GW前半のくるま旅 その3 パーク&ライドをからめた早朝からの活動

名神高速道路の大津インターを出て向かったのが京阪電鉄の浜大津駅です。浜大津駅に並んで建っているのが市営の立体駐車場で、ここでは通年、特定の切符を購入すると駐車料金が安くなる「パーク&ライド」の取り組みが行なわれています。

安い駐車料金というだけなら山科まで行って安い駐車場に停めてもいいのですが、この浜大津の駐車場は大津インターから迷うことなくすぐ行けるので、特に帰り道に下道であたふたしなくて済みますし、渋滞が大津より西側が起こることが多いので、私は車で京都へ行く時はほとんどこの駐車場を使います。

駐車料金は以前は時間的に長くなればなるだけ加算されていたのが、一日料金が750円と駐車して電車に乗らなくても十分安くなったのですが、京都方面に電車を使って行く場合には一日駐車券が500円で購入できるようになります。特定のフリーきっぷと合わせると電車の切符と別々に買うよりも安く電車と駐車場代を利用できるようになっています。
そうして、電車を乗り継いで京都駅に着いたのが午前6時過ぎで、この時間から京都の観光をしようと思ったのですが、その前にまずは腹ごしらえということで、朝食をいただくことにしました。

京都での朝食ということでは、深夜バスを使って早朝に京都に着いたとしても、朝5時から開いている京都駅から歩いていける有名ラーメン店「第一旭」があり、さらにその隣にも有名店「新福菜館」があります。今までは第一旭や新福菜館でラーメンか焼飯を朝から食べることが多かったのですが、今回は趣向を変えてパンの朝食にすることにしました。

たまたま旅の計画を立てていた時に見たテレビ番組で、早朝6時半(土日は7時から 不定休)から開店し朝からお客さんがひっきりなしにやってくるコッペパンを売る人気店「まるき製パン所」の存在を知りました。売っているのはコッペパンのみで、様々な具材を求めに応じてはさんでくれるという事で、大人気のお店とのことでした。

まるき製パン所

京都駅でバスの一日券(500円)を購入し、京都駅前から市バスを使って堀川松原の停留所で降りてから少し歩いたところで、写真のすでに人が集まっているまるき製パン所に着いたのは午前7時頃になってしまっていました。まだカウンターに出ているパンは少なかったのですが、それは出す間もなくお客さんからの注文か入ったり売れていったりしてしまうためで、改めてその人気の程がわかります。

ふとお店の中にあった掲示を見たら、アルバイト急募の張り紙とともにあったのが5月の連休をお休みする旨のお知らせでした。やはりというか、決して観光客のためではなく毎日利用してくれる近所のお客さんのために営業しているというスタンスもあり、連休に休みを取られるのは仕方のないところはあります。同じような事は四国のうどん屋さんでも起こりますが、外から来ている立場を考えると、このコッペパンを食べるという目的を果たすためには、休みにかからないGW前半に出てきて正解でした。

購入したコッペパン

私が買ったのは一番人気と言われているハムサンドとボリューム感満載のコロッケサンドでしたが、次回は甘い具材にもチャレンジしたいですね。パンが柔らかくさらに常に機械にかけて千切りを作っていたキャベツが新鮮で、あっという間に食べてしまいました。何より一個100円~200円台で購入でき、安くていい朝食になりました。

西本願寺

その後、たいがいのお寺が午前9時から拝観開始になるということで時間調整のために少しバスで戻って訪れたのが西本願寺でした。ここでは早朝に着いてまだとても朝食が食べられないような時に時間をかけて拝観できるのもありがたく、さらに時間が合えば朝のお勤めに参加することができます。

西本願寺のつつじ

朝7時過ぎの境内はそれほど観光客もなく、大きな銀杏の木を眺めながら穏やかな時間を過ごすことができました。改めてお寺を出ると、正面には綺麗につつじが咲き誇っているのにも遭遇することができました。ある意味、京都の旅の中で最も京都らしい時を感じた瞬間だったように思います。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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