前回紹介した持ち運びできるステンレスストローを使っての水分補給を考えた時、真空断熱ボトルで利用する場合には、片手で簡単に開けられ、呑み口の穴にストローが入るものが一番いいのではないかと思って、手持ちのボトルの中でワンタッチオープン機能のあるボトルで試してみたのですが、一気に中味が飛び出ないためでしょうか、微妙に太いストローが入らない構造になっていました。
そうなると、また新しくボトルを買い足さないとダメなのかと思ったところに、一つ閃いた製品がありました。保温性能が高く山用のサーモボトルとして評価の高いモンベルの「アルパインサーモボトル」に、カップと断熱材入りの中せんの代わりに片手で開けてそのまま中味を飲める「アクティブリッド」を付け替えただけの「アルパインサーモボトル アクティブ」という商品名で販売されているのです。ただモンベルでは従来のカップ付き(主に保温用)とアクティブリッド(直飲み保冷専用)を一本のボトルで使い分けるため、「交換用コップセット」と「交換用アクティブリッド」を単体で販売しています。価格は660円と安いので、どちらかのボトルを買い、リッド交換をすれば2通りの用を成すボトルとしてアルパインサーモボトルを使えるようになるのです。ちなみに現在、アルパインサーモボトルの0.35Lを保有しています。
昨日、早速近くのモンベルストアへ行き、そのアクティブリッドを開けるとストローは入るのか? という事を確かめてみたのですが、これが問題なくストローが入ることを確認した上で、交換用アクティブリッドを買って帰ってきました。ダイソーのケース付き伸び縮みするストローを入れた写真がこちらになります。
ちなみに、この交換用アクティブリッドはアルパインサーモボトルの0.35Lと0.5Lの穴の大きさに対応するのですが、ストローを差して使うには、写真を見ていただければおわかりの通り、0.35Lのものの方が安定すると思います。この0.35Lというのは、カップヌードル一人前分として利用できますし、珈琲を飲むならぎりぎり2杯分と、ソロで使うにはかなりバランスの良いサイズだと思います。ペットボトル飲料(炭酸以外)を入れる場合には少し余るわけですが、購入時に余った分だけ飲み、残った分をボトルに入れて飲むようにすれば、規則的な水分補給には良いのではないでしょうか。
ちなみに、アルパインサーモボトルの価格(0.35L)の価格は3,300円とそれほど高くありません。0.5L以上のものについては、ストローの利用に不安があるということと、保温性能およびその価格で比較すると、ニトリの出している山用ボトルの方が若干大き目にはなるものの、性能は高くなおかつ安いので、個人的には0.35L一択だと思っていますが、すでに0.5Lのアルパインサーモボトルを持っている場合は、単に交換用の部品を買うのではなく、最初からアクティブリッドの付いた0.35Lのモデルを買い、必要に応じて相互のリッドを付け換えて利用するというのもいいかも知れません。
個人的には今回のアップグレードで、水分補給のための常時持ち歩きボトルをアルパインサーモボトルアクティブタイプにして、直飲みとストロー利用の二刀流として使いながら、お湯を持って行きたい場合にはコップタイプにして使うような三刀流の使い方をしようと思っています。