月別アーカイブ: 2015年2月

LEDライトの弱点を補完するために

 私たちは基本的に行政のやる事というのはそう間違えることはないだろうと思いがちですが、ある程度普通に考えれば想定できそうなことも想定外の出来事として雪の多い今の季節問題になっていることがあるそうです。

 全国的に信号のライトを従来の電球からLEDに交換していることがそれなのですが、長寿命で消費電力も少なく、切れたとしても多くの小さいLEDの中の一個なら、しばらくは交換の必要もないメンテナンスフリーとエコと言うことがあだになっています。

 というのも、大雪の降る地方では雪が信号機を隠すように降り積もった場合、信号が付いているのかどうかすら確認できなくなるのです。従来の電球の信号ではそのようなことはありませんでした。それはなぜかというと、電球はエネルギーロスのせいで熱を持ち、その熱で雪を溶かすことによってメンテナンスしなくても認識性は保たれていたのでした。

 もし技術的に可能ならば、車のリアガラスのように熱線入りのカバーを付けられるような構造の信号機を作るか、元の電球に戻すかということなのでしょうが、雪というのは自然現象であるため普段雪が降らない首都圏あたりの対策はどうするのかということも考えなければならないでしょう。しかし、すでに多くの信号機を発注し設置している中で起こった問題ですから、かなり全国の道路に設置するについての想定が甘いなというのが個人的な印象ではあります。

 ただ、昨年の青色LEDのノーベル賞受賞に関する報道に乗せられるような形で、私自身も非常用の明かりはLEDに特化してしまっていて(^^;)、反省するところではあります。ということで、車内および非常用持出袋の備品として、ロウソクを用意することにしました。ロウソクを地震の際の明かりとして使う場合には火災の心配があるので、以下のようのものも合わせて用意しました。

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 洗面器(ケロリン桶は耐久性が他の洗面器と比べてもずばぬけているので決してウケ狙いではありません(^^;))とロウソクの他、木製のサラダボウルを100円ショップで買ってきました。これらを使って安全に使える設置方法を試してみます。

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 と言っても、単に水を張った洗面器にサラダボウルを浮かべ、その中にロウソクを置きます。写真のロウソクはガラスケースに入った状態で使えるので、燃え尽きてもサラダボウルを燃やすことはありません。何かの拍子にこのセットを倒したとしても、周りの水があるので周辺に燃えやすいものを置かなければこの火が広がることはまずないでしょう。

 LEDライトよりロウソクの方が優れている点は、わずかではありますが周りの空気も温めることができるので、冷えきった夜間の明かりとしての利用が推奨されます。また、厳冬期においては、電池自体が使用不能になるほどの気温になることも考えられますので、やはりロウソクとマッチは非常用の品として用意しておくべきだと思いますね。現在では今回紹介した品を全て100円ショップで揃えることも可能ですので、LEDライトしか用意していない場合には検討の余地はあるのではないでしょうか。


乾電池・エネループを使ったガラケーは実現できるか?

 つい先日のネットニュースで、かなり前に発売されているだけでなく、2G対応といいますからそのまま導入しても日本国内では使えないガラケーが話題に上がっていました。その電話機は「SpareOne Plus」という台湾のメーカーが出しているSIMフリーのガラケーで、単三電池1本で10時間の通話ができるそうです。

 この電話機自体、電波の関係で日本では使えませんし、新製品でもないのになぜ今さらというところでもあるのですが、これには今の日本で思いの外ガラケーを使い続けている人が多いのではないかというニュースに対応したものではないかと思われます。古いガラケーを使い続けていると、本体の機能は問題なくても、内蔵のバッテリーが使えなくなって端末も使い続けられないという事もあり、そこでコンビニでも買える単三電池で動くガラケーがあるということで注目されたのではないかと思います。

 私自身、充電して使い回せる単三や単四電池で動く携帯電話があるといいなとは思いますが、たとえ将来3G対応版が出たとしても、この「SpareOne Plus」をメインで使おうとは思いません。何せ通話のみの電話帳もなく、当然液晶画面も省略しているのでメール関連も使用できないというのが大きいですね。この製品はあくまで災害時の電源が使えない状況の中、使えなくなった携帯電話やスマートフォンに入っているSIMカードを入れ替えながら暫定的に使うものであると思います。

