給水をいただく時のボトルのサイズについて

災害に遭うことを想定しながら防災グッズを用意しても、着の身着のままで家から出てしまうと、折角用意した数々の品物が無駄になってしまう事も想定しておかなければならないでしょう。

特に水というのは、用意しておくべき量が多いですが簡単に担いで運ぶわけにはいきません。個人的にも水をどうして用意しようかいろいろ考えているのですが、今のところいざとなれば重い水を運ぶのは諦めて、給水用の空のボトルを用意しておいた方がいいかなとも思ったりするのです。

ホームセンターへ行くと水用の大きなボトルが置いてありますが:目に付くのは18リットルとか20リットルいうような大きいもので、これをいっぱいにできるくらいの給水を受けることができればかなりの安心感がありそうなものです。

しかし、現実の災害の現場というのは思ったようにいかないことも確かです。熊本の地震により給水が行なわれた一つのケースでは、いくら大きなボトルを持って給水に並んでも、一人に給水される量は6リットルに制限されたのだそうです。

同じ状況が実際に私たちが罹災した時に起こるかはわかりませんが、家族で給水をいただきに並ぶなら、大きな20リットルのボトル一つよりも10リットルのボトルを2人で2個持って並ぶ方が多くの水を給水できる場合もあるということです。家族が多い中ボトルが1つしかなければ、いかに大きなボトルがあっても少ない量しか給水できません。

また、水の重さは20リットルなら20キロあるので、一気に満水まで給水してもらったとしても、持ち帰るのに大変になってしまうことも考えられます。10リットルでも10キロなので、持ち帰る時のことも考えたボトル選びというのも必要になってくるのではないでしょうか。

そういう意味でも、よくスーパーで行なわれているアルカリイオン水のサービス用のボトルに給水して使うというライフスタイルを作る事はいざという時のためになると思います。一回の給水量はスーパーによってまちまちですが、周辺に同じようなサービスを行なうスーパーがあれば、一番一回の給水が多くできるところを選べばそのボトルを災害時にも使うことができます。

給水を受け水を持って帰るのに、慣れないまましっかり口の閉まらないボトルを使ったりすると、帰る途中で貴重な水をこぼしてしまうなど、残念な結果を生んでしまうかも知れません。こうした一連の行動をシミュレートするという意味でも、個人的には普段から給水する用のボトルをそのまま利用するというプランをおすすめしたいです。


カテゴリー: ボトルに関する話 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す