月別アーカイブ: 2013年8月

2013年お盆の日帰り旅(5)

 今回の目的地である秩父宮記念公園は東名高速の御殿場インターチェンジを下りてすぐのところにあります。カーナビを頼りにたどり着いたゴールには公園利用者用の駐車場がありましたが、何と普段なら料金がかかる駐車料金も無料でした。無料ということもあって相当混んでいましたが、何とか駐車スペースを見付けて公園に入ります。

P8180465

 入場無料の看板の奥の方にあるのはうっそうと茂った木々で、「森のエントランス」と呼ばれています。参道のように植えられていて日陰になっており、御殿場という高所ということもあいまって吹く風も涼しくとても過ごしやすい状況でした。うだるような暑さの平野部とは大違いです。公園には秩父宮記念館があり、周辺には大変よく手入れされたお花畑がありました。

P8180479

 また、樹齢120年というしだれ桜の巨木があり、何というか実に贅沢な巨大な庭になっています。その日はあいにくの天候で富士山こそ見えませんでしたが、眺望の良い日は入園料を払ってでもお庭を見に行ってみたい場所だと思いました。

 今回の目的は達成したのですが、御殿場インターのすぐそばには観光の新名所にもなっている御殿場プレミアムアウトレットがあります。そこで、車を移動してプレミアムアウトレットの駐車場に駐車し直してシャトルバスに乗り換えてプレミアムアウトレットを目指しました。

 さすがにお盆の時期の日曜日ということで相当込み合っていましたが、一通りお店を回ったところ、それほどびっくりするような掘り出し物はありませんでした。こういうところに行くとついついその場の雰囲気で何か買ってしまいそうになりますが(^^;)、今回はそうした欲望を抑え、そのまま帰ってきましたが、秩父宮記念公園で自然に親しみ、プレミアムアウトレットで買い物をし、さらに今回は時間の関係で行きませんでしたが、それほど遠くないところにある御殿場市の市営温泉「ごてんば温泉会館」で汗を流してすっきりして帰るというパターンは関東近郊の方でも十分可能な日帰りコースの楽しみ方ではないでしょうか。

 今年のお盆ははからすも、電車と車を使い分けるような形でそれぞれのメリットを生かした旅ができたように思います。こうした旅の記録が他の皆さんの参考になれば幸いです。


2013年お盆の日帰り旅(4)

 前回の旅の報告はそれなりに計画をして出掛けたものでした。車を使わない電車とバスを使った旅なのでスムーズに行程をこなすためには事前の準備が必須であるのですが、逆に全くの思い付きで出掛けられてしまうのが車の旅のいいところです。今回は2013年8月18日(日曜日)に行ってきた日帰り旅について報告することにしましょう。

 その日は朝いつもより遅めの時間に起きたので、全く出掛けることになるとは思っていなかったのですが、たまたまテレビのお昼前のニュースで、御殿場市にある秩父宮記念公園の入園料がその日だけ無料になっていることを知り(静岡県民の日が8月21日なので、その日に近い日曜日を設定したよう)、無料なら家の中にいるよりもいいだろうし、高速道路を使えば御殿場まで1時間ちょっとで行けるということもあり、あたふた仕度をして12時前には出発しました。

 お昼ご飯を食べないで出たため、途中のサービスエリアで何か簡単なものを食べようかと思っていたのですが、そう言えばあまり人が寄らない由比のパーキングエリアに名物の丼があることを思い出しました。以前は本当に休憩のための場所だったのですが、桜えびが名物という土地柄もあって、桜えびを中心とした食事を提供するようになったのです。

20130818_122650

 私が注文したのは写真の「由比丼」です。ご飯の上にキャベツをひき、マヨネーズをかけた上に桜えびのかき揚げをのせ、おまけに釜揚げのしらすをのせてくれています。ボリュームたっぷりで880円という値段は魅力的です。なお、そんなに食べられないという人向けには250円くらいでミニ丼(桜えびやしらす)が用意されていますので、そういったものもおすすめだと思います。

 私が食堂に入ったのは12時30分くらいでしたが、一つとなりの富士川楽座のレストランに行ったら相当混んでいて食べるまでにかなり時間がかかっただろうことを考えると、由比パーキングエリアを選んだのは正解でした。食事によるタイムロスもそれほどかけることなく、改めて御殿場へ向けて出発したのでした。


2013年お盆の日帰り旅(3)

R0010523_2

 国立歴史民俗博物館から無料送迎バスを出していたのは、民間の美術館で「大日本インキ」を創業した一族が集めたコレクションを展示する「DIC川村記念美術館」でした。かなり広大な敷地の中にあり、庭園も美しいところでしたがさすがに真夏の時期に咲いている花は少なく、庭園を楽しみたい場合には春に行くのがいいですね。お客さんの方はこちらの方もそれほど多くなく、駐車場の入りもそこそこでした。今回の旅行のプランを考えた時、東京上野周辺の博物館や美術館を回ろうかとも思ったのですが、もし東京へ行っていたら、展示物を見るだけで疲れるほど多くの人が押し寄せる中行かなければらならなかったでしょう。その点では同じ関東地方とは言っても都心から時間がかかる佐倉を選んで正解でした。

 ここの美術館のコレクションは洋画はモネ・ルノワール・ピカソ・レンブラント・シャガールなど、日本画も長谷川等伯・橋本関雪・尾形光琳・鏑木清方らの有名どころをしっかりおさえていますが(時期によっては展示されていない場合もあります)、全体的にはむしろ現代美術のコレクションが充実しています。マーク・ロスコの壁画7点が飾られた部屋「ロスコ・ルーム」には学芸員の他に警備員が常駐し、多少重苦しい雰囲気ではありますが、作品の持つ力というものを十分感じる事ができたような気がします。お盆というのに訪れる人も少なく、しばらくロスコ・ルームを私一だけで鑑賞できたのにも理由があるのかも知れませんが、普段の生活の中ではなかなかできない体験をさせていただきました。

R0010525

 ゆっくりと見ていたものの、だいたい1時間弱で見終ったので、送迎バスの便にはちょうど間に合いました。美術館を出たのはだいたい午後3時前といった感じでしたが、そこで改めて駐車場の様子を見たところ、写真のようにかなり空いていました(^^;)。庭園を見たり併設のレストランを利用する場合には少々滞在時間を伸ばさなければいけませんが、こちらの方も送迎バスに乗れなければどうしようもないほどの田んぼの中にあるので、高速道路の混まない日と時間を狙って佐倉周辺を車中泊で回る中、ルートに入れるのも面白いでしょう。私が出掛けた真夏ではなく、紅葉や花がきれいな季節に行くのがよさそうですね。

 帰りは東京駅で時間が空いてしまったため、改札を出ないで「エキナカ」のお店で夕食用の弁当を買いましたが、とにかく人の波にあてられて疲れてしまいました(^^;)。それまでほとんどゆったりと過ごしてきたため、あえて美術館周辺を散策しながら時間を使った方が結果的には良かったようです。帰りの東海道線は東京発沼津行という長い区間を走る列車に乗ったので、本当にゆったりと移動できました。最後の沼津~静岡間だけは普通列車の普通席で移動しましたが、これが約1時間であわただしく移動したのはここだけという今回の日帰り旅でした。ちなみに、車を駅周辺に駐車しておいたので、自宅までも楽に帰ってくることができました。

 今回のプランは車ではどこへ行っても渋滞に巻き込まれるだろうという事で車は自宅から駅への往復にしか使いませんでしたが、もし渋滞が起こらない時間帯に走ることができるなら、現地で好きなように時間を過ごせる車の旅の魅力も捨て切れません。そういう意味では、車の旅の良さも悪さも感じる事のできた旅でした。この旅の経験を生かして次回の車中泊の旅にもつなげていこうかなと思っています。


2013年お盆の日帰り旅(2)

 JRの佐倉駅はそれほど大きな駅ではありませんでしたが、その分出口が2つしかないので、乗り換えがわかりやすいのが有り難かったです。最初に訪れる予定にしたのは、国立では唯一の歴史博物館、「国立歴史民俗博物館」でした。地元のバス会社が直行便を運行していて、料金は160円と私の住んでいる場所のバス会社よりも初乗り運賃が安いのが嬉しかったです(^^;)。

