月別アーカイブ: 2014年7月

Windows8.1 タブレット Lenovo Miix2 8 その1 購入とそのサイズ

 2013年末から個人的に注目してきたのですが、安い8インチのウィンドウズタブレットが出てきた当初、いつかは買うんだろうなと思いつつ今まで伸びてしまいました。たまたま夏のボーナスシーズンで安売りされていたこともあり、LenovoのMiix2 8のフラッシュメモリが64MBのものを購入することになりました。

 この機種を選んだ理由はとにかく安かったというところに尽きるのですが、フラッシュメモリが32GBのものの方が全体的な安めではあるものの、64GBのものは地元の家電量販店でも比較的高い値段が付いています。それがネットショップで保護フィルムとウィルス対策ソフトが付いて3万ちょっとという私が購入した金額は、パワーポイントが使えるOfficeまで付いているので十分納得できました。他の機種と比べて本体のスピーカーがモノラルで、画面出力端子が省略されていることが気になる方もいるでしょうが、私にはそれほど気になりませんでした。具体的にはDellのVenue 8 Proと迷いましたが、Venue 8 ProのSIMなしの機種にはGPSが付かないということもあり、今後のWindows8.1上で動く地図ソフトやカーナビソフトの充実を期待して、値段も安く軽く、薄くて持ち運びやすいMiix2 8に落ちついたという感じです。

 改めてこのタブレットを今使っているさまざまなウィンドウズノートと比較してみると、これ以上の性能を必要とする場合にはメモリを8GBも積んでしまった(^^;)11.6インチの薄型ノート、ThinkPad X121eがあります。全ての作業を一括で行なうためには、タブレットとしてもノートパソコンとしても使える新型の分離型ノートや大型画面のタブレットを購入すべきかも知れませんが、安く購入できるこうしたものとの併用をする方がいざという時にはどちらかが使えるようになるので、私にとっては有利な点が多いです。他のアンドロイド搭載のスマートフォンやタブレットとはACアダプターを共通化できますし(microUSBケーブルで充電可)、8インチという小ささを生かして、Windowsの使える環境を常用するためにはこのサイズは絶妙です。もちろん、ノートパソコンのように使うためにはBluetooth接続のマウスとキーボードを併用するのが基本になるでしょう。

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 実際の大きさをThinkPad X121eおよび、今まで常用していたNexus7と比べてみました(真ん中のものが本機)。多少Nexus7よりは大きいものの、若干Nexus7より薄い感じで、十分持ち運びできます。今後は出先および旅先で最低限の作業ができるようにいろいろとカスタマイズしていくことになるでしょう。この手の製品の動向として、Windowsタブレットもメモリが2GBから4GBを搭載し、フラッシュメモリも128GBが普通といった感じで増えてくるかと思いますが、まだ価格がこなれないように思うので、安くWindowsマシンを購入したい場合にはこの手の製品が安くなるのを見て購入するのも悪くはないと思います。ただし、全ての機能を使いこなすためには狭い画面およびどうしても小さく表示せざるを得ないハード的な制約を十分承知の上で使いこなすようになるため、タブレットを最初に買おうと思っておられる方にはおすすめできないかも知れません。私にとっては多少不便でも持ち運べなければ意味がないので(^^;)、日常でも旅でもうまく使いこなせるようにこれからセッティングに入っていきたいと思っています。


DropBox から OneDriveへの移行

 いわゆるクラウドサービスというものを普通に使うようになって、パソコンでもスマートフォンでもタブレット端末でも、さらに言うとウィンドウズでもマックでも、アンドロイドでもiOSでもどの端末からでも更新したファイルが最新のものとして使えるようになり、ある意味使う端末を選ばなくなりました。当初から使っていたのがネット上にディスクスペースを持つことができるオンラインストレージサービスのDropBoxで、これはこれで実に使いやすくてよかったのですが、今回メインに利用するオンラインストレージサービスをマイクロソフトが提供するOneDriveに移行することにしました。

