月別アーカイブ: 2013年8月

旅行とスタンプ

 2013年の夏の旅の予定はいろいろあるのですが、予定している行き先の1つがどうしても車で行けない所であるということから、このブログには似合いませんが鉄道旅行が主になる予定です(^^;)。使うきっぷは青春18きっぷにすると思いますが、旅行用にはまず時刻表が必要だということで、本屋さんへ行って買ってきました。

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 最初は大型の時刻表を買おうと思っていたのですが、持ち歩くのに大変ということと、付いていた付録が気になって小型ながら省略なくJRの全駅が掲載されている「コンパス時刻表」を購入してきました(^^;)。写真のように、JR乗り潰し用の路線図が付いたスタンプノートです。

 学生の頃には駅のスタンプをやみくもに押して楽しんでいたのですが、そうした旅行中に、今はなき太宰府のユースホステルの経営者のおばさんにスタンプについての問答を挑まれました。ユースホステル自体にも記念のスタンプが置かれていて(^^;)、私だけでなく施設を利用する人たちの多くはスタンプを押していたのですが、「こうしてスタンプを集めていて何の意味があるの?」と問われ、ふと考え込んでしまったのでした。

 その時の私は専用のスタンプ帳ではなかったのですが、汎用のメモ帳にいろんなスタンプを押していて、今も持っています。よくパンフレットなど現地調達したものに適当にスタンプを押す方がいますが、そうしたやり方だとおそらくゴミとなって捨てられてしまう運命になってしまうでしょう。少なくとも自分の手元にあって確認できるうちは、こうした旅の足跡を残していくことで結構昔の記憶であるのに思い出すことができます。スタンプを押していた時にはそこまで考えませんでしたが、以前出掛けていた頃と比べて廃線になってしまったところもあり、地名が変わってしまったところもあり、それが残っているスタンプから記憶の糸が紡ぎ出されて、新たに旅に出る時のルート選定に役立つこともあります。また、昔の旅の記憶が多くあればあるほど、ブログを書くことにも役に立ちますね(^^)。

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 今回、付録につられてこの時刻表を選んでしまったのは、スタンプ帳の形式にもありました。日付の記入欄の下に小さいですがメモ欄もちゃんとあります。ここに旅のちょっとした出来事などを記入しておけば、自分の旅の記録として後になって思い出すことのできる可能性は高まります。それまでも専用のスタンプノートは売られていたものの、わざわざ専用のものを買ってまでスタンプを集めようとは思っていなかったのですが、そういう意味では実にいいタイミングで入手できたと思っています。あくまで時刻表の付録ということでちゃちな面はありますが、車の旅でも駅でスタンプは押せますので、全てが埋まるまで頑張っていろんなスタンプを収集してみようと思っています。


アルミ真空パックの防災用「ビスコ」が出てきた背景

 防災用の食品というのは様々な種類がありますが、グリコが出している「防災用ビスコ」は、このブログでも紹介したように5年間の賞味期限があるスチール缶(中フタはアルミ)入りのものです。それが、一般販売ではなく地方公共団体や企業向けの製品として、アルミ真空パックのものが出るそうです。

 以前も缶入りとアルミ真空パックのものとの比較をやったことがありましたが、外装に傷が付いても中味が無事である可能性が高い事から、私は缶入りのものを中心に選んでいますが、場合によっては不都合な場合もあります。それが、アルミ真空パック入りビスコがターゲットにしている大量に備蓄が必要なところです。

 企業や地方公共団体が防災についての備蓄を行なう場合、用意した場所の制約から、できるだけ小さいスペースで多くのものを収納したいと考えるでしょう。そうした観点からすると缶入りの非常食は耐久性を考えて作られているので、備蓄用としてはどうしても同じスペースでは少ない量しか入れられないという事で改善の要望が多かったといいます。今回出たアルミ真空パックのものはほとんど製品そのものの大きさのため、より多くの量を備蓄できます。水没や破損が心配な場合はコンテナボックスに入れておけばよく、移動も簡単です。

