月別アーカイブ: 2014年7月

リコール対応車種の検索機能

 ドライブの際のトラブルを未然に防ぐ方法として、運行前点検をしっかりすることはもちろんですが、知らないうちに構造的な欠陥があればその対策は行なっておくことがあげられます。リコールの情報は車を購入した際に対応は行なったのですが、少し前の時期に一部報道で私の乗っている旧型のホンダフィットを含む多くの車種で助手席エアバッグに関するリコールがあったということで、自分の車は大丈夫なのかと改めて調べてみました。

 私の持っているホンダ車の場合はホンダのリコール情報が掲載されているホームページから車台番号を入力すると、私の車がリコール対象になっているのかどうかがわかるようになっています。もし対象だったらめんどくさいなと思いつつ(^^;)、検索をしてみたらリコール対象にはなっていませんでした。

 私は当時、このニュースを新聞で知ったのですが、その後はキーワードでニュースを検索してインターネット上でいつの車にリコールが出ているのかだいたいの概略をつかんだ上でメーカーのリコール情報ページから調べました。思うのは、日常的にこまめに複数のメディアから情報を得ることが大切だということです。インターネットというのは一般的なニュースから細かな口コミまである意味万能と思えるような情報を引き出すことができますが、人一人が目にすることのできるニュース素材というのはやはり限られます。インターネットだけではなく新聞やテレビ・ラジオと多くの媒体を利用しながら幅広く情報を集めていくことで、今回のリコール情報のような生活安全に関するニュースを逃すことの無いように今後も気を付けていきたいと思っています。リコールとは違いますが、旅先で車の中ということでは、音楽を聞いていて大切な交通情報や気象通報を聞き逃すことが無いよう、せめて定時より少し前から定時のニュースは意識的にラジオに切り替えて聞くことが大事だと思います。特に新型フィットのハイブリッド車に関しては、昨日に4回目のリコールが発表されています。すでにリコールを受けたから大丈夫ということはないかも知れませんので、まずはホンダのホームページからご自身の車台番号を入れてご自身の車は対象になっていないか十分にご確認下さい。


インターネットの低速通信に慣れることができるか?

 私自身の外でのネットの使い方として、どうしても出先でWindowsのノートパソコンを使う必要性に迫られます。以前にはノートパソコンを外出先で自宅の通信環境と同じように使えるように高速通信かつ制限のないWimaxで契約したものを使っていました。それを最近、Wimax自体に容量制限が行なわれることがわかってきたところで、あえて低速のデータ通信カードでしのげるかどうか試しながら使ってみることにしたのでした。

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 なお、パソコンでMVNO契約のSIMカードを使ったインターネットを使うために、直接USB端子に繋げられる端末を利用しています。普段はスマートフォンに入れているSIMカードを入れ替えて使っているのですが、パソコン自体の電源を確保できれば、外でも安定して使えるのは確かに便利です。

 ちなみに、データ通信カードの速度はあえて高速クーポンを使っていないので200kbpsという低速になるのですが、それで果たしてブラウジングなどのネット接続は使いものになるのかというのが気になる方もいるかも知れません。画像が多いページの場合、ブラウザを開いて表示するまでには少々待たされる感じが出てくるので、そこが我慢できない場合はきついかも知れませんね。

 あと、動画や音楽を聞くことはほぼできないと思って間違いはありません。私が外で使う場合はそれほどのレスポンスは必要としないので、困るのはWindows Updateやインストールしてあるソフトのアップデートの通知の後ダウンロードが入ってきた時くらいでしょうか。ただその場合には高速クーポンをONにし、ダウンロードをとっとと済ませた後はまた高速クーポンをOFFにするようにしています。ちなみに私が使っているSIMカードはIIJmioの一番安いプランで、一ヶ月繰り越し可能な1GBの高速クーポンがあります。日常的に高速通信を行なうことはないので、月初めには常に2GB使える状況にしてあるので、いざという時には頼りになるように思います。

