日本テレビの月曜夜7時から放送している「有吉ゼミ」の人気コーナー、芸能人が本気で不動産を購入するというコーナーの中で、見ている方もあっと驚くような結末を迎えたのがお笑い芸人の「みやぞん」さんが、お母さんのために買いたいという別荘の行方でした。
最終的には熱海駅から近い温泉付きの物件に決まりかけたようでしたが、ここで改めてお母さんの方から「熱海だけではなく国内の色々なところに行きたい」という希望を聞く形で、まさかの不動産の契約をしないで、番組の最後にちょこっと出てきた「キャンピングカー」の契約へと一気に流れていってしまったのです。
これまで、色々な別荘候補地を時間を掛けて見せられた中で、キャンピングカーの紹介というのはほんのわずかで、今回みやぞん母子が決めたキャンピングカーについては、その内容というものもどうなっているのか、他の候補も含めて圧倒的に見ている方もわからない中で契約まで進んでしまいました。ここでは、テレビを見ていて今回みやぞん母子が候補として考えたと思われる、ハイエースベースのキャンピングカーについて見ていこうと思います。
https://vehicleweb.co.jp/lineup/hawvelu/
まず、実際にテレビでみやぞんが購入したのが、上記リンクの「ハウベル」というキャンピングカーです。基本的に母子2人で出掛けるということで、ハイエースベースのものなら車内でくつろぎ、寝るには十分です。シートアレンジも簡単で、一応シンクと調理用の設備(冷蔵庫やガス台)は整っているものの、価格が諸経費込みで500万ちょっとと、装備を抑えて寝ることを中心に考えた上での選択かなとは思います。番組では最初に紹介した高額なベンツのキャンピングカーはさすがに大きすぎて置く場所もなかっただろうと思うので紹介については割愛し、もう一台、テレビではほとんど紹介されなかったものの、もう一台のハイエースベースのキャンピングカーは恐らくこれだろうと思います。
https://recvee.jp/01_camper/01_line/country_club/
上記リンクの「カントリークラブ」の特徴は、最後部に小さな防水のスペースを作り、そこにポータブルトイレとシャワーを置くことで、車外に出なくても体を洗ったりトイレを済ませたりすることができるようになっています。価格の方は「ハウベル」よりはお高目で、600万から900万と、いきなり買うのにはちょっと躊躇するかも知れません。
ただ、本当に日本全国を気ままに回るような旅をするなら、車内にトイレ設備は必要だと思います。もちろん安い「ハウベル」にポータブルトイレを入れて使うこともできますが、実際に車内でトイレやシャワーを使うことを考え、犬を連れての旅であれば、外遊びで汚れた体を洗うためにも、やはり車外からも車内からもアクセスできる、防水のシャワー室があるというのは心強いでしょう。別荘を買うための資金があるのなら、「カントリークラブ」の方が良いでしょうし、別荘からキャンピングカーへのいきなりの変更によって、色々な装備のあるキャンピングカーを見る時間を持てなかったことの後悔が今後出てくるのではないかと、余計なところまで心配になってしまいます。
ただ、それでも温泉付の別荘となると、もはや現在住んでいるところから引っ越してずっと住むようでないとお金がもったいない(誰も住んでいなくても毎月の温泉の管理費がかかり、建物の消耗も進む)と思いますので、実際は何も買わないわけにはいかなくなったみやぞんサイドが、番組のコーナーを成立させる折衷案として出してきたのがキャンピングカーだったのかと疑ってしまいます。
テレビの人気者になると、テレビの企画ですごい価格の買い物をさせられる、今回のようなコーナーを任されてしまうという点で、その点は同情するしかないものの、あくまで個人的な見解では、あえてキャンピングカーも買わずに、母子で全国のリゾートホテルを回る方が、お母様にとっては何度も満足ができたのでは? と思ってしまいます。キャンピングカーを買う場合にも、やはりそれなりに回数を動かさないと正直元は取れないと思いますので、今後のみやぞんさんのキャンピングカーの使い方にも注目はしていきたいと思います。