povo2.0はまだまだ試行錯誤中か?2023年3月下旬には7日間SNS使い放題を期間限定提供へ

多くの人はスマホ一台に1つのSIMカードを入れて一つの回線を使っているだろうと思いますが、たとえどんな素晴らしいプランでも、どこか「こういったサービスがあったらいいのに」と思うような事があるのではないかと思います。今出ているスマホの多くは、2枚のSIMが同時に使えたり、一方をeSIMにして2回線を使えるようなスマホが普通になってきています。

昨年のau回線の長い通信障害に苦い経験をした人からすると、メイン回線とは違った回線を予備的に使いたいと思っている方もいるでしょう。しかし、2回線となるとどうしても通信費の支払いが上がったりするため、躊躇したままの方もいるのではないかと思います。

個人的にはそうして一回線だけ使っている方で、その回線がdocomoかSoftBankの方であれば、基本料金0円でも維持することができるauの「povo2.0」を契約する事は悪くない選択ではないかと思います。au回線をメインで使っている場合には同じau回線に障害が出た場合にはどちらも使えずに終了となってしまいますが、docomoやSoftBank回線がつながらない場合、電話もデータ通信もauで使えるということになれば、いざという時には役立つからです。

ただ、povo2.0は単に0円で維持できる格安SIMというだけではありません。povo2.0のサービス自体がまだ固まっていないようなところがありまして、専用アプリからサービスのトッピングを選べるのですが、様々な「トッピング」が試験的に提供され、ユーザーの食い付きおよび加入状況のデータを取っているのではないかと思えるような多くの新しいトッピングを期間限定で提供し続けているのです。

今回新しく2023年3月下旬から提供予定の期間限定トッピングが7日間の「SNS使い放題」でしょう。具体的には、Instagram、Facebook、TikTok、Twitterがデータ使い放題になるものです。料金は直前になって出てくるそうなので、これを書いている時点ではいくらかわかりませんが、今後はこうした専用サービスに限定しての利用フリーのトッピングも展開していくそうです。

SNS使い放題のトッピングのみを付けた場合、対象サービス以外のデータ通信は低速で約60kbps前後くらいになりますが、メールくらいならそれでも十分でしょう。今回の内容にLINEが入っていないのは残念ですが、それこそ、災害が起きて連絡手段や現状起こっていることを発信するような場合には、安価にトッピングで安定して各種SNSが使えるようになると、ますます非常時のサブ回線としての利用価値は高まります。また今後出てくる予定の動画配信サービス関連のトッピングについても気になります。

個人的にはradiko利用についてのカウントフリー機能が付き、さらに全国の放送局を常に切り替えることができる「radikoプレミアム」をセットにして30日500円なんてトッピングがあれば、ラジオ専用として使う端末にしてキープするような事も考えるかも知れません。ついでに音楽配信サービスもカウントフリーで使えるようになれば、移動中には最強の回線になる気もします。

できるなら、こうしたトッピングは期間限定でなく常時使えるようになることで、メイン回線としてもサブ回線としても使えるとり回しの良さをpovo2.0に加えるような形で進化していけば、他の業者も色々とサービスについて考えていくのではないかと思いますね。


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