 今回は大口からの注文生産ということで一般への販売はないようですが、アルミという素材の特徴に納得して使えば、缶入りのものよりもかさばらず軽いので、非常用持出袋に入れておくにはいいかも知れませんね。ちなみに、価格は1ケース(60パック入り、1パックはビスコ15枚)で1万2600円とのことです。


biglobe が提供するアンドロイドアプリの行方

 前から少々気になっていたことがあったのですが、私がdtabというタブレット端末を購入し、以前と同じgoogleのIDでアプリの整理をしていたところ、今まで便利に使えていた「温泉天国」「旅比較ネット」というアプリや、お金を出して購入した「新明解国語辞典」「三省堂国語辞典」のアプリの存在すらなくなっていました。こちらとしては、なぜこのような事が起こったのかわからず、Google Playのリストにも全く残っていないのも不思議でした。アプリ自体は以前にインストールしていたNexus 7には残っているのにです。

 まあ、ある機種で使えていたアプリが、別の機種で使えないということは良くあることなのでしばらくはそう思っていたのですが、今回たまたま気付いたのが、これらのアプリはすべてbiglobeが提供しているアプリだということでした。

 そこで、キーワードを使ってその辺の事情について検索すると、biglobeが提供するアプリがGoogle Playで利用できなくなっていることがわかりました。そうしたアプリの中で無料で使えるアプリについては、biglobeのサイトへ直接アクセスしダウンロードできるようになっています。ただインストールする際には設定の「セキュリティ」から、「提供元不明のアプリ」にチェックを入れないとインストールできません。詳しくは以下のサイトを参考にしてください。

http://support.biglobe.ne.jp/news/news404.html

 また、有料で購入した辞書アプリについては、今のところはどうにもならない状態のようです。amazonのサイトから購入することはできるので、Google Playからの購入にこだわらなければ今でもインストールできます。辞書アプリの今後については、以下のサイトで報告があるとのことなので、早急にbiglobeとGoogleの問題を解決してもらい、使える状態になるようお願いしたいものです。特に私は、せっかく購入した国語辞書のアプリを新しく購入したスマートフォンでも使ってみたいと思っていますので、以下のリンクには私も注目しようと思っています。

http://manabi.biglobe.ne.jp/


Yahoo! が提供するスマートフォンアプリ「防災速報」

 前回ちょっと触れたスマートフォン用(Android iPhoneとも)のアプリ「防災速報」ですが、夏休みに旅行に行く場合、入れておいた方がいいアプリではないかと思いますので、改めて紹介させていただきます。

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 このアプリは登録した地点およびGPSによって特定した現在地周辺(アプリによって設定する必要あり)における「地震」「津波」(地震や津波は全国の情報が表示)「豪雨」「熱中症」「気象警報」「噴火警報」「電力使用状況」「計画停電」「放射線量」について警報が発令されると知らせてくれます。プッシュ通知を設定しておくと、Gmailと同じように何も操作しなくても自動的にスマートフォンの画面に内容を表示してくれます。

 こうした情報についてはテレビのテロップで出るものが主だと思いますが、外出中はテレビが見られなければ情報はわからないでしょう。先日、このアプリを入れておいてふとスマートフォンの画面を付けたら、東北地方で起こった地震の情報が表示されました。そこからブラウザを使ってネットにアクセスすると、Yahoo! Japanの当該ページが開き、詳しい内容を確認することができました。

 結局のところ自社サービスに誘導するためのアプリであるので、Yahoo! Japanのサイトが好みではないという方には使い勝手が悪いでしょうが、スマートフォンで通信可能な場所にいれば、自分の身を守るための情報を入手することができます。このアプリで車中泊している場所周辺の災害に関する情報を入手したら、今度はラジオやワンセグのテレビも利用して一緒に情報収集をし、その場に留まるのがいいのか、場所を移動した方がいいのか判断することもできるでしょう。