R0010464

 博物館は佐倉城址公園に隣接するところに建てられているそうで、縄文時代から1970年代までの日本の移り変わりを6つの展示室を使って説明しています。展示品は複製品が多く、一部の本物をのぞいては写真撮影はフリーなのですが、一部はフラッシュ禁止なので、展示物を撮影したいと思う場合は最初からフラッシュ発光禁止にしておいた方がいいでしょう。本物が飾られていない博物館に何の意味があるのかと思われる方もいるかも知れませんが、訪れていた人たちを見るとその多くが小学生ぐらいまでの子供を連れた親子連れであり、割と自由に見て回れる環境を作っているのはいいことだと思います。また、日本の文化民俗についての展示も充実しているので、海外から訪れる方を連れていくにもいい場所だと思います。ただ、お盆の最中だというのに、ぜんぜん混んでいなかったというのは、首都圏から快速で約1時間という場所にあるからとしか思えず、何かもったいない気がしましたね。個人的には歴史的な展示よりも、デパートのおせち売り場が再現されていたコーナーや、全国各地のお土産紹介の観光コーナーを見て、国がこんなものまで収集しているのかとびっくりしました(写真は炭鉱の歴史と銘菓を組み合わせた展示です)。将来的には現代の風俗を展示するためには、今巷に溢れているものも収集しなければ展示もできないわけで、国が少し昔の何を集めて展示しているかを見るのはかなり興味深いところです。また機会があれば、今度は車を使った車中泊の旅で、じっくり時間を取って見に行こうかなと思います。

R0010502

 博物館にはだいたい1時間半くらいいたのですが、それでもまだ見足りないくらいでした。館内には古代米を使ったカレーやハヤシライスを食べさせてくれるレストランもあるので、そちらにも時間があったら行ってみたいところでした。今回はもう一つの目的地である美術館に送迎してくれる無料バスに間に合わすために早めに博物館を出てしまったのは後から考えると残念でした。やはりというか外は暑かったですが、恐らくその時だけ夏らしい暑さを感じたというところでした。移動中はとにかく冷房の効いた中でのんびりしていましたから、そういう所は楽で良かったですね。


2013年お盆の日帰り旅(1)

 2013年の旧盆のカレンダーは平日だったので、人によっては長期の休みを取る事は難しかったのかも知れませんが、さすがに8月の半ばはどこの観光地も混雑します。目的地が混雑するのは仕方がないにしても、目的地に至るまでの道路は軒並み渋滞となれば、行動範囲を狭くして近場にするか、交通手段を変えるかということになろうかと思います。今回は別の用事で車を使って行くのが難しいところに行かなくてはならなくなったので、5日分JRの普通列車が乗り放題の切符「青春18きっぷ」を使って出掛ける事にしました。

 ただ、普通列車というのは普通の人なら長く乗っているとそれだけで体力を消耗するような大変さがあります。今回の旅はそうした体への影響を極力減らすために以前の旅でも使っていた普通列車のグリーン券を追加購入してほとんどの行程でグリーン車を利用することにしました。これは関東近郊の旅をする場合のみ使える技です。

 具体的に今回の経路を説明すると、静岡を午前7時に出発する特急型車両「ホームライナー」に乗って沼津まで行き(乗車整理券310円が必要)、沼津から熱海までは普通に移動するものの、熱海から東京行きの東海道本線には普通列車のグリーン車が連結されているので、さらに別料金を払ってグリーン車に乗ります。その際、片道で途中改札を出なければ複数の列車のグリーン車を乗り継ぐことができるので、静岡から出発した場合は最大で「沼津から高崎・宇都宮・成田空港」というような所までも平日950円、週末750円の追加料金でグリーン車を利用できます。今回使ったのは成田方面で、目的地は「佐倉」を設定しました。というのも、ここならお盆でも東京都内ほど混んでいないだろうということと(^^;)、以前から行ってみたかった博物館・美術館があったという事があります。

R0010460

 グリーン車はかなりゆったりしていて、移動中に十分食事のできるスペースがあるので途中に駅弁を買えば、移動時間をそのまま食事時間として活用できます。東海道線を品川で乗り換え、成田空港行きの快速「エアポート成田」に乗り換える際の7分間で写真の崎陽軒の「シウマイ弁当」(750円)を購入しました。品川から佐倉までは約1時間で、昼食の時間としては早かったのですが、列車移動していない時は極力鑑賞時間にあてたかったので、早めの昼食というのは結果的に良かったです。弁当にはお茶が欲しくなりますが、この点については日帰りの旅ということで、水筒にお湯を詰め、紙パックに煎茶を入れたものを使って自宅で飲んでいるものと同じクオリティのお茶をいただきました。そうして食事を終えた頃にはもう目的地の佐倉に着いてしまったという印象でした。


