モバイル利用にも便利なThinkPadキーボード

中古パソコンの交換にともない、キーボードの全体的な幅が若干狭くなったような感じになりましたが、代わりに右側にテンキーが付いたので、これはこれで便利になりました。ただ、これは富士通のパソコン全般に言えることなのかも知れませんが、こちらは普通にキーを打って作業をしているつもりでも、手首などがタッチパッドに触れ、その事によってポインタが飛ぶことがしょっちゅうで、こればかりは代替機でも同じ症状が出てしまい、この点についてはハード的な不具合というよりも富士通のパソコン特有の問題なのかなという感じになってしまっています。

この状況を根本的に改善するためには、「Fn」キーと「F4」キーの同時押しでタッチパッドの操作を無効にし、改めてマウスを接続してポインタの移動やドラッグなどはマウスにしてしまうことが一番楽なのですが、もう少し何とかならないかなと思っていました。

実は、前のノートパソコンに「S」のキートップが剥がれてしまった不具合が出た時、ある程度仕方ないということで、たまたま安かった時に買っておいたLenovoのThinkPadキーボードのBluetooth版を接続して使っていたのですが、このキーボード良さを改めて感じてしまい、現在も使うことが多いです。

別に富士通のノートパソコンの事を悪く言う気はないのですが(^^;)、新品価格ではそれほど他社と違いはないのですが、先述のタッチパッドの不具合についてもそうですが、きびきびと指を動かして速やかに文字を入力したいと思っても、自分の指の動きと頭の中の意志にキーがついていかないという感覚がはっきりしてしまったところがあります。早くキーを打てば打つほど、少しキーパッドの中心からずれてしまうこともあるのですが、そんな時にも確実にキーが押されて画面に表示されないと、そのところで次への思考がストップしてしまってストレスになってしまうのです。

これは、LenovoのThinkPadキーボードでは全く感じることのない感覚で、やはり昔から考えられて設計されたキーボードとそうでないものとの差を感じることになってしまいました。このキーボードはかなり薄いので、ノートパソコン用のバッグに一緒に入れて持ち運びすることもできるので、気合いを入れて長文を書く時にはノートパソコンのキーボードの代わりに使うことにしています。

LenovoのThinkPadキーボードのもう一つの特徴として、「G」と「H」の間にある「ポインティングデバイス」の存在があり、マウスがなくてもキーボードのホームポジションから手を離さずにほとんどの作業ができてしまいます。こちらの方は急にポインタが飛んでしまうような事はなく、本当に使いやすい道具という感じです。

キーボードの評価というのは人それぞれあるとは思います。私自身も様々なキーボードを試し、高価なHappy Hacking Keyboardも使ってみましたが、ワイヤレスでつながりマウスもいらず、ちゃんと自分の思考と入力速度に付いてくるだけの品質を兼ね備えたキーボードという意味ではこのキーボードは優秀です。もちろん、長くこのキーボードを使っていればキートップの部分が壊れてしまうこともありそうですが、その時にはまだLenovoがこのキーボードを出していれば半額セールの時にでも買い足してもいいですし、この製品は充電用の端子がmicroUSBなので、新しくType-C端子が付いたものが出ればその時に買い足して併用してもいいと思っています。

それにしても、今使っているノートパソコンは恐らく大企業か役所でリースされていて5年くらい使われていたと思うのですが、かなりの量が出回っているにも関わらず、私が感じたようなキーボードとタッチパッドについての不満が現場から出ていなかったのかという事については単純に疑問を感じてしまいます。たぶん長文を打つような仕事に使うことがほとんどないような使われ方をされる事が多いのかとも思いますが、富士通もかつては親指シフトという日本語入力システムを開発し、ワープロの世界ではそれなりのシェアを持っていたのですから、もう少し自社製品のノートパソコンのキーボードとタッチパッドに気を配った製品を出した方がいいのではないかと思ってしまいます。


カテゴリー: ノートパソコン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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