 旅先で一番不安なことは、本来すぐに入手しなければならない所にいるにも関わらず、情報の入手手段がなく危険があるのに気付かずにいることだと思います。このアプリではもしリアルタイムに情報の入手を逃したとしても、受信した情報は蓄積されていくので、後からでも自分の周辺の状況をすぐに把握し、対策が立てられます。車で出掛けて猛烈な雨に見舞われた場合、恐らくこのアプリからの配信があると思いますので、そこからブラウザを開いて雨雲レーダーの画面に飛び、雨雲の予測画面を見るとだいたいの雨の傾向がわかります。道路の通行止情報はネットの他定時に流されるラジオからの情報も参考にして、長時間雨雲が居座るようだったら通行可能な道があればその場から離れる事もできます。警戒警報をこのアプリから入手したいと思う場合は、車中泊場所を決定する前に少なくとも3G通信ができるエリアである必要があります。道沿いではエリアになっているところがほとんどでしょうが、念のためスマートフォンのアンテナ表示を確認しながら移動するようにすればいいでしょう。


Gooメールの「雨降り予告」機能を活用する

 以前のエントリーで書いた指定したエリアに雨が降る予報が出た時点でメールによる通知が行なわれるサービス「月形半平太」メールは2013年7月末で終了してしまいました。先日のエントリーで紹介した別の降雨予想サービスはメールが全く配信されてこないので、他の方法も模索しています。雨が降る前に教えてくれるサービスが無料でアドレスを作ることのできる「Gooメール」であるので、携帯電話のメールでは無理でも、うまくスマートフォンで利用できないか考えてみました。

 この雨降り予告の機能は、午前7時から午後9時までの間に指定したエリアで60分以内に雨(ゲリラ豪雨を含む)が降る可能性がある場合にメールで通知してくれます。ただ、当然ながらGooメールの中でのサービスなので、何らかの対策をする必要があります。

 スマートフォンでGooメールを快適に使うため、専用のウィジェットがアンドロイドのスマートフォン用に用意されています。メールが届いたらウィジェットにメールが来たことが表示されるのでそれを受けてブラウザを開いて見に行くという方法です。ただ、ウィジェットは常にバックグラウンドで動き、電池の消費にも影響があります。また、iPhone用にはこうしたものは用意されていません。

 となると別の方法として考えられるのが、Gooメールから携帯メールやGmailへの転送なのですが、Gooメールを別のアドレスに転送するためには有料の会員登録「gooメールアドバンス」が必要になります。ただ、無料でGooメールが到着したことを通知してくれるサービスはあります。それが「新着通知」です。

 このサービスではメールの内容はわかりませんが、誰がどんな題名のメールを送ってくれたかわかるようになっています。携帯電話のメール機能のみでは不満の残るサービスではありますが、スマートフォンで新着通知を受ければ、そのメールにはGooメールへのリンクも記載されていますのでそのままリンクをクリックしてブラウザからwebメールの形で見ることができます。無料メール会員は長期間アクセスがないとアドレスを凍結されてしまいますが、「新着通知」から「Webメール」という流れならその都度アクセスし、不要なメールも手動ではありますが削除できます。雨予報をしてくれるエリアは市町村の範囲よりなお狭い町名レベルで可能で、5箇所まで設定できるので旅行先の住所さえわかれば、その地点を登録しておき周辺の雨予報をリアルタイムで入手できます。月形半平太メールは今から雨が降るという通知だけでしたが、Gooメールの方は時間ごとにどのくらいの雨が降るのかという事を知らせてくれるので、メールの質としてはこちらの方が高いと思います。

 ただ残念なのはこのサービスは、最初に書いたように24時間のサービスではないので、主に日中が中心となります。車中泊をしていて気になるのは夜から深夜にかけての情報だろうと思いますが、ラジオからの情報や、Yahoo!が提供するスマートフォン用アプリ「防災速報」などもスマートフォンに入れておけば、生命の危険がある気象情報を含む災害情報(地震・津波・電力使用状況・放射線量のアナウンスに対応がGPSで入手した現在地周辺でもリアルタイムにプッシュ通知されますので、旅先では心強いですね。こうしてさまざまなサービスを見ていくと、やはりスマートフォンでの利便性を考えてさまざまなサービスが出てきているようです。ただ、これらのサービスは白ロムのスマートフォンやタブレット端末が入手できれば利用できますので、賢く使わせてもらうのがいいような気がします。


防災の観点からガソリンは定量入れか満タンか?

