海の近くの道の駅で車中泊する場合は「高潮」に注意

先日日本を直撃した台風21号の被害状況というのは、選挙の結果の報道によってなかなか伝わっていないように思います。実は、私の住む静岡県でも様々な被害が出ていて、特に高潮での被害が大きかったということを今さら知りました。

静岡県内を通る高速道路には東名高速と新東名の2本がありますが、このうち東名高速の清水インターと富士川スマートインターの間にある静岡市の由比PA付近の道路が長く通行止めになっていて、新東名か高速道路を降りることで迂回という形になってしまっています。今までも大きな台風がやってくる前後には波が道路上にかかるので必ずといっていいほど通行止めになっていた海の上を橋で渡る部分について、今回は高潮の影響もあるということで通行止めが長びいたということでした。

また、静岡市清水区にあるウォーターフロントのレジャースポットである「エスパルスドリームプラザ」でも高潮が発生し、強風による波の吹き寄せもあったのかも知れませんが、海から上がってきた水で一部の道路が完全に水びたしになっていました。もし冠水した場所の近くの駐車場に車を停めていたら最悪車が動かなくなる恐れもあり、改めて高潮の怖さというものを既に台風が過ぎ去った後に実感することになってしまいました。

この高潮ではエスパルスドリームプラザ発の水上バスの事務所が被害を受けたことで、通常運行していた三保方面の航路は運休中とのことです。こうしたことはなかなか全国のニュースでは報道されませんし、地元でも近所になければ実感がわかないというのが正直なところです。気象庁の清水港の実測された潮位のデータを見ると、台風が接近した最大の値は通常時と満潮時と比べても更に50センチも高くなっていました。さすがにこのくらいになると、冠水の被害が出てしまうようですね。

車で旅をする中で、港町にある道の駅で車を停め、遠くに見える漁火を見ながら眠りにつくなんてことをやった経験のある方もいらっしゃるかも知れませんが、大雨が降っていなくても気付いたら高潮で車が水没して身動きができなくなるような状況も十分考えられるので、そもそも台風の接近が見込まれる場合には海の近くで長く休憩したり仮眠を取ったりせず高台に移動した方がいいでしょう。ただ高台に登りすぎても土砂崩れや鉄砲水による被害に遭ってしまう可能性もあるので、周辺の地図を見ながら安全な退避場所が探せるように道路マップを用意するか、高速道路のサービスエリアに用意してある高速道路周辺マップをもらっておき、広い範囲の地形の状況をいつでも確認できるようにしておくようにも考えておいた方がいいでしょう。

また、近くの港における潮の満ち引きについてはネットで調べれは簡単に満潮の時間がわかりますので、わざわざ満潮の時間に海の近くにある駐車スペースに近づくような事にならないように、台風が近付いた時には心掛けておくことも忘れないで欲しいと思います。

ただ、そうなるとどこが安全なんだと思いますが、本当に緊急の場合には町の中まで入ってしまい、状況によっては立体駐車場の上の方に車を停め、宿泊は車の中でなくビジネスホテルを取る方がいい場合もありますし、動いている高速道路上のサービスエリアを利用するのも安心といえば安心でしょう。その後、台風が接近した影響で高速道路が通行止めになるような何かあったとしても、サービスエリアの中なら食事やトイレなどが24時間利用可能で、交通情報もパネルなどで逐一入ってくる事から、たとえ足止めされても次の行動を起こすためのタイミングを図ることができる分有利ではないかと思います。

一番だめなのが、カーラジオ・インターネット・現地道路情報のようなものを全く利用せずに、とりあえず行けば何とかなるだろうと思って進んでしまうことです。今週末にも新たな台風が日本に向かって進んできそうですし、何かあることを前提に考える方がいいと思います。高潮というのはなかなか台風の雨や風と比べると報道されにくいですが、今後は天気情報が出ている中でも、今自分のいる場所で「高潮」に関する注意報や警報が出ていないかどうかもしっかり確認した上で、その後の行動を慎重に決めるようにしましょう。


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