旅先での写真撮影今昔

 日々の生活を緩やかに過ごしていると、特に自分の身の回りがあまり変化しなければ、それほど世の中の変化を実感するということはないのではないかと思います。ただ、情報収集の手段としてこれだけインターネットが一般化してしまったことで、実は劇的に変化している所もあるという事を私たちは忘れがちです。

 先日テレビのニュースを見ていたら、北海道の美瑛町を訪れる主に写真撮影を行なう観光客のマナーが問題になっていて、地元の農家の方々が憤慨しているのだそうです。観光地となって多くのお客が訪れることは地元にとってメリットではあるものの、まず考えなければならないことは、美しい風景を持つ場所で農業に従事している人達にはいくら観光客が増えようとも、多くの場合直接には経済的な恩恵はないという事です。そんな状態の中、勝手に畑の中に入って撮影されると畑が荒らされて農作物に影響があり、さらには無許可で農作業をする様子を勝手に撮影される事が心理的なストレスになっている方もいらっしゃるとのこと。

 一度訪れたらもう訪れないかも知れない旅行者にとっては、このような行動はまさに「旅の恥はかきすて」なのかも知れませんが、その地で生活する人にとっては農作物の被害だけに留まらず、ネット上で知らない間に自分を写した写真が発信され、中にはしっかりとGPS情報に基づいたピンボイントな位置情報まで公開されてしまうというリスクも生じてしまいます。何も起こらなければ良いのですが、こうした情報はずっとインターネット上にあり続けますから、いつ影響が出るかはわかりません。GPSを使った位置情報を記録できる機能というのは便利な面もありますが、あくまで自分の楽しみの範囲に留めておくべきだろうと思います。位置情報の付いた情報を出す危険を知っている人なら問題が起きそうな情報付きの画像をアップすることはないでしょうが、全くそうした危険を知らないままアップされる方もいるのではないでしょうか。最近のスマートフォンのカメラの機能にも位置情報を記録する設定があるものがありますので、スマートフォンで撮った写真を直接アップするような場合は念のためこの設定を気にするようにした方がいいような気がします。

 旅で撮影した写真というのは、出掛けた際の思い出を蘇らせてくれ、当時を懐かしむことができるので、私はフィルムカメラの時代から旅行にはカメラを持って行っています。恐らくその当時の写真の中にはブログにアップする事ができないほど配慮を欠いたものがあるかも知れませんが、当時はあくまで撮影した写真は個人で楽しむものであったので、客観的に見れば問題があったとしてもそうした問題は表面化せず、個人的には事無きを得ています。そういう意味ではおおらかな時代に旅を楽しめていたと言えるかも知れませんが、デジタルにはデジタルの良さがある事も確かです。大事なのはデジタルの特徴を良く把握した上で、問題が起きないような対策を講じた上で利用できるスキルを持つことです。私も完全に対策しているわけではないかも知れませんが、撮影した内容をすぐに確認できるのがデジタルの良さでもあるので、インターネット上に写真をアップする前にまずは確認するのがこれからは大切になってくるでしょう。


100円ショップで見付けたUSBホストケーブル

 スマートフォンやタブレット端末を使っている方で充電ケーブルや変換プラグを入手したいと思われる方にとって意外な穴場なのが100円ショップなのですが、先日ちょっと地元資本の100円ショップをのぞいてみたとこと、興味深いものを発見してしまいました。

20130808_134650

 写真のようにパッケージには「MicroUSB変換コード」とよくわからない名前がありますが、これはメモリやマウス、キーワードを繋いで使えるようにするUSBホストケーブルそのものです。パッケージ裏の説明書きを見たら、まさにスマートフォン用のUSBホストケーブルでした。

 長さは10センチと短めで、コードの太さもそれほどありませんが、動作自体は問題ありません。私が持っているUSBホスト機能が使えるものの中で、dtabにUSBキーワードを接続してみたのですが、全く問題なく入力作業が行なえました。私の周辺で店頭売りしている中でそれまで一番安かったのが380円のものだったので、利用する機器ごとに用意しておいてもいいですね。

