Suica・PASMOのロック対策について考える

常日頃から公共交通機関をSuica・モバイルSuica・PASMOで利用されている方は問題ないのですが、日頃全くモバイルSuicaを使わないながらも電車移動の際に券売機の使用を避けるために交通系ICカードを持っている私が今回、まさかのトラブルに見舞われてしまいました。

先日、関東近郊へ出掛け、移動のほとんどは青春18きっぷを使って有人改札を出入りしていたのですが、一区間だけJR線でない地下鉄を利用した際に悲劇は起こりました。スマホにセットしていて残高もきちんとキープしていたモバイルSuicaを自動改札にかざして通ろうとしたところ、まさかの赤い×印が表われ、改札を通ることができなくなりました。

幸い、人が多くいる時間ではなかったので、人の流れを止めてしまうことはなかったのですが、運が悪ければ後方から早く改札を抜けたい人から睨まれてしまうことは普通にありそうな事で、今回、そちらの方のトラブルにならなくてほっとしました。

一緒に地下鉄に乗ろうとした人にこの症状を訴えると、とにかく駅員さんのところへ行って不具合を解消してもらった方がいいと言われ、すぐそばにあった有人改札に行ったところ、「このモバイルSuicaは長期間利用されていないのでロックされています」と言われ、その場でロック解除をしてもらったところ、今まで全く通れなかったのが普通に通れるようになりました。私のように日常的にはモバイルSuicaを使わず、たまの休みや用事で電車に乗る時に使おうとしている人がよく陥るトラブルのようです。

改めてネットを調べたところ、どうやら半年間モバイルSuicaを使っていない場合にロックがかかるようなのです。ちなみに、前回私がモバイルSuicaを利用したのは端末の履歴を見るとちょうど6ヶ月と10日が経過していまして、あと10日早く使っていれば通れないことは起きなかったということがわかりました。過去にはこんなに長い未使用期間がなかったので気付かなかったのですが、これは自分にとって盲点でした。

私と同じように普段は全く使わないながら、ゴールデンウィークやお盆、年末年始にちょこっと移動する用にSuicaやPASMO、モバイルSuicaを持っている方については特にこれからの年末年始の時期については気を付けた方がいいと思います。スマホに入っているモバイルSuicaの場合、端末を操作すれば過去の履歴が出てきますので、そこで前回の利用日時を確認し、もし6ヶ月が過ぎていた場合には先に有人改札に行ってロック解除の手続きをしてもらってから自動改札に向かうようにしましょう。

もし、カードのSuicaやPASMOで履歴がわからない場合は、同じように有人改札で自分のカードがロックされていないか確認してもらう方がいいと思います。また、ロック解除の代わりに残高にチャージを行なうことでもロックが解除になるという情報がネットでは紹介されていますので、有人改札が人であふれていて、恐らくSuicaの残高もないような場合はいったんチャージをしてから自動改札に向かうようにするのが賢いやり方だと思います。

逆に言うと、残高をほとんど使い切るような形でその時のSuicaの利用を終了した場合は、すぐにチャージするのではなく、次回新たに利用することがわかった段階でチャージをした方が6ヶ月のロックにかかりにくいということも言えると思います。混雑する改札口で人の流れを自分のせいで止めてしまうということは、いかに自分が知らない事とは言え避けたいことだと思いますので、これからの季節、普段使っていない交通系ICカードを使う機会がありそうな方は、「前回自分が使ったのはいつだったのか?」ということを考えながら必要に応じて対処するようにしておきましょう。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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