 なぜ急に変える気になったかというのは、まずは単純にディスク容量の問題だったりします。無料で使えるのはDropBoxの場合3GBで、現在は約1GB使用中です。OneDriveはカメラアップロード用のスペースだけでも3GBあり、残りは15GBと十分な容量があります。今のうちに余裕のある方に変えた方がいいのではないかと思った次第です。

 そして、もう一つの大きな理由は、今まであえて購入してこなかったWindows8,1 搭載の8インチタブレットを購入するはこびになったためです。Windows8,1では標準でOneDriveが使えるようになっているので、早めに今使っているファイルを全てOneDriveの方に移行させておけば、少なくとも使用しているファイルについてはサインインさえしてしまえば特別に意識することなく使うことができるようになることがわかったからです。

 今まで、アンドロイドのスマートフォンやタブレット端末にはOneDriveのアプリをインストールしていたのですが、Windos7ではあえて使ってなかったのでデータを同期するのに時間はかかりましたが、一度きちんとファイルを納めておけば、とりあえずは大きな画像と動画ファイル以外を放り込んでおけばまず何とかなるでしょう。

 ただ、決して外に出したくない秘密のファイルについては、いつでも外から盗み見られてしまう危険をともなうわけですから、そんなことも考えながら使っていけば便利に使えると思います。今まで使っていたDropBoxについても、中のファイルは削除することなくそのまま置いておく予定です。古く更新することのなくなったファイルについては、もしOneDriveに接続できなくなった場合に備えてのバックアップとして機能する場合もあるかと思います。ただ、乗り換えて不便になった点もあります。アンドロイド端末でOneDriveのアプリを使う場合、変更したファイルを保存する場合にDropboxのアプリではクラウド上にそのまま保存できたのですが、OneDriveの場合はいちいち保存する場所をディスク上かクラウド上かその都度指定しなければならないのがめんどくさいです。しかしウィンドウズ上でOneDriveを使っていればほとんどクラウドを意識することなくファイルの変更および保存ができるので、今後はウィンドウズタブレット上でファイルをいじることが多くなるような気がします。MVNOの登場により月額千円以下の安い金額で常時接続できる回線を多くの人が使えるようになり、オンライン上からのファイルの編集が簡単にできるようになっているので、モバイル環境で自宅と同じ作業を続けたいと思っている方は何かしらのクラウドサービスを利用されるといいでしょう。私のように、ウィンドウズタブレットを使おうと思っている方は、標準で使えるOneDriveをまずは使ってみながら、自分に合ったサービスを探すのもいいと思います。


日本企業の製品が海外展開できにくいわけは

 TPP交渉において、日本独自の車の規格である軽自動車がやり玉に挙がったニュースは記憶に新しいところです。私も長い間、軽自動車に乗っていましたが、軽自動車で困ったことはありません。アメリカのような広い道が主な所では売れないでしょうが、海外でも軽自動車のサイズでないと通れない道を持つ場所も結構あるので、全く日本に特化したサイズではないようにも思えるのですが。ただ、車の重さに比較してエンジンの大きさがアンバランスで、燃費や耐久性の面で国際的な競争力があるかといえば疑問な点もあります。軽自動車メーカーではすでにスズキが海外で800ccのエンジンを積んだ車を展開しているので、もし軽自動車の規格が現在の660ccから800ccに変更できるなら、その軽自動車の規格は世界進出に向けての戦略車としてとても有望なように思えます。何しろ日本の軽自動車は売れていますし、ユーザーがメーカーに要望する点も多く、そうした点をメーカーがつぶすような形で洗練されてくれば、世界は改めて日本の技術に驚き、特に道の狭い地域においては売り上げをのばしていくのではないでしょうか。

 もちろん軽自動車の高排気量化を実現するにはさまざまな問題があります。軽自動車が売れ過ぎると普通車が売れなくなる危惧があったり、すぐに800ccのエンジンを開発できないメーカーからのあからさまな反発も予想されるのですが、現状でかなり強引に物事を決められる政府でありますし、日本の企業が利益を上げていくには海外での売り上げを伸ばす以外にはありえないのですから、日本での売上げが世界での売り上げに直結するような物作りのできる政策を望みたいものであります。