 今回訪問した100円ショップにはカードリーダーも置いてありますので、もし旅行中にどうしても直接SDカードを読みたい場合にはおよそ200円でその環境が揃ってしまうわけです(利用するスマートフォンやタブレット端末がUSBホスト機能を有している必要があります)。それほど多くの人がこの機能を使うわけではないでしょうが、これだけ安く購入できるなら、USBホスト機能が使える端末を持っていれば、とりあえず購入してバッグの中にでも入れておき、自分でキーボードやマウスを用意していなくても、誰かに借りて使ったりできます。災害の際にも画面からの入力が難しい人にタブレット端末を扱ってもらうために、もしキーボードやマウスがあればそれを使ってタブレット端末を直接操作できるようにセット出来ます。

 これだけ手軽にホスト機能が使えるなら、スマートフォンやタブレット端末を選ぶ際にはインターネットの情報を参考にしてこうした周辺機器が使えるものを購入しておいた方が色々楽しいですね。先日購入したスマートフォンのF-10DもUSBホスト機能には対応するので、スマートフォン用に使う周辺機器が見付かったら新たに買い足すのもいいかなと思っています。


古いパソコンは急には使えない?

 先日、いつも使っている仕事用のノートパソコンを自宅に置き忘れてきてしまったので、念のためにと仕事場に置いたままにしていたWindows XPが入ったNet Bookという、今となってはとても古い小型ノートパソコンを引っぱり出してきて電源を入れたのですが、結果的に大変な目に遭いました(^^;)。

 まず、長いこと電源を入れていなかったので、電源を入れてからかなり時間がかかってデスクトップ画面が出たものの、システムやソフトのアップデートが入り(Wimaxでインターネットには接続しています)、それが済むまで次の段階には進めないというありさまで、そのうちに並行した処理にパソコンが対処しきれずにフリーズしてしまい全く動かす事ができませんでした。そこからとりあえずシャットダウンしようとしたもののそれにも時間がかかり、結局強制シャットダウンせざるを得ませんでした。はっきり言って自宅へ仕事用のノートパソコンを改めて取りに行かないと何もできなかったという有様でした(^^;)。

 これはパソコンだけの問題ではなく、スマートフォンやタブレット端末の場合でも本体のアップデートを行なっていなかったりすればアップデートを完了して使えるようになるまで結構な時間がかかります。アプリのアップデートにいたっては時間が経てば経つほどその数が増え、容量の少ない古い機種ではシステム自体がうまく動かなくなってしまうようなことも起こりかねません。そうなるといざ使いたいと思った時にはとても使えないということになってしまいます。

 今回電源を入れたパソコンについての準備をしていなかったことはまったくの失敗でしたが、私の自宅に置いてあるパソコン類については、パソコンもスマートフォンも使わないものはできるだけなくすようにして、特にパソコンは少しでもいいからいろんな場面で使いつつこまめにアップデートをしています。複数の端末を持っている場合、それぞれを使い分けることで、災害時にメインマシンが使えない場合でも代替機をすぐに使える体制ができます。もともと代替機というのはいざという時に使えなければ意味がないものですから、そういう点で考えると、インターネットへの接続を必要としない文章入力マシンのポメラもいざという時には役に立ちそうです。ネット接続が必要な場合はタブレット端末との組み合わせの方がパソコンの代替機として役に立つような感じがします。とにかく、パソコンの場合は長い間使わずにおいたものを、セキュリティの対策をして使えるようにするまでには、かなりの時間が必要になると思っておいた方がいいと思います。すぐに使えるパソコンを確保したい場合は、使わないまましまっておくのではなく、使用頻度は低くてもソフトのアップデートやシステムの更新は確実にこなすように気を付けたいものです。


ServersMan SIM LTE カード届きました

 先日紹介した月額490円で維持できるSIMカード方式のデータ通信「ServersMan SIM LTE」ですが、クロネコメール便で日曜日に標準SIMが到着しました。

20130811_171004

 中を見て気付いたのは、従来の赤色ではなくピンク色のものだという事でした。個人的には今持っている別会社のSIMカードと区別できるのでありがたいです。基本的には今利用できるタブレット端末やスマートフォンはことごとく3G方式のものなので、LTEの恩恵は受けられないのですが、LTE専用のモバイルルータL-09Cが使えるようになったのが地味に嬉しいです。ただ、最初に試した場所がLTEのエリアではなかったため、ますます従来のカードとの差というものがわかりませんでした。