 私の場合は常に高速でなくても大丈夫ですが、高速がどうしても必要かそうではないかというのは、それまでのモバイルインターネットにおいて低速での通信に慣れているかそうではないかということに関係あるように思います。この辺は乗っている車にたとえても同じような感じがあるような気がします。

 私は今まで主に軽自動車を使って長距離を走ったり車中泊をしていたのですが、改めて普通車に替えたことにより、実にエンジンの出力に余裕があることを実感しました。その結果、今までのように我慢せずに軽自動車に乗り続けることにストレスを感じるようになるかも知れません。ただ、軽自動車はこんなものだとわかってはいるので、全く乗る気も起こらないということはありません。しかし、常に大型の車にしか乗ったことがないような方が、軽自動車でいきなり長距離を走った上で車中泊をしろと言われても単なる拷問かと思われてしまうかも知れません(^^;)。あくまで私の感覚として、光インターネットが車中泊に適した普通自動車だとすると、格安SIMカードの低速状態は原付で(^^;)、高速クーポンを使ってようやく軽自動車レベルにはなりますが、高速クーポンには限りがあるので、一時的に軽自動車をレンタルできる通常時は原付利用の状態という感じになるでしょう。

 最近、MVNOにより格安SIMが注目されていることで、一気に周辺の通信環境を変えてしまって大丈夫かと思う方が私の回りにも出てきました。それまで光インターネットで自宅のWi-Fiを使っていたのに、お金がかかるからと光インターネットを解約し、自分の通信手段をMVNOのみにしてしまうケースもあります。もし自宅でパソコンを使っていて、数百MB単位のアップデートをダウンロードしなければならなくなることは普通にあります。光インターネットはやめるにしても、回線をメタル回線に戻して最低限一番安いADSL(速さは1Mbps程度でも通信容量の制限はない)を契約しておいた上で格安SIMを併用するようでないと、一気に低速インターネットを使うストレスに陥ってしまう危険性が出てくるのではないかと思います。

 もし私のようにパソコンによるインターネットにおいても低速で格安なSIMカードを使って運用してみて、何とか動画や大きいファイルのダウンロードをしないで我慢できると思えれば格安SIM一本に絞るのもいいかも知れませんが、それでもドコモ全体に障害が出れば全くインターネットが使えなくなる可能性もあります。そんな場合に備え、代替プランとしてのADSLを併用するなどの対策はあっていいような気がします。どうしても安さを求めてMVNOで完結される場合は、私が使っているプランのように、いざという時に1~2GBを使うことのできるプランにする方が無難でしょう。今後、家のインターネットをやめたいと考えている方でパソコンも使われている方は、最初の写真のようなドコモSIMを使ったUSBデータ端末を入手してパソコン使用に自分は耐えられるのか確認してからでも遅くはないと思うのですが。


PHSはライフラインとして報道されているか

 沖縄を直撃した台風8号の被害はすさまじいの一言ですが、携帯電話3社の通話がつながりにくくなっていることも報道されています。これは通話が集中したというよりも、停電による基地局の停止による不通の可能性が高いと思われます。このニュースは新聞社が発信したニュースですが、それでは、携帯電話とは方式が違うPHS電話機は不通などの影響はなかったのでしょうか。

 念のためネット上で「ウィルコム 障害」のキーワードで検索してみましたが、報道ではPHSに関する内容はありませんでした。仕方がないので通信サービスを提供するウィルコム沖縄のページを見たら、しっかりネットワーク障害の情報として掲載されていました。結論から言うと、今回の沖縄の台風では、通信方式に関係なく、全ての通信会社で同じように障害が出ていたということです。本来はそこまで報道してもらわないと、もしかして報道されないところは大丈夫なのかという誤解が生まれやすくなります。