 そういう点からすると、現在の日本のビールメーカーの企業努力は時代に逆行するものだと言わざるを得ませんね。今売られている「ビール」以外に、「発泡酒」「第三のビール」と税金の違いによって3種類のアルコール飲料が存在するわけですが、現状で日本のメーカーの努力のかなりの割合は世界一の味を追求するのではなく、いかに安い値段(日本での小売価格)でビールに近い味を出すかという事に力を入れすぎているように感じます。その背景には、普通のビールは酒税が高いので、できるだけ安い値段でビールもどきでもいいから毎日飲みたいという人が多いからなのでしょう。現実にはメーカーが「第三のビール」に力を入れ、売り上げも伸ばしているということで、しょうがない部分ではあるのですが、国内でさらに「第三のビール」がシェアを伸ばすことになると、値段の高いビールがシェアを落とすことになるわけで、真面目に作っている地ビールなども今後経営が成り立っていくのか心配な面も出てきます。

 もしかしたら日本政府はビールに関する酒税はそのままキープし、第三のビールの酒税を上げるような税制を進めていくのかも知れませんが、国に入る税収は確かに伸びるにしても、それで日本のビールメーカーが国内の競争にかまけていく現状には疑問も出てきます。まさに昔からガラパゴスといわれている日本の携帯電話・スマートフォンを作るメーカーのようになっていくかも知れないのですから、今後日本の企業はどうなっていくのかという不安がどうしても出てきてしまいます。このブログでは様々なグッズを紹介していますが、同じような価格・性能のものなら地場産品の方を紹介したいので、そういう意味でも日本の産業が元気になって欲しいと思っています。


Y!モバイル 2014年8月1日からの新料金

 イー・モバイルとウィルコム、イー・アクセスが統合したY!モバイルがようやく新たなサービスおよび料金を発表しました。一般的なスマートフォンについてはソフトバンク網を使った旧イー・モバイルの契約を引きつぎ、ウィルコムについては「ケータイプラン」と言い換えるようです。ですから、今後Y!モバイルでスマートフォンというのは旧イー・モバイルのサービスとなり、「ケータイ」と言う場合はウィルコムのPHS回線ということになるわけです。その後、PHSはどうなるのかはまだわかりませんが、やはり今回の目玉は他携帯3社と比べてデータ通信料を安く抑えた「スマホプラン」でしょう。

 このプランはデータ容量の上限が(使い切った場合は128kbpsの低速になります)多いものからL(月7GBまで)、M(月3GBまで) S(月1GBまで)の三種類あり、一番安いスマホプランSは月額2,980円ですが、通話の方は一回10分で月300回までという制限があります。全ての通話を無制限にする場合は+1,000円でオプションの「スーパーだれとでも定額」を付ければいいのですが、多くの方はあえてオプションは付けなくてもいいかも知れません。ちなみに、対応のスマートフォンには旧イー・モバイル販売のNexus 5も入っていますので、今入っているウィルコムのPHSの番号をMNPで移すことができそうですが、プレスリリースの中に気になる記述があります。

(ここから引用)
スマホプラン割引適用時価格です。ソフトバンクモバイル、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクからのMNPのお客さまおよび3年目以降の価格は次のとおりです。(スマホプランS:3,980円/月、スマホプランM:4,980円/月、スマホプランL:6,980円/月となります)
(引用ここまで)

 つまり、最安2,980円は加入時より2年間、新規契約かdocomo auからMNPされる人への割引価格に過ぎないということです。割引を考慮しない料金はスマホプランSで3,980円、他の携帯電話会社と同じ通話定額にした場合は4,980円となるわけです。それなら、携帯電話会社の携帯電話で通話定額のみ契約し、データ通信は別に白ロムのスマートフォンを持ち、MVNOの最安500円程度のプランを契約すれば合計でも月額三千円以下の料金におさまるわけで(月額1GB高速通信可能なプランでも+1,000円で利用できるものが多いです)、あえてY!モバイルを契約する場合はスマートフォンによるデータ通信と通話のセットではなく、PHSの定額とテザリングによるデータ通信にとどめておいた方がいいかなと正直思ったりします。ちなみに2014年10月発売予定のPHS用新端末の中に、ほぼWX12Kと同じような折りたたみ端末CRESTIA 402KCがありますが、SMS対応と迷惑電話チェッカー機能が付いているくらいです。残念ながらおサイフケータイ機能は付かなかったので、もし今後WX12Kの中古が安く出てくるならそちらの方を積極的に狙おうと思います。

