カーシェアサービスの「ナイトパック」で車中泊の是非とその代替案

現代はスマホからさっと予約すれば電話を掛けたりして交渉する必要なく必要なサービスを受けることが当り前になっていますが、そうした流れを受けて、「これはマナー違反ではないもののいかがなものか?」というようなサービスの利用方法があるのだそうです。

というのも、もし終電を逃して始発電車を待つまでの間を過ごす時に、色々な対応策があるかと思いますが、私がネットニュースで見た一つの方法が、「カーシェアサービスのナイトパックを利用して車中泊する」というものがあり、カーシェアサービスを提供している会社ではちょっと困っているのだそうです。

ちなみに、大手の「タイムズカーシェア」では夕方6時から翌朝9時の間にカーシェアを利用する場合には「ナイトパック」料金が適用され、「ベーシック車種(軽~コンパクトカー)」で2,640円の基本料金と、走行距離1kmごとに16円がかかるようになっているのですが、始発待ちの車中泊利用者の中には車をカーシェアサービスのスタート地点から動かさずに、車中泊に利用して返すのですが、中にはアイドリングをしながらエアコンを使ったりスマホの充電に使ったりということをする方がいるそうなのです。

これだと、夜間とは言え、カーシェアサービス側の駐車場が空かないので、次の利用者が使おうと思ってもその場が埋まってしまっているので、営業に一部支障が出たり、アイドリングをすることで周辺の家などへの迷惑行為になり得るという話が出ています。こうした利用者が増えれば、その場に留まっての利用が制限される可能性がありますし、走行距離以外にも使ったガソリン(電気自動車の場合は使用電気量など)分にも請求が出てくる可能性があります。

それでも借りた車の中で車中泊をしたい場合には、自分で車を近くのコインパーキングまで動かしてそこで車中泊をする分には文句は言われないと思いますが、その前にお酒を飲んでいた場合には車を動かせないのでアウトになります。まさに、カーシェアサービスの隙間をつくような利用の仕方ではあるのですが、同じようにスマホから予約をして使うのだったら、私ならネットカフェのナイトパックを利用するかなと思います。

ちなみに、ネットカフェ大手の「快活クラブ」ではナイトパックを提供している所としていないところがありますが、首都圏の新宿歌舞伎町店では午後6時から翌午前4時までの入店の場合、入店から8時間までなら2,650円で個室が空いていれば利用可能です。ネットカフェはフリードリンクでシャワールームもありますので、借りた車の中で過ごすよりも快適ではないかと個人的には思います。

もちろん、ネットカフェの個室が埋まっている場合や、最寄りの駅にネットカフェがないという事があれば、あくまで個室を求めるならカーシェアサービスの車中泊利用というのは緊急避難的には有りという気もしますが(最悪車の定員分は中で寝られますが、エコノミークラス症候群になってしまう危険性があります)、今後カーシェアサービスの車中泊利用の場合は、少なくとも自走できる状態で利用し、近場で車中泊するにしてもアイドリングは極力控えるような事を心掛けた方がトラブルを未然に防止できると思います。

また、このニュースが入ってきたタイミングがたまたまと言うかエアコンを使わないと熟睡できそうもない真夏だからということもあり、アイドリングが問題になるという気もします。レンタカーやカーシェアサービスが駅前にあっても、地方のネットカフェは駅前というよりも車で出掛けやすい場所にあったりしますので、真夏に泊まるところがなく途方に暮れた場合には、カーシェアで車を借り、近くのネットカフェへ移動し、ネットカフェのナイトパックで夜明かしをするというのも、料金によっては考えてみてもいいかなと思います。


カテゴリー: 車中泊・車関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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