 もし、このハードが日本で使えるようになって売られた場合、ドコモかソフトバンクの契約があるなら非常用持ち出し袋の中に入れておくのもいいかと思いますが、現状ではauのガラケーの中に入っているSIMカードを入れても使えないと思いますので、その点は注意しましょう。ただ、そこそこ安い値段で出てきたら、いざという時のために買ってしまうかも知れません。でも、本音ではこうしたジャンルこそ日本のメーカーのノウハウを投入したものを出してほしいと思うのですが。

 個人的には単三電池が2本ないし4本か、単四電池4本を使うタイプで液晶画面くらいは付いたもので、電話帳機能はもちろん、せめてSMSくらいは使えてほしいところです。SIMカードは標準・micro・nanoの3種類のどれでもアダプター無しで使い分けられるようなものでないと、これだけスマートフォンとiPhoneが普及した日本で多くの人の役に立つものは作れないと思いますね。ソニーか松下あたりで、FMラジオとLEDライトの付いた災害用ガラケーを出してくれれは、多少大きくなってもそこそこのニーズは出てくると思うのですが。


ユニクロ キルティングバッグ

 ユニクロへ行って店内をいろいろ見ている中、価格がディスカウントされて売られていたものの中に、今回紹介するキルティングバッグがありました。

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 ぱっと見ると普通のトートバッグなのですが、ジッパーで口の部分を閉める事ができることと、ペラペラではなく中に綿が入っていてふわふわしているということです。内部にはひとつポケットがありますが、このポケットを使って使わない時にはコンパクトにしまうことができるようになっています。

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 小さなポケットにバッグ全体を押し込むように入れることでかなりコンパクトになります。ふわふわの手触りもいいので、この状態で旅先では小さなクッションとしても使えるようになります。買い物バッグとして使うのがセオリーなのかも知れませんが、個人的に興味があるのは衣類やタオルをこのバッグの中に入れて持ち運ぶことで、ちょっとしたクッションや枕として使えるということです。

 旅行の用意をする時に、このバッグにある程度形がくずれたりシワになってもいいものを詰め込んでおけば、旅行中はクッションになるので特に公共交通機関を使った旅では使える場面も出てくるでしょう。このバッグは冬の季節商品ということらしいのですが、店頭から消える前に手に入れることができて良かったです(^^)。


封筒型冬用寝袋 モンベル ファミリーバッグ#1 購入レポート

 モンベルのアウトレットに注文を出していた封筒型寝袋の「ファミリーバッグ#1」が届きました。カタログ上ではありますが、快適使用温度が-9℃という冬季にも使える数少ない封筒型寝袋です。

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 赤い収納袋に入れた状態の大きさは、23Lのバックパックより一回り大きいくらいで、車のトランクに押しこんだり、空いた座席に置いていても、それほど圧迫感はない感じです。収納袋には手提げバッグのようになっているので持ち運びも簡単ですし、大きめのクッションとして後部座席の人がリラックスすることもできるでしょう。

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 袋状になった本体はサイドから全開になり、一枚の掛け布団のようにも使えるようになっています。そして、熱を逃がさないように、ジッパー開口部のサイドが2重になっています。

 ただ、他の寝袋に比べたら大きくて重いといっても、果たしてこの寝袋で夜を明かせるのかというのがあったので、たまたま到着した日の夜が相当冷え込んだこともあり、実際に暖房を入れずに冷え切らせた部屋で試してみました。室温は約3℃と、冬季の車中に比べたらまだまだ甘い環境ではありますが、このくらいの状況で毛布と掛け布団2枚で寝ている身としては、この寝袋だけで快適に寝られるのかと疑っていたことも事実です(^^;)。

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 製品の口コミでは足元が冷えるという情報があったので、中に湯たんぽを入れて純粋に寝袋だけで寝ましたが、全く中で寒さを感じることはありませんでした。マミー型のように圧迫されることもなく、適当な広さで寝返りも何とか打てます。さらに、写真のように頭の出る口も紐でしぼることができるので、締めすぎない程度に口を絞って外気の侵入を避けられたのも良かったようです。

 これ単体でも冬用の寝具として十分使えることがわかり、現在は大変満足しています。さすがに真夏には使うことはないでしょうが、秋から梅雨の時期くらいまではこれ一枚を持っていけば、まず困ることはないと思います。車内が-10℃を超えるような場合はインナーシュラフや掛け布団を別途用意し、湯たんぽも併用すれば何とか車の中で一晩過ごせるのではないかと期待しています。