 このように検証してみると、とりあえず2年間はY!モバイルに移って契約する人は増えるかも知れませんが、他社が今ではなく、2年後の10月をにらんでデータ通信プランの改定を行なうようなことにでもなれば、一気にこれらのプランは魅力を失ってしまうことにもなりかねません。私の場合はNexus 5を安く購入し利用するために2年間の限定で購入したようなものですが(^^;)、そうした傾向はY!モバイルになっても変わらないということがわかってしまった気がして、今後のPHSの処遇にも不安が出てきたというのが正直なところです。


NTT docomo カケホーダイ(ケータイ)の請求確定

 2014年5月の予約開始日にオンライン上からプランの変更を行ない、iモードを含む全てのオプションを外し、純粋にカケホーダイのみの契約にした家族の回線の7月分の請求内訳がようやく届きました。6月1日から30日までの1ヶ月ですが、変更した情報がそのまま反映されていたのでほっとしました(^^;)。

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 内訳は、
・基本料金 2,200円(カケホーダイプラン(ケータイ))
・その他      3円(ユニバーサルサービス料)
・消費税    176円

 で、合計が2,379円が請求額となります。また、ドコモポイントは40ポイント付いています(利用期間が15年未満)。請求書をWebにするともう少し安くはなりますが、やはりこのように書類で確認できることも重要だと思いますので、これはこれでいいかなと思いますね。ちなみに、先月の請求額は5,681円(FOMA タイプSバリュー)ありましたので、それなりに通話に使っている方の場合は半分以上毎月の料金が節約できることになります。料金プラン変更について料金がかかることもなく、単に料金だけが安くなったので改めてかなりすごいプランだと思えますね(^^)。

 これだけ安くて掛けまくることができると、本当は自分がメインで使っている電話番号をカケホーダイプランにしたいという気もあるのですが、私の通話主体に使っているPHS(だれとでも定額で月10分500回まで定額)の契約は、端末を分割払いで購入している関係から来年の11月までは支払いが完了しないので、しばらくはdocomoのカケホーダイに移らないでいこうと思っています。というのも、現状でも料金は2千円台で済んでいますし、利用にあたってもそれほど通話品質に問題なく通話はできていますので。差しあたってPHSと携帯電話のMNPが利用できるようになる今年10月の時点でかなりのユーザーがPHSから携帯電話に流れるだろうと思いますので、今年の終わりあたりにBluetoothによるテザリング可能なWX12Kの白ロム価格が下がっていたら、端末だけ購入して機種変更するというパターンも考えています。その際にはオプションの「スーパーだれとでも定額」に変更して、10分間という通話時間制限をなくし、電話機単体でのインターネットと、テザリング込みで+500円追加するのもいいかなと思います(同じようなことを携帯電話会社のケータイで行なおうとすると最低6千円程度かかるため)。この辺の事は、時間の経過とともにすぐに携帯電話のカケホーダイに変えてしまった方がいいか、そのままPHSを続けた方がいいかは何か新しい発表があるとすぐ状況が変わってしまうと思いますので、決して焦らずに余分なお金を出さないような方向で行こうと思っています。

 途中で契約を清算する場合、どうしても端末の残債と解約料がかかり、MNPの際の新規契約手数料もかかります。さらに新しくガラケーを契約する場合にはその端末料金もかかってきますので、携帯電話会社のキャンペーンで一括0円でキャッシュバックがあるというようなかなり好条件でMNPできるようなことがなければ、あえて現プランを解約して清算するメリットは減ってくるでしょう。この辺はどうしても首都圏の量販店の動向を常に確認できる方の方が有利ですね。私の場合はなかなか好条件での契約をするのは難しいと思うので、結局は時期を待ってオンラインショップで契約する方が無難かなとつい考えています。今後も携帯電話会社3社およびPHSの動向をにらみながら、自分にとってのベストのパターンを探って行きたいですね。