 もちろん、PHSは契約者や提供エリアなど携帯3社と比べると微々たる規模ではあるのですが、ライフラインとして必要とされている人がいるはずです。実際に通信が使えなくなった場合、頼りになるのはテレビやラジオ・新聞のようなマスメディアの発する情報です。それに乗らないような通信会社をメインに使うのはやめた方がいいのかという気持ちにもなるのですが、本当にPHSはマスコミから異常なほど無視されてきたような感じを受けます。

 PHSを以前から使っていない方にはご存知ない話かも知れませんが、ドコモMVNOのデータSIMカードが格安で売られる前は、利用地域がPHSのエリアなら、毎月の利用料金を安く済ますには正直PHSにした方が良い場合がありました。添付ファイル付きのメールを定額にしたのはメール中心ならわずかな定額料金でメールのやり取りができましたし、電話機単体でキャリアメール以外のプロバイダメールを含め複数のアドレスを管理できたのも画期的でした。そして何より、実質的にスマートフォンを日本のキャリアの中で実用化した第一号がシャープのW-ZERO3であったのに、専門誌はともかく、一般の報道では携帯電話会社からスマートフォンが出るまではそれほど大きく報道してこなかったのではないかと思っています。PHSを普及させたくない勢力に飲み込まれてしまったという感じもしなくはないのですが、まだ完全に息の音を止められたわけではないのですから、せめて大規模な障害がPHSで出た場合には、きちんと報道していただかないと、それこそマスコミによって通信会社が潰されるような感じが私にはして仕方ないのです。ある意味、恣意的にユーザーが誘導されて携帯3社へとユーザーが流れて行くなら、最終的に行きつくところは、3社のカケホーダイの料金のようにどの会社を選んでも変わらないような高止まりの料金体系でしょう。それは結果的に物価の上昇を促し、日本経済のためには仕方ないと言われるかも知れませんが、これまでのように新しいサービスにワクワクすることは減っていくのかも知れません。


電話による詐欺対策を考える

 ラジオのニュースからの情報によると、今年2014年の電話による詐欺の被害件数は、今まで最大の2012年より早いペースで増えているとのこと。なぜこれだけ注意喚起されているのに被害が増えているのかというと、それは被害者が悪いのではなく、加害者側が様々な手を使ってだましにかかるからとのこと。かく言う私も絶対騙されないと断言することはできないくらい多くのパターンがあるらしいですね、ただ、やはり問題になるのは騙される人たちは日中、普通の勤め人がいない時間に一人で自宅にいることが多いということでしょう。最近の事例によると電話を掛ける前に住所をつかみ、見張り役を置いた状態で電話を掛けることもあるそうです。そこで家の中の様子を掴み、危険な兆候を見付けたらすぐ撤退する逃げ足の早さも詐欺被害が減らないことと関係があるかも知れません。

 そこで、現在もしこうした詐欺の電話が来ないか不安に思っている方や、両親や祖父母のことが不安になっている方は、そもそも自宅に電話がかかってこないように、自宅の電話回線を止めてしまうという選択肢も出てくると思います。そのかわり、携帯電話を持つようにするのがいいと思います。固定電話を狙って日中に電話を掛けることで、いわゆるカモとされる高齢者が1人で住んでいたり留守番していることを知られてしまいます。携帯電話は日中掛けたとしても、あらゆる年代の人が普通に出ることになるので、詐欺のための電話先としては固定電話よりもかかってくる可能性は少ないと思われますので。

 携帯電話の小ささには不安を覚えるような方でも、Y!モバイル(旧ウィルコム)の出しているイエデンワ2なら使い勝手を変えることなく電話を使うことができます(PHSのサービスエリアであることが条件)。そうでなくとも、登録してある人への発信方法や、かかってきた時の電話の取り方を理解することができれば、今では基本料込みで月額2,200円(税抜)でほとんどの番号へ定額通話できるプランもありますので、経済的な負担もそう多くはありません。もしSMSによるメールの出し方を覚えられれば、無料通話およびSIM送信料が一定額使える月額千円程度のプランも選べます。ただ、個人的には携帯電話の通話料金のことが良くわからない方の場合は、カケホーダイの契約にしてしまった方がいいと思います。