カップヌードルリフィルとチタンシェラカップ深型との関係

 すでにチタンマグカップでお湯を沸かすためのセットを用意して常備するバックパックに入れているのですが、このセットだけでお湯を沸かしてカップ麺を食べるためには紙や発泡スチロールで作られたパッケージごと持ち歩く必要が出てきます。それはそれでいいのですが、多くのものが入っているバックパックの中では入れたとしてもパッケージごとつぶれてしまう恐れがかなり高いと言えます。

 常にいざという時の食料を持ち歩くためには、パッケージを損傷から守るための何かに入れておきたいところですし、パッケージ自体を小さくまとめたいような場合、選択肢になるのがそれ自体では簡単なパッケージしかなく、他の器に入れて食べることが前提の「カップヌードルリフィル」です。今回はこのカップヌードルリフィルを確実に持ち運ぶための最小限の器について紹介してみます。

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 今回用意したのは、480mlと250mlの2つのサイズのベルモントの「チタンシェラカップ深型フォールドハンドル(持ち手が折りたたんで収納可)」です。それに、シェラカップ用に作られた上に乗せるだけのタイプのフタを加えました。2つのうち、480mlの方はうまい具合にカップヌードルリフィルを入れた状態で調理しいただくことのできるサイズです。

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 写真のようにお湯を入れたらフタをして3分待てば問題なく食べられ、ゴミも最少限におさえることができます。しかし、これら食器類とカップヌードルリフィルを別々にしてしまうと元も子もないので、これら食器の中にカップヌードルリフィルが収納できるのか試してみました。

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 小さい方の250mlのシェラカップは大きい方の480mlの中にすっぽり入りますが、その250mlのサイズにカップヌードルリフィルが表面の部分を除いてきれいに収まります。

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 そうして、2つのシェラカップを重ねて入れると表面パッケージもうまく納まるようになります。容器を2つ入れた上に食材まで入れられるのは、まさにこのために作られたかのようです。

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 このままフタをすると若干パッケージに当たるので、フタ自体を逆にしてかぶせると少々膨らんでいるフタには当たらず、しっかりカップヌードルリフィルを携帯した状態でまとめることができます。バンドでフタを固定した上でお弁当用の巾着袋に入れればばらけることもなくいざという時の食器と食料を携帯できます。

 単にカップヌードルリフィルを食べるだけなら、あえてシェラカップ深型を2つ用意しなくてもいいと思われる方もいるかも知れませんが、器が2つあればシェアして食べることもできますし、この250mlという小さいシェラカップの容量はカップスープやスティックコーヒーを作る場合の200ml前後のお湯を入れて飲むには最適の器であると言えます。というわけで、私は250mlのシェラカップを追加したわけですが、この組み合わせに興味がある方は、シェラカップを出しているベルモントから割と安価なシェラカップにも使えるフタが出ていますので最後に紹介しておきます。

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「チタンシェラカップリッド」という名称で検索をかけると出てくると思います。こちらの方は両側に出っ張りと穴がありますので、多少大きくはなりますが紐を通してフタを固定することもできそうなので、興味のある方は調べてみてくださいね。


持ち運びバッグに入れる水と水筒

 災害用の非常持出し袋を作ったり、日常的に災害用の品々を持ち運ぶことを考えた場合、やはり問題になるのは飲料水はどこまで用意したらいいかということでしょう。

 私の場合、日常生活の中での水分補給のため、500cc入るナルゲンボトルを持ち運び、飲んた分だけ極力補充するようにはしていますが、水の重さは1ccで1gとなるので、500ccでも500gとなります。私のバックパックの中には水だけを入れておくわけにもいかないので、常に持ち運ぶ水というのはこのくらいになるのですが、もしこの状況で水を得ることが難しくなれば、たちまち生命の維持にも影響が出ることも考えられるわけで、500ccではとても足りないわけです。

 理想的には2リットル以上は用意しておくのがいいのでしょうが、そのかわりとして容器だけを携帯することにしました。

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 この製品は主に登山用に開発されたプラティパス2という折りたためる水タンクです。耐久性についてはメーカーもそれなりにうたっていて、何回も使い続けることができたり、水を入れたまま凍らせても損傷しない品質を持っています。容量は2リットルあるので、この中に水を補給できれば何とかなるかなと思われます。