事故を起こす人と被害を受ける人、どちらを守るべきか

 私がこの文章を書いている2014年の6月から7月にかけて、それまではあまりニュースとして報道されていなかった、車を運転する人が酩酊状態になって人身事故を起こしたことが報道されることが多いように思います。特に法律上は販売を規制されない吸引用葉っぱについては、特にその存在が語られることが多いと思うのですが。

 いくら合法とはいえ中毒性はあるでしょうし、体をむしばむ可能性が高いので販売や購入を規制していくことは大事なことだと思います。しかし、一連の事故報道について理不尽だと思うのは、何も悪いことをしていないのに命まで失ってしまう人がいるという事実でしょう。酩酊状態で運転している車にはねられて命を落とすというのは自分のこととして想像もしたくありませんし、一刻も早く何とか対策を講じてほしいと思います。

 酩酊状態になる原因というのは、皆さんご存知の通り、合法的に売られている葉っぱよりはるかに多いのが飲酒による運転です。お酒の場合は麻薬とは違いますし、普通にコンビニでも買うことができるので、お酒の販売を規制することはまず無理でしょう。そういう意味で、アルコールや葉っぱに依存している人を何とかすることとは別に、酩酊状態のまま走行することができる車の方を何とかすることができないかと思うのですが。

 現状では新しい車を中心に、ぶつかりそうになったら止まるとか、もしはねられたとしてもショックを吸収する仕組みとかが付いている車では最悪の状況は防ぐことができるようになるかも知れません。しかし、もう少し車自体の装備を考えてもらって、酒気帯び状態ではエンジンがかからなかったり、運転手の目の焦点が全く安定しない場合にはエンジンが止まるような装備の付いた車が広く普及するようになるといいのですが。大変なこととは思いますが、自動車業界も尊い人命を守るために、特に古い車でも後から付けることができるようなものがあればいいのですが。それを悪質な酒気帯び運転を行なった人には設置を義務付けるとか、何とかして悲惨な事故の被害者を減らす事ができるような手段が車の装備の面からアプローチできないかと思います。


テレビ放送における「4K」が「地デジ難視聴対策衛星放送」を駆逐する現実

 テレビの高画質化の規格である「4K」について、2016年から4K放送をBSの6波に割り当てる方針を総務省が各方面と調整しているとのこと。それ自体は別に何も言うことはありませんが、4K放送という高画質放送を使う帯域を確保するため、現在放送しているBS各局に電波帯域の一部返上を要請(新しい圧縮技術により少ない帯域でも放送継続には問題ないとの見解のよう)するだけでなく、先日話題にしていた地デジ難視聴対策衛星放送を2015年3月末で終了すろ予定とのこと。これは、現状でほとんど利用されていないチャンネルだからこその措置なのかも知れませんが、いかにもテレビの視聴実態を考えないで決めたように私には思えます。

 具体的に2016年から4K放送が実施されることになったとして、現在の地上波・BS・CS以外の新たなプログラムが組まれることになるのでしょうか。どちらにしても4Kの高画質を楽しむためには新たにテレビを買い替える必要があり、放送内容も対応している必要がありますので、経済界からの要請もあるのかも知れませんが、どれだけ多くの人がその恩恵を受けることができるのかどうか。それよりも、現在ほとんど放送されていることすら知られていない東京地区地上波の放送がBSで行なわれていることが認知されればかなり視聴者の食いつきがあるはずです。

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 自宅のテレビの番組表からアクセスすると、写真のメッセージが出る案内に行きつきます。地デジ難視聴対策衛星放送は通常はスクランブルがかかっていて、自分の住んでいる場所が認定されていないとスクランブルを外してもらえないのですが、普通にスクランブルさえはずしてくれれば地方と首都圏の情報が一体化されることになるので、地方の人からすればものすごい需要があるチャンネルになるでしょう。理論上はどんな山の中であっても現在BS放送がきれいに映るなら関東で流れている地上波の全てのチャンネル(NHKを含む)を見られるのですから、見られるのなら見たいと思う方は多いでしょう。