 携帯電話に変更するメリットとして、最安のプランでも標準で端末にかかって来た人の電話番号が表示されますので、知らない番号や番号非通知、公衆電話からの電話については最初から出ないよう示し合わせることができるでしょう。それでも、詐欺の電話がかかって来た際、つい出てしまってうまく丸め込まれそうなことになる場合もあるかも知れません。しかし、携帯電話はその名の通りどこへでも持ち運んで使えるものなので、自宅に篭ったまま電話しなければならないということもありません。おかしいと思ったら電話を持って交番や知り合いの所に駆け込むことも可能です。番号が変わったと言ってそれを一時は信じてしまったとしても、すでに携帯電話の電話帳に子供や親戚の番号が登録されていれば、間髪入れずすぐに確認の電話が掛けられます。この点でも通話定額の契約をしておくことで、色々なところに相談しやすくなる環境を作れます。

 逆に両親や祖父母ともし詐欺まがいの電話にあった際の事を打ち合わせしておく中で、まずは元から知らせてある携帯電話の電話帳に登録された番号に電話してもらうようにし、たとえ確認のために掛けた電話が留守電だったとしてもメッセージは残しておいてもらうようにするべきでしょう。そうして留守電を聞いた側は、すぐコールバックすることを徹底しておけば、もし騙しの手口にはまっていたとしてもお金を下ろして人に渡す前に対応はできると思います。

 固定電話を止めてしまうとそれまで知らせていた人に連絡先を再度伝えなければならず、またファクシミリも使えなくなるというディメリットが出てきますが、ある程度の電話代は払える余裕があるなら、携帯電話を増やし固定電話はそのままにするものの、呼出音声を無音にして固定電話に掛かってきたどんな電話にも出ず、電話機の留守番電話に吹き込んだ内容を聞いて知り合いからだった場合に限り、携帯電話からかけ直すようにする方法もあります。そこで、息子や孫を騙って新しい携帯番号を吹きこむような電話が入ったら(通常は証拠を残すようなメッセージ吹き込みはしないと思いますが)、留守番に吹きこまれている番号ではなく、まずは携帯電話の電話帳に登録してある番号にかけてみるよう徹底させることで被害の減少も図れるのではないかと思います。さらにこの方法は、しつこい勧誘電話の撃退効果もあります(アンケートや懸賞などの申し込みに書く電話番号を固定電話にすることが必要)。

 そういう意味でも、いつでもどこに掛けても通話料は定額だというプランは、電話代についての心配を無くすことができる分、自分で判断する前に多くの人や場所に相談できることにもつながり、詐欺まがいの電話に対する対抗措置として有効であるように思います。家族や親戚の番号だけでなく、警察などの相談窓口の番号も携帯電話の電話帳に登録しておけば、通話定額契約なら時間を気にしないで相談できるのでおすすめです。今後も詐欺の方法については様々なパターンが出てくるとは思いますが、基本になるのが掛けたのが本当に本人なのか確認するまでは動かないことに尽きます。そうした助けに携帯電話がなるのなら、十分に活用すべきだろうと思います。


4年に1度の地域格差

 すでに済んでしまったことをくどくどと書くのもどうかと思うのですが、恐らくまた4年後に同じことで憤慨する人が出てくるだろうと思いますので、ちょっと書かせていただこうかと思います。

 日本国内で生活する人というのは、名目上どこにいても同じサービスを受けることができるはずですが、やはりそううまくはいかないものです。交通の便がよく、必要なものを得るためにそれほど労力を要しない首都圏在住の方と、自分で車を運転して出掛けないと買い物にも行けない地方の人との差はあります。ただそれは、物理的に仕方のないところであり、全てを都会と同じようにすることができないということはわかるでしょう。