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 というわけで、この水筒を丸めてゴムで止め、バックパックの空いたスペースに入れて持ち運ぶことにしました。水を入れた状態で折れ曲がるということもあり、ある程度のスペースがあっても水を入れた状態でバックパックの中に収まると思いますので、例えば給水車や備蓄の水を分けてもらえることになった場合の容器として持っているだけでも違うだろうと思って常備しています。もちろん、水の供給を受けられなければこうした容器をいくら持っていてもしょうがないのですが、最初に書いた通り常に2リットル(重さは2kg)以上の水だけ運んで、使ったりしないのであれば体に負担を与えるだけにしかならないので、エクササイズ効果を狙っている方以外にはおすすめできないとも言えます(^^;)。さらに私の場合で言うと、このボトルに専用のチューブを接続すると、バックパックの中に入れた水を歩きながら補給できるシステムになるので(バックパックの機能として、背中にチューブ用の穴が開いています)、単なる水を運ぶ水筒以上の利用価値があると言えます。

 何もないところから水を作るために、周辺にある汚れた水を濾過して飲んだり、雨水を利用したり、はたまた日が照る中で土の中の水分を蒸留して集めるとかいろいろ方法はあるものの、過去の大きな地震の後でこのようにしてまでしないと生命に影響が出るケースがあり得るのか考えた上で、私はバックの中味をこのような形にしてみました。日々の生活の中で簡単にできやすい飲料水の確保策としては、ペットボトルの水を定期的に入れ替えたり、スーパーが提供するアルカリイオン水などおいしい水を毎日もらいに行ったりすることがあると思います。家の中で飲料水を準備する場合には備蓄の方向で問題ないと思いますが、常に持ち運ぶものとしては、夏場などどうしても水分補給をしたい場合でも1リットルくらいの水筒がせいぜいでしょう。私の場合、日常の水分補給用以外にどこで災害時に水をもらえるかを心得ておいて、災害が発生してから早いうちにプラティパス2に水を入れられるように災害時の行動を考えてみるようにしたいと思っています。


トラベルシーツは車中泊から海外旅行まで

 国内の安く利用できる宿として、以前は多くの利用者があったユースホステルは、現在は他の安いホテルの乱立により今ではすっかり様子が変わってしまいました。私がユースホステルを使っていた当時、二食付きで十分安いにも関わらず、その宿泊料を更に安くする技というのが存在しました。それが、「スリーピングシーツ持ち込み」というものでした。

 普通の布団に寝る場合、シーツは敷布団を覆うように掛けると思いますが、ユースホステルで使われているシーツはちょっと違いました。シーツ自体が袋状になっており、先には枕を入れるスペースがあります。宿に備え付けの布団と枕を汚さないため、このシーツの中に入って寝ることで汚れるものは極力シーツだけになるという工夫がされていました。このシーツの使い方は、知らない人には宿側から十分にレクチャーされ、多くの旅行者は違和感を感じながらもある意味独特なシーツを使っていたと思われます(^^;)。

 このユースホステル用の特別なシーツを自分で用意し宿に持ち込むと、数百円ではありますが宿泊料をが割引になりました。シーツは毎日洗濯をしてたたんで宿泊客に提供されるので、そうした手間を省くという意味での割引だったと思うのですが、さすがに当時の私は「マイシーツ」を買ってでも安く泊まろうとは思いませんでした。そして、ユースホステルに泊まる機会がなくなって、そのシーツの存在もしばらくは忘れていました。

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 その時からかなりの年月が経ち、今回改めてユースホステルで使われていたシーツに近いものとして、ロゴスの「シルキーインナーシュラフ」を購入しました。シルキーとありますが実際は化学繊維なのですが、枕を入れるところのある袋状のシーツは昔の時代を彷彿とさせるものがあります。折りたたんで袋に入れるとかなり小さくなるので、車の中に入れっ放しにする場合も場所を取らずにいい感じです。