 ピンク色のSIMカードというのはNFCによる電子マネー決済に対応するという事ですが、私の手元には対応した端末がないためどうにもなりませんが、今後の状況によっては新しいSIMカードの機能を使える時も来るでしょう。肝心のスピードは契約者が他の会社に流れている影響もあるのか、上り下りとも80~90kbpsあたりで私の近所では安定しています(下の画面キャプチャはLTEで無線ルータのL-09C経由でテストを行なったものです)。

20130812_235345_2

 あと、SMSを付けた関係で、セルスタンバイの方はだいたい2%くらいとこちらも安定しています。私が使っているものの中で、ideosのAndroidバージョンが2.1のためDTIが用意した専用アプリが2.2以上が必要なためインストール出来ない(;_;)のが残念です。ただideosはrootをとらなくてもテザリングができるので、スマートフォンからSIMカードを外して無線ルータに入れてなんてことがめんどくさい場合はスピードの遅さには我慢してideosを中心に、場合によってはSONY Tablet Pで(SIMカードを押し込んで挿入するタイプなので標準SIMでないと使えないのです)使っていくようになると思います。

 と、ここまで概略について紹介してきましたが、最初のうちはカードを入れ替えて使うために別の端末に挿入後、しばらくドコモのSIMとして認識されない状況があり、時間の経過によって認識されてもアンテナの色が白色で青色の通信可能状態になかなかならないという不具合がありました(いったん繋がってしまえば途切れることはありません)。また無線ルータのL-09Cでは「docomo」表示から「No service」表示を何度も繰り返して表示されるため、ほぼ無線ルータとして使えない状況になってしまい、大変困ったのですが、何回も設定や接続を繰り返したところ、何とかLTEでも繋がり使えるようになりました。もしかしたら、以前のSIMカードとの切り替えのためにこのような不安定な状態になっていたのかも知れませんが、今のところDTIからのこうした不具合についての報告はないので私の場合だけなのかも知れません。一応私の送ってもらった標準SIMカードについてはそういった状況があったのですが、時間の経過とともに私の場合は症状が改善しましたので、とりあえずその点についても報告させていただきます。


Android のメールアプリを設定しておこう

 様々な個人情報をGoogleに預ける怖さというものも指摘されるGmailですが、まあ機密情報をメールでやり取りすることはないということと、普段Androidのスマートフォンを使っているということから、パソコンでもGmailを使ってプロバイダで契約しているメールを読んだり返信をしたりすることが私の遣い方では普通になっています。

 ただ、プロバイダのメールをGmail経由で送信する場合、相手が使っているメールソフトやサーバーの設定で、ある設定が行なわれていると、送信したメールが相手に届かない場合があります。

 というのも、Gmailを利用してプロバイダのメールを出す場合は、Gmailのサーバーから送っていながら送信元だけをプロバイダのメールアドレスに変えているため、いわゆる「なりすましメール」と判定される場合があるのです。いわゆるスパムメールでもGmailを使って送信する場合があり、迷惑メールの設定によってはGmail経由でのメール送信ができない場合があるのです。

 先日、恐らくそうした設定をしている友人からメールをもらったのですが、Gmail経由で受信したのでそのまま返送しようとしたらエラーで返って来てしまいました。そうしたときに頼りになるのが「メール」という標準でプリインストールされているアプリです。

 利用しているプロバイダのホームページでは、Androidにプリインストールされているメールアプリをどのように設定すればいいのかという説明がされているので、その通りに入力していくと、複数のプロバイダメールを共存させることができます。もし、手持ちのスマートフォンのみでメールを出す可能性がある場合には、Gmail以外にこうしたプロバイダメールが使えるアプリの設定をしておいた方がいいでしょう。私のようにGmailに他のプロバイダメールを転送している場合には手動でメールを確認するような設定にしておいて、返信の必要がある時だけメールを読みにいくような形にしても十分でしょう。

 旅行に行くのにかさばるノートパソコンを持っていかずに、できるだけスマートフォンやタブレット端末のみで済ませたいと思われている方は、もしまだメールアプリの設定をされていないのなら早めに設定をして、メールの受信および送信が問題なくできるのか確認するようにしましょう。