東京駅八重洲口バスのりばの使い勝手

先日の東京へ出掛けた際の帰りは、あえてJRの夜行バスを選びました。過去に毎日東京から大垣への普通列車が走っていた頃には電車を使っていたのですが、夜行電車自体が夜行バスに変わっていったという事もあるので、東京から静岡という割と近い距離であっても安くてとにかく翌朝までには着く夜行バスは今後も使うことがあるだろうと思います。

今回利用したのは東京から静岡を経由して浜松まで行く便で、二便あるうちの早い方で午後11時発になります。途中足利サービスエリアで30分の休憩があります。今回は飲み会であまり食べなかったためか深夜に猛烈にお腹が空いたので(^^;)、サービスエリアの中で24時間営業していて、さらに職員が本格的な修行を本場四国でしてきたと評判の「足柄麺宿」で冷たいぶっかけうどんを休憩中にいただきました。この辺は電車の時代には考えられなかったことです。

足柄サービスエリアを午前1時45分に出ると、静岡駅への到着は翌朝4時半になり、熟睡こそできませんでしたが、電気も消えた車内で体を休めることは何とかできました。ただ座席が4列ということで、余分なものは車内に持ち込まず、大人しく用意されたブランケットをかぶってじっとしているのがいいような気がします。

ただ、今回夜行バスを使ってみて、バスに乗る前の環境が新宿の「バスタ新宿」と比べるとかなり悪くなっていると感じたことも事実です。というのも、私がバスに乗った日は春先ではありましたがお昼過ぎからずっと雨が降っておりまして、東京駅の八重洲口には日本全国へ向かうバスがやってくるわけですから当然のごとく人がたまっていきます。

もちろん、券売所の近くに待合スペースもありますが、お昼なら東京駅地下のスペースでいくらでも時間をつぶせると思いますが、深夜帯となるとほとんどのお店は閉まってしまいますので、多くの人が通路部分に座ってバスを待っている光景も多く見受けられました。

私自身もとにかくゆっくりと座るところがお店を含めてないので、八重洲口の外から二階部分のテラスに上がってきたのですが、ここでとても残念な光景を目にすることになりました。

というのも、テラスにはところどころベンチが設置されているのですが、ベンチが設置されている位置に問題があるのではないかと思うほど、降っている雨の影響をもろに受けて、写真のようにとても座っていられないほどベンチには雨がかかり続けていたのでした。

テラスのスペースはかなり広いので、中央部分に座ってバスを待つことができる場所があれば、かなりの人が駅構内の通行のじゃまになるような場所に座ってバスを待つことにはならないように思います。今後2020年の東京オリンピック開催にあたって状況も変わってくるのかも知れませんが、現状で深夜便のバスに乗る予定があり、東京駅とバスタ新宿発のバスのどちらかを選ぶという感じになった場合は、バスタ新宿から出る夜行バスを利用する方が待ち時間を楽に過ごせるのではないかと思います。

今回は東京で飲み会だったので、さすがに自分の車で乗り付けるわけには行きませんでしたが(^^;)、十分お酒が抜けるほど車内で休んでも問題ないような場所があれば、かえって車で行って東京近郊に駐車して早朝に帰るというパターンの方がいいと思われる方もいるかも知れませんね。ただし、中途半端な酔い醒ましをして出発してしまった場合、もし検問でアルコールが残っていると判断された場合には大変なことになりますので、遠くでの飲み会の場合は公共交通機関を使っての移動の方が安全です。やむを得ず車中泊をしてすぐ動く場合では、市販のアルコールチェッカーを利用するなどして十分酒が抜けたことを確認してから出発するようにしましょう。


カテゴリー: 電車・バス | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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東京駅八重洲口バスのりばの使い勝手」への2件のフィードバック

  1. ケイタイオタク

    随分環境は変わったようですね。静岡にもバスで行った事がありますが、その時は仕事の都合で始発に乗ったような気がします。名古屋より近いと距離が短すