オリンパスの防水・防塵デジカメは「TG-6」で販売継続

先日、オリンパスから修理不能になったコンパクトデジカメの代替品として、防水・防塵デジカメのTG-5の新品を送ってもらって使っていますが、この時すでにメーカーでは販売を終了していました。噂として次代機の「TG-6」が出るのではないかと言われていましたが、実際に販売のアナウンスがないうちは、TG-5でこのシリーズが終了してしまう可能性もあっただけに、今回海外ではありますが後継機の「TG-6」が発表されたというのは大変ありがたいことです。

ちなみに、TG-6の価格はTG-5とほとんど変わらず、TG-5自体の価格も新製品が出たからと言ってそう下落することはないので(最安値は4万円弱くらいで推移)、この夏のレジャーにオリンパスの防水デジカメを買おうと思っていた方はTG-6の方を選ぶ方がいいと思います。今回の発表の内容を見て、TG-5からの進化について見ていきたいと思います。

・モニター画面の画質向上(46万→104万ドット)
・センサー前のガラスに反射防止ARコーティング(フレア・ゴースト対策)
・顕微鏡モードの改善(最短撮影距離1cmで被写体を44倍以上に拡大可能)
・ダイヤル「P」「A」でも顕微鏡モードに入ることができるようになった。
・深度合成の枚数を3枚から10枚まで(TG-5は8枚)から選べるようになった。
・デジタルフィルターが14種から16種へ。
・水中顕微鏡モードが追加。
・水中撮影時のホワイトバランス調整3種追加。
・常時2倍テレコン利用可能。
・タイムスタンプ機能(写真に日付と時間を刻印する)。

ハード的な改善点としては「モニター画面の画質向上」と「センサー前ガラスコーティング」が主な違いですが、サイズや基本性能、電池の型式などはTG-5とほとんど変わりません。その多くの改善点がソフト的な変更ということになっているので、そこまで旧型ユーザーもがっかりすることはないだろうと思いますが、基本性能が変わっていないマイナーチェンジ版だからこそ、TG-6の吐き出す画というのは今までのカメラと同じだと思って購入して問題ないわけなので、このカメラはもはや完成型といえるのかも知れませんね。

なお、今回新しくTG-6用として出たアクセサリーでTG-5でも使えるという、レンズ保護目的の「LB-T01レンズバリア」が出るそうです。回転させることでレンズ窓が開き、使わない時のレンズ前のガラスを保護してくれる純正のアクセサリーになるということで、この発表の方が個人的には嬉しかったりします。

今回発表になったTG-6は、現在のコンパクトデジカメのセンサーサイズとしてはかなり小さい1/2.33型のカメラとしては出力する画像は良好で、価格の高さがネックにはなるものの防水スマホのように天候を気にせずに使いたい場合には購入の候補となるでしょう。雨になると水が入る恐れがあって使えないのが普通のデジカメなので、その後レンズ交換式のデジカメや高級コンパクトデジカメを買い足しても、サブカメラとしてずっと長く使えるカメラにはなると思います。センサーサイズを大きくして実売価格が大幅に上がってしまっては、なかなか買おうにも買えないカメラになってしまいかねないので、今回のマイナーチェンジは良かったのではないかと思っています。日本で発売開始になったら、まずはアクセサリーのレンズバリアだけは確保したいですね。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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