 ガソリンの値段が夏の行楽シーズンを前にして上昇傾向にあるそうです。テレビのニュースでガソリンスタンドに入ってくる人たちにインタビューしていましたが、10リッター単位での定量入れが増えているとのこと。

 実際、車は重ければ抵抗を受け燃費が悪くなりますから、こうした入れ方は実に合理的であると言えます。しかし、私はいざという時の事を考えると、ガソリンを入れる時には必ず満タンにすることにしています。

 かくいう私も、定量ではなく千円とか二千円とかの金額単位で給油していたこともありましたが、東北で起きた東日本大震災で考え方を変えました。車にガソリンさえ入っていれば移動できるだけでなく明かりや電力、暖房や冷房を利用することができます。車のタンク容量にもよりますが、10リットルずつくらいしか入れていない場合、目先の節約にはなるかも知れませんがもしもの時にはちょとした場所への移動にしか使えないでしょう。こうした話は震災直後には広く語られたように思うのですが、意外と早く、こうした危機感は薄れていっているような感じがします。

 私のブログではいざという時の太陽光パネルを使った電気の手に入れ方について紹介していますが、これは天候が悪ければそれまでです。火を使った発電方法もありますが、どこでも火を使っていいとは限りませんし、普段私たちが使っているものの中で一番簡単に電気を作って利用できるものが車であるという構造は今後とも変わらないでしょう。

 もちろん、このような考え方は防災を主にした考え方であり、車も災害で壊れてしまったらどうにもならないので実際に起こってみないとどちらの方が良かったかわからない部分はあります。それでも、災害が起こったら車を諦めたくはないので、燃料計が半力以下に下がったら満タンにしておき、いつ災害に遭遇してもしばらくは車を中心にして動力と電力を補給できる体制を維持して行きたいと思っています。こうしたことが習慣化すると、旅行へ行った得合でも満タンにしてどれくらい走れるかということよりも、常に早めに給油をすることが当たり前になるので、ガス欠になる危険性も少なくなるというメリット(?)もあります(^^;)。


アルコール燃料を使った火器の取り扱いについて

 昨日、とても私の常識では考えられないニュースがありました。大きな鉄製のオイルパンにアルコール燃料(?)を入れて火を付け、その火を消すための防災訓練を行なう予定だったところ、火の勢いが小さい(?)ということであろうことかポリタンクに入ったアルコール燃料を継ぎ足した消防団の人がいたそうです。当然ながら入れたとたんものすごい火柱が上がるほど勢いよく炎が出て、ラジオ体操の後防災訓練に参加しようとしていた子供を巻き込んでの大きな事故になったとのことです。

 最初にオイルパンに入っていた燃料がアルコール燃料だとすると、アルコール燃料が出す火というのは昼間には見にくいので、もしかしたらそれを見誤ってしまったのかも知れませんが、それにしても燃えている鉄製の容器の中に揮発性の高いアルコール燃料を継ぎ足すなんてことは、消防団でない私からしても考えられないことです。こうしたことがニュースになるのは同じようなことは決してしてはいけないというメッセージも詰まっているからだと思いますが、私がこのブログで紹介しているキャンプ用品の中にもアルコール燃料を使うものがあるので、今回はその扱い方について改めて紹介していくことにしましょう。

 アルコール燃料を使うキャンプ用品として多くの人に知名度があるのがトランギアのアルコールストーブで、ストームクッカーという鍋とヤカン、風防がセットになったクッカーは大変便利に使えます。ただこのセット(アルコールストーブ)のウィークポイントとして、注入したアルコール燃料がなくなったら終わりなので、煮込み料理など長時間使ったり、多くの料理を次から次へと作りたい場合は、一工夫必要になります。燃料がなくなったとしても相当熱くなっているアルコールストーブに追加で燃料を注入すると規模は小さいながら爆発するようにアルコールが燃えますので、別にもう一つのアルコールストーブを用意し、ローテーションしながら使うようにするのがいいでしょう。そうでなければ燃料がなくなったら、すぐに継ぎ足しをすることはせず、十分にストーブ本体を冷ましてから燃料を入れるよう心掛けないと安全には使えません。また、消火した際に残ったアルコール燃料はスポイトを使えば回収可能なので、実際には使う予定はなくても多めに最初から入れておくのがいいでしょう。