 しかし、ハード的な施設そのものと違い、電波を使ってのサービスなら山の中で電波の届かない所ならまだしも、電波の受信ができれば同じようにサービスは受けられるはずです。インターネットについていえば、全国くまなく車で旅をするような場合、ドコモの契約やMVNOでのデータ通信契約を利用すれば、高速通信を無制限にはならないものの、3G通信で必要な時に高速通信を使うことができます。その点では完全に地域格差は解消されないものの、全国どこへ行っても同じようにインターネットが利用出来る環境ができていると言えるでしょう(FOMAプラスエリアも通じない地域をのぞく)。

 それと同じように本来なら全国どこでも見られるはずの、テレビ番組について今この国には純然たる地域格差が存在します。基本的にはNHKの他の民放には日本テレビ系・テレビ朝日系・TBS系・フジテレビ系・テレビ東京系がありますが、地方によってはこれら民放のテレビ局が少ないため、一部の系列の放送を見られないことが起こります。それを恨めしく感じるのが実はNHKと民放が放送権を分け合うような大きなスポーツイベントの時だったりするのです。

 具体的に言うと、今回のサッカーワールドカップの試合は、NHKと民放の中で放送権が割り振られたのですが、私の住んでいる静岡県中部ではテレビ東京系列が放送権を持つ試合を生中継で見ることができなくなりました。中継録画では見ることはできるのですが、すでに試合結果がわかっている中、見なければならないというのは私は虚しいと思うので、できるだけ生で見たいと思っているのですが、こればかりはどうしようもありません。

 実は、東京で見ることのできる地上波の放送というのは、BSチャンネルで同時放送されています。しかし、その放送は難視聴地域に住む人の申請によってスクランブルを解除されるようにはなっているものの、実際に見られるようにするのは大変なのです。詳しくはBS17問題としてかなり前に書いていますので、興味のある方は以下のエントリーもご覧下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/bs-896e.html

 この仕組みのおかげで、テレビ東京のエリアでない地方に住んでいる場合、いくらお金を出すと言っても同時送信されているBSからテレビ東京の番組を見ることはできません。はっきり言うと見るためには衛星放送局のお知らせで使用を厳しく戒められている不正な処理のされたB-CASカードを使うしかなく、当然ながら使ったことがわかれば逮捕される可能性は大と言えましょう。しかし、例えば地域の放送局が中継してくれない試合のみをスクランブルを外してテレビ東京が見られるようにしてくれれば何の問題もないと思うのですが、そんな配慮を地方のテレビ視聴者にしてくれることはないようです。しかしそれでも、本来は日本国内にいる人なら全てのサッカーの試合を生中継で見られるはずが、住んでいる地域によって見られない試合が出る現状は、NHKの受信料をきちんと払い、さらに広告宣伝費の入った商品を買うことについては負担を平等にしている地方の人にとっては、ワールドカップの試合を見る権利を不当に奪われていることになるのではないかと私は思っています。少なくとも、次の機会には同じような理由で試合の生中継が見られない地域がなくなるように関係各位の努力を求めたいものです。


車内に常備しない方が無難な「はさみ」

 このエントリーを書き終えてからすぐ読まない方もおられると思いますので、今回の内容を書こうと思いたったきっかけには人が殺傷された事件があります。というわけで、まずは事件の概略を説明します。

 その事件の元というのは男女の感情のもつれで、以前交際していた男性の方が女性への暴力がひどいということで刑事事件となり、執行猶予の判決が出ていました。いわゆるストーカーとして警察に連絡済みでもあったらしいのですが、男性は女性のことが諦めきれず、引っ越して居場所を隠していた女性の住居を見付けて乗り込んできました。当然ながらその場で口論となり、2人は自宅から出て、女性の方が近くにあるホテルの事務所に逃げ込んだと言います。その時点で男性は凶器は持っていなかったのですが、女性が逃げ込んだ先に事務用品のはさみがあったので、そのはさみを手にして女性に対し凶行に及んだとのこと。つまり、普通の文房具店で売っているはさみであっても人を殺傷することのできる凶器になり得るということが実際の事件を通して明らかになってしまったのです。

