白昼堂々と高級品を強奪していく事件が起こる日本社会の変化は私たちも深刻に捉える必要がある?

高級時計、貴金属、ブランド品などを取りあつかうお店が夜でなく昼間に襲われる事件が最近しばしば起こっていますが、昨日の東京銀座において多くの人が通行している中で犯行が行なわれたというのはちょっとショッキングでした。普通なら犯行後に逃走するために人目に付かないような場所や時間帯を狙うのがセオリーだと思うのですが、犯行後拘束される可能性について考えていないかのごとく、すぐにお金になる物品を狙っての犯行は、今後も増えていくだろうと思われます。と同時に、私たちにとっても無縁ではないだろうと思います。

恐らく件の犯行グループは即時換金可能な物品やお金そのものを狙うだろうと思いますので、例えば時計やブランドバッグ、金製品などを持ち込んで即換金できるようなお店の場合、運悪くお店に訪れて査定を受けていた際に犯行グループが入店してきた場合、体に危害を加えられるだけでなく本来受け取るはずのお金を強奪されたりする事についてのリスクも感じた上で、慎重にやり取りをすべきだろうと思います。出入口を裏からにして、表との接触を避けることで危険を回避できるかも知れませんし、直接現金でやり取りをするのではなく、後日振込みしてもらうとか、電子マネーによる決済にするとか、多額の現金のやり取り自体をしないことによって、被害を防ぐことも可能になってくるでしょう。恐らく業者の方々にとっても、現物をお店に置かないような取り引きや、お客側も現物を直接お店に持ち込まないで、現品を荷物として送ることでリスクを下げるような取り組みも考えていかなければならないような気がします。

また、そうした高級品という認識はないものの、私たちの多くが普通に持っていながら極めて換金性の高い物として認識して置かなければならないものに、iPhoneのようなハイグレードのスマートフォンやスマートウォッチがあります。私は、さすがに3年から5年の分割払いにして市場価格10万から20万のスマホを日常使いにする気はないのですが、現在の日本では一番人気のスマホがiPhoneやApple Watchであり、中古市場では相変わらず人気で取引されています。

こうした状況を犯罪者側から見ていくと、明らかに無防備に、iPhoneを無造作に持ちながら使っている人が多いということは、高額転売を目的とした強奪事件が生まれやすいということにもなります。厄介なのは、銀座の高級時計などより一つごとの単価は下がるものの、組織で特定のスマホを狙い、SIMロック解除および海外への転売をかけるルートができてしまうと、全国で同じような事件が起こるものの、すぐに犯人グループが逮捕されるような事も起きにくくなってしまうかも知れません。

こんな事を考えるのは本当にいやですが、改めて多くの人に考えていただきたいことは、物によっては3年も使えないスマホを高額の費用を出して購入する意味があるのか? ということです。いったん購入して分割やレンタルでハイグレードなスマホを持ったものの、盗まれてしまったらどうなるでしょう。結局、残りの費用についても自分で支払う必要があり、レンタルの場合は当初の支払い金額より多い金額を出さなくてはならなくなります。とても買い換えのお金まで出せないという場合は、スマホやスマートウォッチ購入時にきちんと保証に入る必要もありますが、安いスマホやスマートウォッチで十分対応できるなら、そうした方向にシフトチェンジを行なうことも自分の生活を守るためには必要になってくるのではないかと思います。現在の傾向は、なかなか変わっていかないと思うので、スマホ関連の買い物については無理をしない方向で考えていくことも大切ではないかと思います。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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