 今回はアルコールの事故でしたが、同じように灯油やガソリンを使ったコンロでも継ぎ足しは厳禁です。薪や炭を使ったバーベキューでは燃料を継ぎ足しても急に燃えることはないでしょうが、以前火の勢いを増すためにチューブ入りの着火剤をかけたところ同じく盛大に燃えて飛び散り、人的被害が出たことがニュースになったこともありました。安易に液体やゲル状の燃料に頼らず、燃料を継ぎ足しながら長時間使いたい場合は木や炭を使ったものをメインに考えるのがいいでしょう。

 アルコールを使ったキャンプ用品・つり用品として今も変わらぬ人気があるのが火を付けたまま移動できるアルポットというものもあります。こちらの方は燃料を吸い上げた芯に火を付けるので燃料の回収は難しいですが、燃料をケチってお湯が沸かなかったりご飯が炊き上がる前に火が消えてしまったらどうしようもありませんので(^^;)、燃料注入は十分に行うようにしましょう。

 車中泊の旅のためにキャンプ用品を揃えている方の中には、もしかしたら車内でこうした火器を使ってお湯を作ったりすることを想定している方もいるかも知れませんが、もし車内で今回の事故より規模が小さいながらも爆発的にアルコールが燃えるようなことがあったら、車内だけでなく周辺の車にも迷惑をかける可能性も出てきます。この種のニュースを決して自分に関係ないとは考えず、慎重に火を扱うように気を付けたいものです。


MVNO SIMで「おサイフケータイ」を登録する

 今回、約1万円と安値で買うことができた富士通のスマートフォンF-10Dですが、それでも突然の出費は痛いものです。今まで使っていたスマートフォンを壊してしまった私が悪いのですが、それまで使っていたGalaxy S2との違いをうまく利用して料金を節約できないかと考えました。その時、私がスマートフォンを使う中で初めて「おサイフケータイ」機能が付いたものだという事を思い出しました。

 私は今まで、携帯電話で「おサイフケータイ」を使っていたのですが、データ更新などは携帯電話のネット通信を使っていたのではなく、自宅や公衆無線LANを使って携帯電話のインターネット網に入る「Wi-Fi WIN」というサービス(auのみのサービス)を使っていたのです。私の携帯電話でインターネットを使うためには無線LANの使える場所まで行き、いったんWi-Fiにつながったのを確認してからアプリやブラウザを起動するというかなりめんどくさい作業を行なっていて、そのかわり月額525円(別途EZ WINの315円も必要)という安価でおサイフケータイが使えていました。

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 しかし、新しいスマートフォンにiiJmioのデータ通信専用SIMを入れた状態でも、全く問題なくおサイフケータイが使える事がわかっていたので、Wi-Fi WINを解約しておサイフケータイを新しいスマートフォンに一本化させることにしました。携帯電話に入れていた「QuichPay」「nanaco」「Edy」「モバイルSuica」は、メニューにある機種変更の手続きから行なえば全く問題なく移行できました。その際、登録していたメールアドレスは、携帯電話のメールアドレスからスマートフォンで使っているGmailのアドレスに変更することをおすすめします。

 移行手続きの中で一番めんどくさかったのがヤマダ電機の会員登録でした。アプリをダウンロードして会員情報を移行し、メールアドレスを変えるまでは同じなのですが、店頭でおサイフケータイをかざしてスロットを回したりポイントをレジで確認するためには店舗まで出向いで店員の方に新しいスマートフォンを渡してFelicaの登録をしてもらうことが必要になります。ただそれは店舗へ出掛ける際にやってもらえばよく、手続きが終了すれば来店時にスロットも回ります。

 こんなに簡単に移行できるならもっと早くおサイフケータイ対応のスマートフォンを買っておけばよかったと思いますが、とにかくこれで毎月かかっていた525円が節約できますので、長く使えば使うほど端末代を回収できる勘定になります(^^;)。今使っているスマートフォンにはIIJmioのカードを入れていますが、単におサイフケータイを使えるようにするだけならDTIの月490円のカードでも十分で、家族で複数持てる環境にあるならexite BBのSIM三枚プランなどもっと安く電子マネーをスマートフォンに集約できますのでかなりお得ですね(^^)。アンドロイドではさまざまな電子マネーのアプリがあり、しっかりチャージしておけば本体の電池が切れた状態でも使えますので、おサイフケータイ未経験の方も登録だけしておくといざという時役に立つかも知れません。


停止線は何のためにある?