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 なぜ今さらこのシーツを購入したかというと、ほぼ同時に注文を出した封筒型シュラフの中に入れて使おうと思ったからです。封筒型でもマミー型でも、寝袋に入って寝るということは汗で内部を汚すことになります。日に干したり洗濯をすることもできますが、洗濯ならシーツだけの方が楽ですし、特に冬に使う場合はシーツとインナーを兼ねることになり多少ではありますが保温効果も期待できます。シーツを袋から出すとこんな感じですが、寝袋の中にこのシーツを入れて、中に入って寝るようになります。

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 枕を入れるスペースが袋状になっているのですが、裏技として専用の枕を入れなくても、タオルや服を詰め込んで枕代わりにできます。写真の状態でポケット状になったところに枕や代用品の衣類を入れると、時間の経過とともに中に入れたものが動き、枕としての用途をなさなくなることが考えられますので、もう一工夫します。ポケット状になっているところを折り返すようにして、シーツの裏側にポケットを作るようにして枕および服などを裏側から入れれば、よほど寝相が悪くなければ中のものは出てこないようになります。

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 実際に枕を収納してみましたが、安定して位置をキープします。ビニールの空気枕をタオルなどを巻いて使っている方もいるでしょうが、これなら直接このカバーの中に入れれば本体の汚れも気にする必要がありません。夏などは袋の中に入らずに普通のシーツとして使い、上にタオルケットを掛けるだけというのでもいいですね。

 車中泊やキャンプ使用だけでなくこのシーツは、海外旅行に出て現地のホテルに宿泊する際に、とてもベッドにそのまま寝たくないほど汚いような所に当たってしまった場合に頼りになるでしょう。海外の宿によっては、宿泊代とは別にシーツ代を取られる所もあると言いますから、国内では車中泊もしつつ海外旅行にも出るような方は、安いものでも1つ購入して、バッグに入れて出掛けるのがおすすめです。


お守り代わりに? USB給電可のポケットルーター

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 最近、アウトレットでしか物を買っていないような気がするのですが、先日、次機種が出たためでしょうが処分価格で出ていたポケットルーターを購入しました。ちなみに、これを書いている中での現行機種はi-o dataのWN-G300というシリーズになります。

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 ちなみに、以前購入していた同様の機能を持つハードとその大きさを比較してみましたが、これだけの違いがあります。電源は汎用のmicroUSB端子から500mAの出力があれば動作します。あとは有線のLANケーブルを繋いでウェブブラウザから設定をすれば、このルーターの周辺で無線LANが使えるようになります。

 実際のところ、車中泊の旅には使わないですし、ビジネスホテルのインターネット環境も有線を最初から引かないでフロントでパスワードを渡し、無線で提供するところも多くなってきたような気もするのでこれが必ず役に立つかというとそんなこともないとは思うのですが、やはりこうしたものがないと不安になることも確かですね。

 すでに有線でのネットワークが完成しているホテルの場合、同時に無線LANのサービスを行なっている場合でも有線を経由した方が通信は安定するような気がしますし、災害時においてとても無線でのネット環境が提供できないような場合でも、こうした製品を繋いでいる間だけネット回線を借りてスマートフォンでのネット接続を実現させる(携帯電話網が使えないような場合はなおさら)事もできます。

 私は何とかこのポケットルーターをケーブル類の入っている箱の中に押しこんで常備することにしましたが、本当に私にとってはお守り代わりのハードですね。パソコンよりスマートフォン・タブレット端末という風に外でのネット接続環境が変わる中、国内ではなかなか有線を無線LANに変換する用途は減っていくとは思いますが、いざという時に頼りになるのは有線であることも確かです。ただ、いざという時にきちんと使えるように、ルーターの最新ファームの有無を確認の上、動作の確認をしてから荷物の中に放り込んでおくようにするのがいいですね。


冬の車中泊に必要な寝具を再考

 以前のエントリーで、車中泊のための寝袋はかさばる封筒型よりマミー型と書いた覚えがあるのですが(^^;)、車内の温度がマイナスになってしまった場合にも朝まで耐えられるだけのクオリティを持つ寝袋を手に入れるにはコストがかかります。コンパクトに収納できて軽いものはダウンになりますが、登山をせずキャンプや車中泊レベルなら化学繊維のものでもいいと思いつつも、やはりマミー型のものはそれなりの値段がしてしまうことで、今までは冬用の寝袋に手を出せずにいました。基本的には厳冬期の車中泊は非常時以外にはしないのが一番と心得えていたのですが、2015年2月のモンベルオンラインショップのアウトレットストアで、封筒型の寝袋「ファミリーバッグ#1」がディスカウントされていたので、とりあえず1枚注文を出してしまいました(^^;)。

