動画配信サービスの「dTV」が「Lemino」に改名するに伴い料金は月額990円へ

日本国内における動画配信のサービスは、広告が入るものの膨大な動画を無料で楽しめる「You Tube」がまず思い浮かびますが、You Tubeの有料会員になっている方はどれくらいいるのでしょうか。私の場合は通販で送料無料という特典があり、さらには電力会社とのセットプランまであるアマゾンプライムがやはり国内では最も多くの利用者を抱えているのではないでしょうか。

動画配信の世界にも色々と変化がありまして、テレビ局が放送番組を再配信する「TVer」や「NHK+」のような無料で(NHK+の場合は見逃し配信を見るためには受信契約が必要になります)使えるアプリやサイトが出てきました。逆にそれまで無料で様々な動画を提供していたGyao!がサービスを終了したり、U-NEXTがParaviを買収したり、DAZNがDMMと提携したり、今後の状況にはにわかには見通せないものの、データ通信自体はスマホやタブレットで料金を気にせずに見続けることができるようになってきているので、今後果たして何が生き残っていくのか、その状況は自宅でネットを楽しむ方々だけでなく、車などで出先で動画を見るようなニーズもあると思いますので、今後の動画配信サービスの動向には興味を持って見ています。

今回、新たにドコモ系の動画配信サービスのdTVがサービスをリニューアルすることを発表したというニュースが入ってきました。今までは月額550円(税込)で利用できていたのですが、新たに名称を「Lemino」に変え、広告付きの無料サービスを提供するようですが、基本は有料会員勧誘のためのお試し的な内容になるのか? という感じで、「Leminoプレミアム」という有料サービスの価格は月額990円と実質的には値上げになってしまいます。

今後行なわれるスポーツ中継配信の目玉と言えるボクシングの井上尚弥選手の試合はプレミアムでなくても見られるようなので、今後はアプリを入れて大きなイベントを「Lemino」が独占配信するような場合にどうなっていくのかを見ていかないと、サービスに加入するのかしないのかの判断は付きかねます。

そもそも、様々な配信サービスがある中で、毎日動画配信のものを見るような人でも、複数のサービスに入ってメリットが有るのは、他のサービスと被らないコンテンツがあってこそだと思います。サッカーのJリーグをどうしても見たければ、DAZNの契約は必須ですし、特定のサービスに入っていないと見られないドラマなどを見たい場合には自分から入ることはあるでしょうが、漠然と様々な映画を見たいというようなニーズにどこまで「Lemino」が沿うものであるのか、今後の展開を待つ他ありません。

ただ、できることなら常に月額の料金設定ではなく、無料会員の人がボクシングの一試合のみを見たい場合にその一試合だけにお金を払うような仕組みができるなら、それはそれで面白いのではないかと思いますね。

私は先月から改めて自宅にBSアンテナを設置してテレビ放送契約の受信料も余分にかかることになりました。ただ、自宅にテレビサーバーを置くことで、テレビとの同時配信や録画した放送を出先で見ることはできるようになっています。衛星放送でも映画やドラマ、スポーツは多岐にわたって見ることができるので、そうした各TV番組でも見られないレアなものでないと、さらにお金を出す事に躊躇してしまうのが正直なところです。現在メインのアマゾンプライムについても、いつ急に値上げするかわかりませんし、新しく使いやすい新サービスが出てきたら乗り換える可能性もあります。そんな不確定な状況もある中、ドコモの「Lemino」はどんな形で運営していくのか、コンテンツを利用しながらじっくりと評価していければと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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