 私は車中泊のためというよりも防災用としてさまざまな品物を車の中に入れていますが、もし車中泊中に警察の方から職務質問を受けた時の事を考え、包丁だけでなく金属製の食事用のナイフも入れる事を控えています。文具のカッターナイフについても特別な用途を説明できないと、単に没収されるだけでは済まないかも知れません。以前にも書きましたが、銃刀法違反までかからない軽犯罪法違反にかかる小さなものでも、持つ必要がないのに持っていると最悪、職務質問をされた後で拘束される危険もありますので十分に注意をするのがいいと思います。

 ただ、旅先でさまざまな物を買い足した場合、衣類などのタグを切りたいような場合ははさみの一つぐらい持っていたいものです。しかし、多くの人にとってはよもや人に向けて使うことなど考えられない文房具でも、それを凶器として使う事例が起こってしまったことで、今後はたとえ事務用のはさみであっても厳しく取り締まられてしまう事は想定していた方がいいでしょう。キャンピングカーを使っている方についても、旅行以外で車を使う際にはキッチンバサミを含めた刃物類は下ろしておき、出掛ける際にはすぐに取り出せないようにきちんとパッキングして持っていく方が無難です(その方がキャンプの自炊のみに使うと主張できるため)。もちろん私自身、こういったことで注意を受けたことはありませんが、普段の旅行では全く問題がなかったとしても、さまざまな要因が重なって不幸が続くようなことが起こる場合は出てきます。これから車中泊ならびに防災用として車に積む品物を選ぶ際には十分注意しましょう。


車高にこだわると

 私の現在乗っているホンダ・フィットの地面からの高さは152センチですが、これは他の車からみると低いと言われるかも知れません。以前乗っていたスズキ・ワゴンRは166センチありましたし、居住空間を確保するために背の高い車が多く作られている印象があります。

 私がワゴンRに乗る前の話ですが、毎日通っていた場所の駐車場が立体式のタワーパーキングで、高さ制限が155センチだったため、個人的にはワゴンRで車中泊をしたいと思っていても乗り換えてしまうと駐車場に入れなくなり、背の低い車で我慢していました。しばらくして、ようやくその駐車場に170センチまでなら入庫できる新型のタワーパーキングが増設されたので、ようやくワゴンRを購入して乗ることができたということがあります。このブログも最初はワゴンRで車中泊という形で始めたので、新しいタワーパーキングができなかったら、もしかして車の買い時を逸してワゴンRのノウハウをこのブログで提供できなかったかも知れません(^^;)。

 普通の車を車中泊に使う場合、やはり座ったり寝たりする場合、頭上に余裕があった方がリラックスできるので、あえて背の低い車を車中泊に使うことはないと思いますが、フィットという車は背が低いにも関わらず車中は結構頭上に余裕があります。これは、燃料タンクが助手席の下にある分、車の底の部分に後部座席を沈み込ませることで、結果的に天井までの高さをかせぐ作りになっています。そのため、車中で寝る場合でも思いの他圧迫感を感じることなく過ごせるのです。

 実際に旅行に出て車の高さが問題になる場合というのは、それこそ古いタワーパーキングしか駐車場がないくらいしかないのですが、実際以前出掛けた旅で高さが問題になりかけたことがありました。

