大雨など厚い雲による受信環境の悪化があるテレビのBS・CS放送についてその対策を考える

2023年のGWの最後は、雨の天気になりました。単なる雨ではなくかなり強く降ったこともあり、特に北陸地方の方々は地震の後でもあり、常に天気や災害に対する情報を必要としたことだろうと思います。

こちらでは午前中からMLBのロサンゼルス・エンゼルス対テキサス・レンジャーズの試合をBS(NHKBS1)で観ていたのですが、やはりというか大気の状態が悪く、南東の方向に厚い雲が出現した際には放送が途切れる現象に遭遇しました。

以前からわかっている事とは言え、やはり自宅周辺の天候によって全く放送が見られなくなるだけでなく、予約録画も失敗するような不確定要素があるというのは、衛星利用の問題だと思います。

翻って考えてみると、今後地上にある携帯電話用の基地局の代わりに衛星からの電波をスマホで直接受けて通信を行なう衛星回線の利用について、天候の影響はどのくらいあるのかということも気になります。現在日本でも利用可能な「スターリンク」でも天候の影響でスピードが遅くなることがあるようです。今はもう終わった技術ですがADSLも雨の日などは遅くなったそうですし、携帯電話の電波も同じ傾向があり、以前固定回線の代わりに使っていた楽天モバイル回線も雨の時には速度低下していました。

現在は光回線にしたことで、昨日のBS放送が中断した時にスピードテストを行ないましたが、天候の影響を受けることはありませんでしたので、通信インフラが動作している状況の中では光回線を引いている場合はNHK+やABEMAのようなインターネットの同時配信をうまく活用してネットを使った情報収集をする方法を併用することを考えておくといいでしょう。

また、私はすでにBSアンテナを設置したことで利用はしていませんが、多くの光回線の場合には月800円ほどの負担をすることによって、ネット配信という形でBS・CS放送を見ることができるサービスがあります(NTTのフレッツ光系のサービス)。自宅付近ではそこまで天候の影響による放送が見られなくなるような事はそこまではないので、あえて契約はしていませんが、台風が頻繁に上陸するような地域では、基本的にBSアンテナを使っていても、放送のバックアップ用にネット上からテレビ放送を見られるようにしておく対策も十分に有りだと思います。

残念なのは、地上波についても技術的には同時配信(基本的には東京で見られるNHKおよび民放)は可能だと思うのですが、せめてテレビ送信施設が利用不可能になった場合には地上波放送についてもネット配信を行なえるような形にして料金が変わらないなら、個人的には加入するのも有りかなとも思うのですが、この辺も台風の多い地域に対しては積極的にサービスの範囲を広げるところもあっても良いのにと思えるのですが。


カテゴリー: モバイル活用ガイド防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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