 この事については何回も紹介してきたのでご存知の方もいるかと思いますが、元々は地上波の放送を見られない人のために用意されたチャンネルなのですが、例えば地上波でテレビ東京系の放送が見られない(テレビ東京系の地方局がない)難視聴地域では、わざわざテレビ東京の再送信にのみスクランブルをかけるような決まりになっているそうです。私の住む地域でも、もしテレビ東京だけでもスクランブルを解除してくれれば、テレビ東京系列が独占で放映権を獲得しているスポーツイベントを見られないこともなかったのですが、もしこの報道通りに進んで行ってしまうのなら、今後多くの地域でテレビ東京や他の民放(民放4局をカバーしていない地域はざらにあります)を放送中に同時に見ることはまず不可能になってしまうでしょう。普通に考えてもこの不景気な時代にどの都道府県でも関東と同じ民放5局体制にすることは設備投資の面からまず無理でしょうし、そうなると限られた地域以外では将来的にテレビ視聴を一部諦めなくてはいけなくなるということにもつながってきます。となると、必然的に首都圏と地方ではテレビ視聴における格差を無くす方法がなくなってしまうわけで、これはテレビを楽しみにしている地方の人に納得してもらえるのかちょっと疑問に思えてきますね。

 4K放送は6波だと言いますが、まず地上波の再送信をすることはないでしょう。独自の高画質な番組をどれだけ作ることができるかと同時に、一体どれくらいの人が4K放送の恩恵に預かることができるのかもわかりません。将来の高品質テレビ形式を日本の技術陣が多くの国で実用化させることで、国際的な技術競争の主導権を握りたいという考えも決定を早めた理由の一つだということですが、確実に国際規格を取れるかどうかもわかりません。このままではあまりにも視聴者無視で、一般の人のテレビ離れが進む可能性もテレビ業界の方は考えておいた方がいいのではないでしょうか。さらに言うと、この高画質化は4Kで打ち止めではなく8Kもあるということですから、今焦って4Kテレビを買うことは、普通にテレビを見ているならお金が相当有り余っている人でなければ、まず考えなくてもいいと思います。


圏央道に新設された厚木PA(内回り)

 先日、用事があって山梨県周辺を訪れた際、帰りに中央道から圏央道を経由し、東名高速を使って帰ってきました。つまり、2014年6月28日に開通した圏央道を通ってきたわけですが、開通とともに新たにできた厚木PAに寄ってみたいというのもこの道を通った理由です。

 山梨方面から八王子を経由し、厚木を目指すのですが、八王子のジャンクションでは関越道方面に行く車が多く、ジャンクションの手前で若干の渋滞に見舞われたものの、圏央道内回り方面に入ったら渋滞は解消しました。このまま厚木のPAに入ろうとしたところ、さすがにオープン直後ということですぐには入ることができず、すでに入った車が出るまで結構な時間待たされてしまいました。

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 全景はこんな感じで実にシンプルなものです。このPAの売りは、全国のB級グルメを集めたB-1グランプリに出店している全国のB級グルメを持ち回りで出す店舗があるということでしょう。食堂では厚木関連の食事の他に、期間限定でさまざまな地方のグルメが提供されています。

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 食堂以外のフードスタンドでは、持ち帰り用のものに特化して、これも期間限定で提供されるものが変わってきます。つまり、いつ訪れても違うものが食べられるということで、仕事などでこの区間を多く利用される方にとっては興味深いシステムなのではないでしょうか。

 食堂の脇がお土産品コーナーになっているのですが、イートインスペースが広い分、販売スペースが手狭になった印象があります。それでも、全国のグルメが置かれていると割り切れば、そうしたものを購入するために訪れる方が多いとも言えるわけで。

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 また、建物の向こう側には相模川の川原が広がっていて、眺望を楽しみながら座って食事をしたりまったりしたりする屋外スペースが確保されています。また、トイレもかなり眺望がよく、大きな窓が設置されています。トイレの入口にはテレビが2台設置されていて、テレビ番組を流していたのですが、ここにテレビを置くことで人の流れが止まってしまうのではないかといらぬ心配もしたくなるものです(^^;)。それでも、こじんまりとした中にこだわりを持った面白いパーキングエリアであると思います。今回は上りのパーキングエリアでしたが、また機会があれば関越道方面に静岡から向かう際には、反対方向の外回りにあるPAを利用してみたいと思います。


