まで、自分が準備してきたライフラインが遮断されても湯沸かしのできる手段としては以下の準備をしています。

・ポータブル電源と家電製品を使った湯沸かしシステム
・カセットガスが使えるカセットコンロやキャンプストーブ
・アルコール燃料を使ったキャンプ用の湯沸かし・炊飯セット
・ペレット燃料をウッドガスストーブで燃やす湯沸かしセット
・灯油を使ったケロシンストーブ(冬季は石油ストーブの方が実用的)

ポータブル電源の充電はソーラーパネルから可能ですが、ポータブル電源はミニ冷蔵庫の方を優先させたいので、どちらからと言うとキャンプ用品の流用と、日常的に冬季には使っている灯油を使った暖房とともに湯沸かしもするという形で考えています。

今の時期であれば、ある程度は灯油が自宅にストックされているので、そこまで考えなくても湯沸かしと暖房を兼ねることができるので、やかんをストーブの上に乗せておくことで安全な飲水を作れます。あとは沸かしたお湯をキープしたい場合は保温ボトルの準備もできると良いでしょう。

家に灯油の用意がない時期には、お出掛け先での湯沸かし用に一定のアルコール燃料は実は用意してあるので、湯沸かしからメスティンを使った自動炊飯まで何とかできるようにはなっています。災害時に追加のアルコール燃料が入手できるかはわかりませんが、さすがに多くの人がアルコール燃料を買い占めた、なんて話は聞かないので、ホームセンターやドラッグストアが営業をしていれば、何とかアルコール燃料は入手できるのではと思うのですが、すぐに入手できなくてもある程度のことを続けられるように、日々最小限のアルコール燃料で色々できるようにと考えます。

では、具体的にアルコール燃料を使って湯沸かしや炊飯ができるようにするためには何を用意したら良いのでしょうか。その辺については色々なパターンがあるのですが、今回改めて自分で持っているギアを再点検してみました。次回はちょっとマニアックになりますが、基本的には小さくまとまって全国どこでも入手できるもの(一部にはキャンプ用のギアもあります)のセットについて紹介させていただこうかと思います。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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