 それは、フィットを購入する前、ワゴンRから一時的にスズキ・keiに乗って旅に出た時のことです。その時は車中泊はせず、当日にたまたま格安で予約できた地方都市のホテルだったのですが、昔からあるホテルのためかホテルの専用駐車場が古いタワーパーキングでした(^^;)。たまたまKeiはタワーパーキングに入ったのでスムーズに事は運びましたが、入らない車だったらその後またいろいろ大変だったと思います。もちろん、背の高い車で行ったとしても別の駐車場を案内してくれたとは思いますが、宿泊先の駐車場ということですと、防犯面のことを考えると車上荒らしに狙われる恐れの少ないタワーパーキングを使っているところは意外とあります。ホテルによってはタワーパーキングに入らない場合にはホテルから離れた駐車場を案内されたりすることもあるので、駐車場が限られているような所に多く出掛ける方が車を選ぶなら、あえて背の低い車を選びタワーパーキングにも入ることのできる状況を作っておいてもいいかなと思います。そう考えるとフィットはオールマイティーな活用のできる車なのだなとしみじみ思います。


SIMロック解除義務化で何が変わるか

 「SIMロック 解除を義務化へ 平成15年度にも実施」というニュースが報道される中で個人的に気になった事があります。「SIMフリー」という言葉が先行するあまり、これさえクリア出来れば後は問題ないという風に世間は思ってしまっているのではと心配になるのですね。

 私が問題だと思うことは、せっかくSIMロック解除しても、端末の分割払いと安い料金を実現させるため最低2年間は契約を続けなければならず、他の会社のSIMカードを入れられる時期になった時にはすでに端末としての旬を過ぎていたり、スマートフォンを使ってやりたいことがハードの仕様やOSのバージョンのためにできなくなってしまう可能性が出てくることです。せめて一括で型落ちモデルが安く入手できるような状況が常にあれば、契約継続期間のみを気にして購入した端末をSIMロック解除し、別の会社のSIMでも使い続けることができるのかも知れません。しかし現状では更新月までの2年間我慢したら、あえて使っている端末を捨てて、MNP新規で引っ越し先の会社の端末を安く入手することを繰り返した方が、最新の端末を安く使い続けることができるようになってしまっています。そういう方法で乗り換えをしている人にとってはSIMロック解除というのは、海外で現地のSIMカードに入れ替えて使うような人以外にはあまり意味がないような気がしないでもないのですが。また、MNPしないで長く同じ会社の端末を使う人にとっては、現状で使っているSIMカードを使い続けるわけですから、やはりSIMロック解除をしてもしなくても関係ないと感じる人が多いのではないでしょうか。

 つまり、他社への安易な乗り換えを制限している要因の一つ「SIMロック」を解除したとしても、他にも大きな障壁があることを考えないと今の携帯電話会社の状況は変わっていかないと私には思えるのです。それと、必要のないと思っても強制的に何ヶ月か入ってくださいと言われるオプション契約も何とかして欲しいものですし。

 こうした事情を見ていくと、あえて携帯電話会社のSIMロック解除を待たなくても、安くスマートフォンを使いたい人はとっととMVNO業者の提供する格安SIMカードと海外製の格安スマートフォンのセットに移った方がいいように私には思えます。通話定額は外せなかったり、おサイフケータイや携帯電話会社自体の提供するサービスをどうしても使いたい場合は仕方ありませんが、今ある端末のSIMロックを解除しても、幅広くネットを使いたいと思う場合、自社以外のSIMカードを使ってのテザリングに制限の入っている(MVNOでの利用を含む)機種が多いので、最初からそうした制限のないMVNOでもテザリング可な端末を買って使った方が利用できる範囲も広がっていいように私には思えますね。どちらにしても、単にSIMロック解除をするからいいというものではないという事は多くの人にわかってほしいものであります。


公衆Wi-Fi付きで最安 ワイヤレスゲートの提供するSIMカード

 今私が使っているBIC SIMはその名の通りビックカメラ系列で売られているデータ通信カードですが、競合しているヨドバシカメラでもようやく公衆Wi-Fiサービスの付いたワイヤレスゲートが提供するデータ通信カードを2014年9月から発売することになりました(店頭以外では通販有)。