弁当小分け用シリコンカップの使いみち

 水筒・ボトル関連とともに、シリコンで作られた製品が大好きな私ですが(^^;)、シリコン製品の魅力は熱に強いということと簡単に形を変えて様々な用途で使えるということがあると思います。

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 実はそんな私でもノーマークだったシリコン製品があります。お弁当のおかずを分けて入れることのできる小型の小分けカップなのですが、先日これが結構便利に使えることがわかり大きさ違いのカップ3個セットを購入しました。

 シリコン製の小分けカップは折り目も付かず、簡単に元に戻るので、旅先で粉物の量を計ったり、別の容器に移す場合に大変に重宝するのです。具体的にはインスタントコーヒーや茶葉をこのカップに出し、必要な分だけスプーンですくい、余ったものはこのカップから簡単に元入っていた容器に戻すようにして使えます。私は主に粉物に使おうと思っていますが、醤油のような液体のものでも移し替えに使うにはぴったりのものだと思いますね。

 また、耐熱温度が200℃までという事を生かし、熱くなってしまったマグカップの取っ手を持ったりするには実は大きさがちょうど良かったりします。シリコン素材のグッズはまだまだ列挙に暇がないほどあるわけですが、このような小分けカップにだいたいでいいので体積を計るスケールが付いたものがあれば、旅の用意としてもう一つ購入して置いておきたいところです(^^)。車の中に入れておいてもかさばるものではないので、折を見て車の中に入れる用としても購入したいと思っています。


車の窓のチョイ開けに注意

 本格的に日差しがきつくなり、車の中の温度はぐんぐん上昇していく季節となりました。日中の車内温度上昇を防ぐためにフロントガラスにサンバイザーをするとしないとではかなり違います。うっかりサンバイザーを忘れてしばらく放置しただけでも、ハンドルは触れない程熱くなり、しばらくはエアコンを付けたまま待たないと運転できないような状況にもなりかねません。

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 サンバイザーとともに私が行なっているのは、運転席と助手席の窓ガラスをほんのわずか開けておくことです。これをすることによって外の風が入ることから、室内に熱気がこもることが防げます。夜間の車中泊で、防犯面の理由から窓を全開にできない場合も、サイドバイザーにかかり、外から手などを入れなれないくらいなら大丈夫だろうと開けたまま寝ている方は多いと思います。

 ちなみに私も熱が車内にこもらないようにかなり長い時間わずかに窓を開けていたのですが、少々考えさせられる事がありました。先日、いつものように朝、車に乗って出掛けようとしたところ、助手席の窓の内側にごそごそ動くものを発見しました。よく見ると蜘蛛で(^^;)、あわてて外に出しましたがしばらく見逃していたら車内で巣を作られてしまったかも知れません。

 わずかな隙間を空けていることで、やはり小さい虫は入ってくるのは理解できましたが、それでも空けていないと車内がひどいことになるのは変わりがないので、まめに開けたり閉めたりすることが大切だなと思います。

 私の場合は少ない距離でも朝一番で車を動かすことがあるので、日中はわずかな隙間を空けておき、その日の夕方、日が沈んだのを確認して中を確認し、窓を閉めることができれば完璧ですね。ただ、日中駐車する場所周辺に多くの虫が出没するようなことがあれば、日中でも閉めておくか、網戸を隙間に貼るような工作をするかどちらかでしょう。梅雨明けの時期には蜂の活動も活発になるように思います。特に毎日車に乗らず、休日の時だけという方の場合、気が付いたら蜂が巣を作っていたなんてことになったら本当に洒落になりませんので(^^;)、窓は完全に閉めた状態にしましょう。もし車に乗ろうとして中に蜂が入っているのを見付けた場合は、落ち着いてドアや窓を開けた状態にし、外に出て行くのを待ちましょう。