中部横断自動車道の富沢IC~南部IC間が11月17日に開通

先週末に静岡から山梨県を回る日帰りドライブを決行しました。幸いにして先の台風で大きな被害を受けているところは、今回回ったところにはありませんでしたが、出掛けた日には天候にも恵まれ、少なくとも車を降りて移動している時には雨に降られることはありませんでした。

山梨県に向かう道路というと、中央自動車動が台風19号の影響から小仏トンネルの付近でのり面が崩れた影響で長らく通行止が続き、しばらくは東京から山梨への車での行き方に不便がありましたが、それも開通したことで今後は秋の観光シーズンに向かって観光も盛り上がっていくのではないかと思っています。ただ今回のような通行止が起きると迂回路の整備が急務だと思うのですが、その一つが今回紹介する「中部横断自動車道」の整備なのだろうと思います。

現在の中部横断自動車道は、東名・新東名の清水ジャンクションから直結するようになり今回も便利に利用できました。ルート的には国道52号線と並走するようなルートで、身延から下部温泉を通って甲府に至るルートの中でまだ開通していないルートがあるのでその部分は下道を走るということになります。

今回新たに11月17日の15時から富沢ICから南部ICまで開通することになり、南部IC~身延山IC~下部温泉早川IC間の約13.2kmを除く部分がつながるようになります。よく国道52号線を走る方にとっては「道の駅とみざわ」から「道の駅なんぶ」の間が新たに開通すると書いた方がよくわかるかも知れません。

今回の開通区間は国の直轄区間ということもあり、今回新規開通する部分の通行は当面無料になるという報道がありました。すでに開通している中でも下部温泉早川IC~六郷ICまでの区間も無料で通行できるため、下道専門でドライブしている方も新たな道を利用することができます。どちらにしても現在の中部横断自動車道には途中に休憩できる施設はないため、今回の開通があった後には「道の駅なんぶ」で食事や買い物、トイレ休憩を済ますことになると思います。

さて、残りの区間ですが、予定では2020年中の全線開通ということが言われています。しかし今回日本にやってきた台風のような大きな災害が再びやってきて、その計画が変更されることもあるかも知れませんが、近い将来には高速道路を降りないで山梨から長野まで静岡から行けるということになると、それなりのメリットも出てきます。

今回の台風で大きな被害を受けた長野県の千曲川流域は多くの観光客が訪れる場所ですし、現地のいちはやい復興を願うとともに、ある程度観光客を受け入れる体制が整ったら、中部横断自動車道を使って出掛けることで、現地の賑わいにもつながってくるでしょう。今回のように大きな被害を出す台風が日本各地に影響を与える中、多くの現地へ向かうルートが確保されることというものも大事になってくることでしょうし、もし中央自動車道が使えなくなった場合でも、いったん富士や清水まで出てから北上するルートの一つで、しかも高速道路だけで結ばれるという中部横断自動車道が、早期に全線開通することを願っています。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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