「購入する」から「借りる」ライフスタイル その2 残クレの仕組み

都市部に住む方の中には、公共交通で十分間に合うライフスタイルになっていれば、車を所有することなく必要な時にレンタカーを使うという方法や、さらに時間単位の「カーシェア」という形で利用される方も増えているといいます。こうした使い方で問題はないかとは思いますが、気になるのが借りた車で事故を起こしてしまった時の対応です。

自分の持ち物なら多少の傷は気にしないで乗り続けてもいいですし、保険を使い自分の車の修理代まで出せる車両保険に入っていれば内容次第で自己負担なく修理して乗り続けることができますが、レンタカーの場合は借りる前にきっちり周辺の傷の様子を確認してから乗り出すため、新たな傷が見付かれば通常料金の他に修理費として更に負担が増える可能性があります。

借りる車の種類と事故の内容にもよりますが、とにかく格安の料金で車を借りた場合ユーザーがレンタカー会社に追い金のような形で払わなければならない金額が10万円以上になってしまうこともあります。そうした一気の出費を防ぐためには多少他社と比べてレンタカー料金が高くなってしまったとしても、レンタカーの保険としてさまざまな状況に対して補償するプランに事前にしっかり入ることが大切です。それこそ、安い中古車であれば10万から20万円くらい出せば買えてしまう場合もありますので、かえって車を借りたことによってお金がかかるのを防ぐためにも、レンタカーに乗る前の事故や故障に対する費用負担についてはしっかりと確認してから利用することをおすすめしておきます。

次に、最近よく利用されるという「残クレ」について紹介させていただこうかと思います。この買い方はいわゆる「リース契約」に近いもので、3年なり5年という期間をかけて、新車価格そのままではなく、3年後5年後の車の下取り価格を暫定的に決め、(新車価格)-(将来の下取り予想価格)という計算式で出てきた金額について3年ないし5年でローンを組み毎月の支払いをするというものです。この時、下取り価格を決める重要な数値として、車の走行距離があるので、事前に「月1,000キロまで」「月1,500キロまで」という風に、車の利用実体に即した条件を決め、それを将来の残存価格を決めるために使うところもあります。

このような形のクレジットだと、3年後ないし5年後に車の残存価格が残るのですが、残りを一括払いにして自分のものにするか、分割にしてさらにローン期間を増やすか、この時点で契約を終了し新たに車を買う方向で考えるかということになります。残クレを使ってローン終了後に車を替える選択をした場合は、前回紹介したように常に最新のiPhoneを使い続けるために、常に車が手元に残らない形でのカーリースのような形になるわけですが、どちらにしても3年後ないし5年後に向き合わなければならない問題があります。

最初に説明した残クレ契約終了後に予想される下取り額というものはあくまで予想であって、実際の同じ年式の同じ車種の下取り金額が予想より下がる場合もあります。そうなると、もし車としての価値が当初の予想よりも下がってしまったら売り主の方はまるまる損になるわけですから、契約終了時に改めて下取り価格を査定し、当初の予想より低くなったとしたら契約者が残りの価格(「当初予想された査定価格」-「実際の査定価格」)を追い金という形で払わなければならないようになっているのです。

このような下取り金額の差額を払わなければならないケースは色々あって、何も乗る本人が悪くなくても急に不人気車になってしまって査定が下がることもありますし、当初予定していた走行距離を越えて乗ってしまった場合や、事故を起こしてしまい「修復歴有り」の車になってしまった場合などがあります。特に事故の中でも後ろから追突されたような自分に全く落度がないような事故であっても、起きてしまった時点でクレジット期間終了後の追い金を払うことが決定してしまうような状況になってしまいます。

本当にこれは笑えない話で、私の身近でも購入してすぐ追突事故を起こされてしまい、事故相手との交渉の中で査定落ちをする分の上のせを要求するとは言っていましたが、その交渉がうまく行かなかった場合は契約終了後の追加負担をまるまる本人がかぶることが決定してしまうので、契約終了までにその分のお金を工面しなくてはならなくなります。

こうした事は常に起きるわけではありませんが、何かの時にそんなに苦労するなら安い中古車でも買っておいた方が、残債を払う必要もなく修理して乗り続けられるのでいいと思う方もいるでしょう。それに対していざという時のお金の心配はしなければなりませんが、同じものを全額ローンを組んで買って乗るよりも毎月の負担は少ない「残クレ」や「カーリース」にして事故は起きたらその時に考えるという風にするか、どちらが自分のライフスタイルに合っているのかを十分考えてみるのが大切だと思います。

昔は新車に乗る事自体がステータスであることもありましたが、このブログは何せ車中泊をするために車に乗るような考えも自分にはあったりしますので、車内を改造するような事も考えると、車は借りるならワンボックスカーにぴったり収まって内部に傷を付けずに撤収可能な車中泊設備のセットを用意するような感じにとどまりますし、車を購入するなら下取り価格など考えず徹底的に手を入れて車中泊に適した車にすることもできます。どちらの方法が向いているかは考え方次第ということもありますので、お互いのメリットディメリットを十分考えた上で決断されるのがいいでしょう。


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