 利用可能なWi-Fiスポットは、「BBモバイルポイント」「Wi2 300」「eoモバイル Wi-Fiスポット」となっていてほぼBIC SIMでも使える範囲になっています。このうち「Wi2 300」については、「プレミアムエリアお試しキャンペーン」に伴い、現状の定額サービスでの提供を2014年9月末日をもって終了するとのアナウンスがすでに出ています。そうなるとWi-Fiを中心に使おうと思っている方には使えるアクセスポイントが減ってしまい痛いですが、もしそうなったとしても、このプランにはBIC SIMや、他にWi-Fi付きのものでいうとbiglogeのデータ通信カードにはない安さという魅力があります。

 今回発表されたプランの中には一般的なLTE通信の月間1GB 5GB 10GBの他、高速クーポンのない月額480円プラン(税込)があるのです。1GBプランでも税込920円とBIC SIMより安く、専用アプリも提供されるということなので、かなり話題になりそうな気がします。なお、この2プランに限ってはSMSオプションは付かず、希望される場合は月額150円で付けることができるようです。

 480円プランおよび高速クーポンを使い切った後の速度は理論値で250kbpsとのことですが、これは9月から始まるサービス開始を待って確認した方が良さそうです。少なくともこれで、月500円という安さを売りものにしているDTIの行なっているデータ通信サービスは9月に向けて何らかの対策を講じないと利用者の流出という事態になってしまう恐れも出てきてしまいましたね。ユーザーとしては料金が安くなるに越したことはないのですが、多くの同業他社があってこそ、様々な個人のニーズに応じた契約方法のバラエティが残るということもあります。これを書いている時点でプランのサービス開始にはまだ2ヶ月ほど時間がありますが、あまり性急な価格競争に走ってほしくないという思いも個人的にはあったりします。ある意味低価格SIMの決定版としてのこのプランが市場にどんな変化をもたらすかという点にも注目しておきたいと考えています。


中古ホイールに交換

 今年の4月からホンダ・フィットに乗り始めて、不安に思っていたのは購入時のタイヤの溝が若干少ないことでした。そこで、車を購入したお店に頼んで、中古のタイヤで溝が残っているものをその店で付きあいのある解体業者さんに探してもらうよう頼んでおいたのですが、車購入から2ヶ月経ったところでようやく返答がありました。

 タイヤのサイズは標準サイズより大きくなるものの(205/40ZR17)、何とアルミホイールに付いたタイヤごと見付かったとのこと。そこで出掛けてみるとかなりよさそうで、取り付けも自分で何とかなりそうだったので、とりあえず全部自分でジャッキを使ってはめてみて、走行に問題がないようだったらそのまま購入させてもらうことにしました。

 昨日の天気は晴れで、そうとう気温も高かったので、4本のホイールの取り外しはなかなか体力を消耗したのですが、ホイールのないタイヤだけだったら自力での交換はできず、はめかえなどは別の業者さんにやってもらわなくてはならないのでコストも上がります。しかし今回はホイールにタイヤが付いているので、中古で購入できるならこうしたものの方がいいですね。

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 一通り車庫入れを試し、ハンドルをかなり回しても問題なかったため、そのままホイール付きのタイヤを購入することにしました。写真のように自分の車の色と良く合っているホイールなので、ドレスアップ感も満載です(^^)。タイヤサイズの関係で車検に通らなくなる可能性もあるという話はされましたが、その時には何とか今まで付けていたタイヤに変えれば車検は通るだろうと言われたのでその言葉を信じることにします(^^)。改めて、車の購入時に何もかも揃えることなく待ったことで中古で格安のホイールを付けることができて良かったです。乗り心地についてはタイヤ自体が大きくなったためか申し分ありませんが、これで燃費がどう変わっていくのかというのは乗り続けなければわからないので、その評価については以降に譲ることにします。