ポケットストーブ専用の風防を導入 KM Global Worksの専用風防の使い勝手は

限られたスペースの中にソロ用調理グッズを収めるためには、あらゆる方向からの検討が大切だと思います。前回紹介したクッカーのメスティン一本化もそうですが、最小の火器とゴトクを考える場合、多くの方が導入されているであろうエスビットのポケットストーブおよび、おびただしい数の模倣品を軸に、燃料を固形燃料にするのがセオリーだと思います。

私の場合、そのセオリーから外れますが、たまたまネットを徘徊していてポケットストーブの中にすっぽり収まり、さらに一合の炊飯なら20mlのアルコール燃料で自動炊飯できるハンドメイドのアルコールストーブを使っています。この場合、長期にわたって燃料を保管していても固形燃料のように縮むこともなくゴミも出ません。ただこうしたアルコールストーブでも、固形燃料でも外でポケットストーブを使う場合には風の影響を受けるので、風対策としての風防が必須アイテムとなります。

先日まではこうしたミニマムセットに合わせる形で、複数の羽を広げるようにしてポケットストーブの回りを囲み、外からの風をシャットアウトする小型のウィンドスクリーンをソロセットに導入していたのですが、今回購入した風防は単なる鉄の板にしか見えないかも知れませんが、何とポケットストーブの側面にはめ込むことで直方体を作るようにして中に入れた熱源を風から守るという仕組みです。

この風防は広島県福山市のKM Global Worksという会社出していて、国内の工場で作られたものらしく、ネットでも日本製であることをうたっていました。何しろ、私が今使っているのは本家のエスビット製のポケットストーブではなく、恐らく中国製と思われる模造品なので、ぴったりはまるのか心配でしたが、模造品と言っても大きさは本家とそっくりなので風防もぴったりはまることを確認できました。

このように、長い側面の部分にぴたっとはまり、全体が風を通さないような形になります。この上にメスティンを乗せれば、強風の時には私自身が風が吹いてくる方向に座ることで、アルコールストーブの火力には影響は出ないのではないかと思われます。

さらに、ポケットストーブは角度を付けることでシェラカップなどもそのまま乗せて調理することができるのですが、この風防はその点も考えて作られているので、写真のように角度を付けてもぴったりとはまったままになっています。
このように見ていくと、最小の構成でも最大の効果を挙げることが期待できる製品になっていることがおわかりだと思います。私が購入した金額は880円(税込)と決して安くはありませんが(Amazonの他楽天やヤフーショッピングに出品されている模様ですが、品切の場合もあります)、荷物を減らして最大の効果を上げるためには高くはないように思います。今回の導入で、かなりバッグの中がすっきりして、小物はほとんどメスティンに入れることですっきりさせることができました。今後は実戦で炊飯などを試しつつ、風防としての能力も試しながら、さらに持ち出して様々な調理に使えるような組み合わせを模索していきたいと思っています。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す