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 歩きや自転車、バイクなどの旅にはもちろん持ち運びはできないでしょうが、車の中なら何とか押し込むことはできます。どちらにしても、寒さを凌ぐために布団や毛布を追加して持って行くことを考えたら、これ自体で冬の車中泊をしのげるならむしろ荷物を減らせる場合も出てくるでしょう。

 そして、封筒型の寝袋は自宅で使うにもマミー型よりも寝心地がいいため、寝袋の上に布団や毛布を掛けて使ったり、逆にファスナーを開けて一枚の掛け布団のように使い回すこともできます。個人的に日常使いにするつもりはありませんが(^^;)、この中に湯たんぽを入れて中に潜り込めば、布団を寝ているうちに剥がしてしまう心配もないわけで、使っている布団ではいかんともしがたい寒波が来た場合の強い味方になるような気がします。

 まだ注文しただけでやってきてはいないのですが、まだオンラインショップには在庫があるようですので、興味のある方は早めに入手しておくことをおすすめします。厳冬期だけではなく、春先や秋口の早朝あたりでも0℃くらいまで冷え込む際には、これ一つだけで十分でしょうし、暑すぎる場合もジッパーを開いて温度調整ができるので、他の薄いものよりも応用が効くと思われます。

 実際に到着したところで、改めて紹介させていただきたいと思いますが、モンベルアウトレットに出る商品は販売休止になる可能性もあります。それなりに安価に冬用の寝袋を手に入れるのは難しいと思いますので、あえて後から読んでも意味のないエントリーとして書かせていただきました(^^)。


ガラケーの出荷台数が前年比より増加のわけ

 調査会社のMM総研が3日発表した2014年の国内携帯電話出荷台数によると、「ガラケー(フィーチャーフォンのこと)」の出荷台数が、前年比5・7%増の1058万台と、07年以来7年ぶりに増加したとのことで、ニュースになっています。なぜ急にガラケーの契約が増えたかというと、やはり考えられるのが今までPHSのウィルコムを使っていた人がMNPで携帯電話3社のガラケーに移行してきただろうとということです。

 というか私がそうなのですが(^^;)、インターネットおよびメールすら使わないで通話オンリーにしたauのガラケー契約で、特定の機種を利用すると2年間はおよそ1,000円ちょっと(ガラケー用の通話定額プランの2,200円からの端末継続使用による割引があるため)で維持しながら携帯および一般電話に掛け放題になるのですから、よほどPHSに固執するのでなければ、時間制限もなく広いエリアでつながる携帯電話会社への移行は自然な流れだと思われます。さらに、通話中心にPHSを使ってきたユーザーはあえて通話定額の基本料やデータ定額料の高いスマートフォンに変えることは考えにくく、すんなりと携帯電話会社のガラケーに移行するような傾向は今後も続くのではないかと思われます。

 さらに、今までずっとガラケーを契約してきた人が機種変更をする場合、店側はガラケーの時よりも高額なパケット通信料を請求しやすいスマートフォンへの変更を勧められることが多いと思います。そうして一旦はスマートフォンに機種変更したものの、毎月の請求金額が高くなったり、電池の持ちが悪い、パフォーマンスの低下で激遅になったり最悪フリーズするなどのスマートフォンに特有の扱いにくさを肌で感じた上でガラケーに戻した可能性もありますね。

 すでに家族や知人との連絡にLINEを使っているような場合はスマートフォンの方がいいでしょうが、個々の連絡手段として通話およびSMSで十分というなら、ガラケーの方が電話としての使い勝手に安心感があります。個人的には、今後多くの人が私が今契約しているような、一台目はガラケー(私は通話定額の契約のみですが無料通話付きプランも有)で、二台目 スマートフォン(MVNOのデータ定額契約)という月々の通信料金を二~三千円強で維持したり、MVNOの提供する通話機能付きデータ定額SIMを使って月額二千円前後で収める状況が増えてくるようになると、結果的に携帯電話会社の売り上げが減ることにもなるので、ガラケーでも今までのようなデータ通信料金を維持してやっていくことができるのか興味深く動向を見守りたいですね。