 原付で普段通っている道を走っていたところ、いつもでは起こり得ない場所が渋滞になっていました。事故でもないのに全く車列が動かないのはなぜだと思い、細い道を回って再度その道に出たところその原因がわかりました。恐らくその道を通り慣れないであろう一台の車が交差点手前に引かれた停止線のところまで進んでいなかったので、感応式の信号のセンサーが作動せず、何回も変わるべき信号が変わっていなかったという事でした。

 結局私より前にしびれを切らしたらしい原付バイクの人が二輪車用の押しボタンを押したのでようやく流れ始めたのですが、この渋滞の原因を作った車に乗っている人を見ると、なぜ今まで信号が変わらなかったのかという事すらわかっていなかったような感じでした。

 実は私自身も昔、こうした渋滞の原因を作ってしまったことがあります。その道は幹線道路に入るための交差点で、今回の交差点と同じ感応式の信号がありました。たまたま停止線の前が坂になっていたので、その時にはマニュアル車に乗っていたので、坂道発進はしたくなかったのでした。その時もしびれをきらした後続車が停止線のところまで入ってきたので信号が変わったのですが、その時になって自分がどれだけ後続車に迷惑を掛けていたのかを思い知ったわけです。

 坂道の他にも夏には日かげを求めて停止線の手前で止まるような車を見ることもありますが、その停止線の先にある信号が「感応式」であれば同様な事も起こるでしょう。また、そういう信号でなくても、道の状況で先頭の車が停止線で止まってくれないと困るような状況もあるかも知れません。

 カーナビが一般化したことによって旅行先の行ったことのないような道でも幹線道路でない地元の方の生活道路を通ってしまうことはよくあります。その際、自分が原因で渋滞の原因を作ってしまわないよう、信号が自動的に変わるのか感応式のセンサーによって変わるのか、しっかり確認しながら運転することが大事ですね。そもそも、停止線が引かれているのには理由があるわけで、特に小さな道に入ってしまっと場合には周辺の標識にも気を付けて運転をするようにしたいものですね。


スマートフォン2年契約の憂鬱

 スマートフォンを探していると書いてからそう時間は経っていませんが、事前に十分スマートフォンを選ぶポイントを整理し、相場からだいたいの狙い目の端末を絞り込んでいたせいか、近くのリサイクルショップで何とか予算内で新しいスマートフォンを見付けることができました。購入した機種は富士通のF-10Dというものです。

 この機種は個人的には念願の防水機能があり、充電方法もワイヤレス充電をサポートしています。付属品は試供品のSDカード以外は全てあり、本体に付属していたワイヤレス充電器というものを初めて使いました。充電機単体で4千円くらいするようで、さらになんと純正のバッテリーがもう一個付いていました(^^)。この純正バッテリーはワイヤレス充電器の上に置けば直接充電できるようになっています(スマートフォン自体にはワイヤレス充電の仕組みはありません)。そのためバッテリー自体も4千円くらいするので、充電器とバッテリーだけで新たに買おうと思ったら8千円かかるのですが、今回このセットが1万円+税で出ていたので少々考えて確保したという次第です。発売は2012年の7月なので1年前の割と新しいものなのになぜこんな値段になっているのかと思うかも知れませんが(相場の下限もこのくらい)、実はこのスマートフォンにはあまりよくないネット上の口コミが多かったのです。

