もはや事業者などでなければ固定電話を解約してしまった方が良いのでは?

ウクライナで今起こっている様子を日本にいながらにして知ることができるのは、インターネット網がウクライナでも整備されていることはもちろんですが、自宅が爆撃されたり防空壕に逃げ込んでも無線で世界とやり取りすることができる携帯電話を持って移動することができるからだろうと思います。

実際、我が家でも固定電話はADSLの解約とともに思い切って解約してしまいました。今まで自宅にかかってきた重要な電話は、親戚などには固定電話の番号に変えて携帯電話の番号を知らせればいいだけの話ですし、固定電話のあった頃は、ネットに使う他はこちらから掛けることも必要な電話がかかってくることもほとんどなく、たまにかかってくるのは各種営業の電話や世論調査の電話でした。さらに、スマホを持って出掛ければ、日本国内どこにいても今まで自宅に掛かってきた電話を直接手元で受けることのできるメリットがあります。

私が固定電話を解約した理由の一番である、営業電話の中でも特に多かったのが今あるアナログ電話を光回線にという勧誘電話だったのですが、今は逆に光回線にしてあるとこうした営業電話を断ると、「インターネットを使わないなら光回線をアナログ回線に戻しては?」という通称「アナログ戻し」という新手の勧誘電話についての被害が増えているという話を聞きました。

この場合には相手はNTTを名乗ったり、契約代行をするからとか色々あるようですが、実際にNTTに依頼して昔のアナログ回線に戻した後に、毎月身に覚えのない請求が来ていることに気付いたら、それが光回線をアナログ回線に戻すための「相談料」であったり、言葉巧みに契約した覚えのない「生活サポートサービスの利用料(月5千円程度)」であったりして、毎月のサービスは必要ないと言うと、さらに高額な「解除手数料」を請求するというものであるらしいです。

本当に、こんな事が行なわれているのかと思うと、強い憤りを感じざるを得ません。恐らくこうした業者は、必要もないのにアナログ回線を光回線に電話で勧誘し、契約変更させた先をリストアップしており、そうした情報弱者に向けて、さらにお金を巻き上げるために「アナログ戻し」を提案するのではないかと思います。

そうなると、さらに悪質な勧誘で「アナログ戻し」をさせられた家はリストアップされ、また「光回線契約」のための勧誘電話がかかってくるのではないかと思ったりします。できれば、こうした負の連鎖はどこかで断ち切らなけれはいけないと思いますが、やはり問題というのは過去の電話帳にも載っていて、詐欺対象のリストに載っているであろう市外局番から始まる固定電話の番号自体を契約解除してしまうしか方法がないのではないかとすら思ってしまうのです。

普通のスマホを使って電話に出たり、自分から掛けられるなら、スマホに掛かってきた電話が電話帳に登録されていて、相手の名前が出ることで安心して通話することができますし、知らない電話番号から掛かってきた場合、その電話の正体を分析するアプリもあるので、非通知だったり電話番号しか出ないもの(特に0120からのものは業者である可能性大)には出ないことを徹底させることができます。固定電話の場合、通常はナンバーディスプレイは有料ですし、とにかく以前から番号が色々なところに知られているということで、今後も携帯電話と違って桁違いの営業電話がかかってくる可能性がある中で、スマホのようにかんたんにかかってきた番号の分析はできません(専用の機械を通せば可能ですが月々の利用料がかかります。スマホならフリーのアプリでほぼ同じ事ができます)。

ということで、私の知り合いで固定電話を契約し続けている人には、固定電話を携帯電話に変えてしまうことも選択肢の一つであることを、特にお年寄りだけのご家庭の場合はお話してあげようと思います。電話番号を変えることは、心当りのある相手に連絡するなどかなりエネルギーを使いますが、もし番号変更を知らせていないところで、必要があって電話を掛けることがあっても、どうしても連絡を取りたい知り合いであれば「この電話番号は現在使われておりません」というメッセージが聞こえてきたら、郵便で連絡が来るとか直接訪れてなど、連絡は必ず入ると思いますので、電話番号をスマホに一元化という事をこのブログではおすすめしておきます。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す