エリアフリーTV Plus SB-TV06-WRIP その1 テレビを持ち出すためのチューナー

過去のブログでも書いたことがあるのですが、車での旅行中にテレビを見たいというニーズはやはり根強くあるものです。スマートフォンでは最近はワンセグだけではなく通常のテレビ放送と同じでサブチャンネルも見ることのできるフルセグ搭載の機種もあります。

ただ、本体内蔵のアンテナでは場所によっては全く映らないことも多いですし、どこでも鮮明に見ることはできません。山の中でも鮮明に見るためには地上波ではなく衛星放送にシフトすれば十分可能ですが、車の中でBSやCSを見るためにはパラボラアンテナとテレビ、そして安定して電源を供給できるサブバッテリーシステムが必要になってしまいます。

個人的にはパソコンに接続して使えるチューナー(地上波・BSCS)をセットで使おうかと思ったのですが、パラボラアンテナにも電源を供給する必要があることもあり、そこまでの装備を持ち運ぶことを考えると大変なので断念した経緯があります。

そんな中、一つの可能性としてあるのが、インターネット経由で自宅のチューナーからルーターを介して外からでもネットでテレビ番組を楽しむという方法です。これまでいろんな製品の内容を見ながら、いろいろ考えていたのですが先日、ピクセラとソフトバンクが共同で出したTVチューナー「エリアフリーTV Plus」がソフトバンクのショップでディスカウントされているのを発見し、試しに購入してみることにしました。

エリアフリーTV Plus

この製品は、受信したテレビの地上波とBSCSの番組をiOS 7.1以降のiPhone,iPadと、Android 4.0以降のスマホ、タブレット(基本はソフトバンクの端末のみ動作確認されています)、Android 4.0以降のKindle Fireでテレビを見られるように出力できるチューナーになっています。

放送を見るためのB-CASカードが付き、アンテナプラグは地上波・BSCS一体の1つのみ、モバイルルーターの接続用には有線のLANポートが一つで、別に録画用のハードディスクがつながるUSBポートが一つというかなりシンプルなものです。

この製品では自宅のWi-Fiルータ経由でスマホやタブレットがあれば専用アプリをインストールすればどこでもテレビが見られる事の他に、3GやLTEというモバイル通信のネットでも自宅で受けたテレビ放送を見ることができるという事があります。つまり、自宅にこのセットを導入して出掛ければ、ワンセグやフルセグの電波が入らなくてもある程度速度が出るLTEや3Gの電波が入るところなら地上波だけでなくBSCSの番組もスマホかタブレット一台でテレビ番組が見られる可能性が出てくるのです。

ちなみに、私が今使っている回線はワイヤレスゲートの最大3Mbpsまで出るという無制限の回線ですが、単純なダウンロードでは規制のためかスピードは上がらず、早くても1Mbpsが出るか出ないかというシロモノです。さらに、自宅のインターネット回線がADSLなので、自宅で受信したテレビ番組をアップロードする速度は下りと比べると極端に遅くなり、そのスピードは600kbps程度とかなり環境としては悪いです。

一般的に標準画質の放送を見るにも1Mbps以上のスピードが欲しいところですから、うまくいったとしてもせいぜいワンセグ画質で見るくらいで、下手をしたら外では全く使えないかも知れないことを覚悟しながら購入したのですが、その点でいうとソフトバンクショップでの価格が5,980円とかなり安くなっていたので思い切って購入することができました(定価は16,800円で、安売りされる前の実勢価格は12,000円前後)。

もし外で見られなかったとしても、現状で自宅のテレビが一台しかなく(^^;)、先日テレビが故障した時にはひどい目にあったので、今ある中で最大の画面を持つ10インチタブレットをテレビ代わりに使えるなら、新たに小さいテレビを買うよりは安く済むのでだめならだめと諦めも付きます。これから、実際に私の環境でこの「エリアフリーTV Plus」がどこまで使えるか連続でレポートさせていただきますので、ご期待下さい。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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