 というのも、100%充電を完了してからアプリを入れたり設定を行なうためかなり長い時間スマートフォンを使っているとみるみるうちに電池の容量が減っていくぐらい電池の持ちが悪いのです。私も試してみましたが下手をしたら半日でバッテリーがなくなってしまうのではないかという勢いでした。試した時にはまだ省電力のための設定をしていないという事もありますが、セルスタンバイ問題で電池が減るわけではなさそうなのに(SIMはIIJmioのものを使用)、何もしていなくても減っていくという感じです。さらに使っていると高性能のプロセッサから発生するのか、本体の温度がかなり上がります。冬はカイロ代わりになるくらい熱くなるので(^^;)、それも電池消費の原因の一つでしょう。熱暴走が心配になりますね。また、LTEと3Gの切り替えが本体設定で行なえないので、エリア状況によっては端末の方での切り替えがうまくいかず、暴走するのか再起動しないと通信ができなくなる場合があります。私も最初は何が起こったのかわからなかったのですが、確かにこれはつらいですね(^^;)。

 私の使い方はデータ通信専用で、さまざまなタブレット端末もありますので急に電池がなくなったり通信ができなくなっても何とかなります。私の使用パターンでは予備の電池を使わなくてもモバイルバッテリーがあるのでそこから充電したり、車のシガーソケットから充電もできます。パソコンで作業しながらUSB経由でこまめに充電することもできます。さらに、ネットから情報を仕入れる事によって、きるだけ電力を消費しないような設定を作ることもできます。しかし、これをガラケーからの機種変更で購入した場合、何も対策を取れないまま下手をしたら半日も電池が持たなかったり、発熱にともなう不具合が発生する事実に気付いたら、人によっては欠陥品だとドコモショップに返品を申し出るレベルと判断してもおかしくありません。

 もちろんドコモの方の見解は欠陥品ではなく製品の仕様ということになってしまうでしょう。私はスマートフォンというのは小さなパソコンだと思っていますので、ハードのひどい欠陥がなければ我慢して使おうと思っています。ただし、このスマートフォンを電話として使おうとは思いません。さらにいうとspモードのメールも使わないので、アプリ自体も休止させています。機種変更で入手された方が、省電力の設定をして電話中心予備電池なしに使うなら、極力スマートフォンとしての便利な機能を使わないでおくことしかないと思いますが、電波をつかまないトラブルになったらその都度再起動をかけるしかなく、そんな不具合が出る端末に当たってしまったらお手上げでしょう。本来、ショップで購入した端末は本体の代金を払い終わるまでに2年間かかりますが、その半分の1年という期間で(実際は2012年10月製の本体だったのでもっと少ない期間だと思われます)前所有者が売りに出してしまった理由は、あまりの電池の持ちの悪さと熱に尽きると思え、格安でも叩き売った気持ちは十分に理解できます。

 まあ、そうした事情があるので私の手元に安い値段で入ってきたということもあるのですが、やはりこうした現状がわかってくると何かおかしいと思わざるを得ません。LTEでの通信を利用する場合、従来の3Gよりも電池の消費が激しいという話もありますし、スマートフォンであっても電話やメールを安定して使える機器を提供スべきだという事を考えると、なぜLTE化への流れが早いのかというのもユーザーの事を考えてくれているのか不安に思います。NECがスマートフォンから撤退することがニュースになりましたが、携帯電話会社が多くのユーザーをスマートフォンに機種変更させればさせるほど、不慣れなユーザーによる想定外のクレームが多くなっていく現状に嫌気が差したとも思えます。まだデータ通信が完全にLTEに移行しない中、このまま多くの人がスマートフォン一台体制になってしまったら、大きな災害が起こったらたった1日充電できなくても電話はおろかメールもできない人たちがあふれる事でしょう。今、ドコモのガラケーを使っていて漠然とスマートフォンを使ってみたいと思っておられるような方は悪い事は言いませんので、今使っているガラケーを残すか白ロムでガラケーを入手し、通話はガラケーでデータ通信は格安のデータ通信用SIMを使ってのスマートフォン・タブレット端末という2台持ちでの運用も考えてみてください(ドコモの契約内容はスマートフォン用からガラケー用の通話・メール中心のものに変更するのがいいでしょう)。不幸にしてこの機種でなくても問題ある端末にあたってしまったとしたら(ショップへ持ち込んでも対応してくれなかったら)、ドコモ契約のSIMはガラケーに差し、スマートフォンの方は安い通信料のSIMで運用し(た方がまだ我慢してスマートフォンを使えるのではないかと思います。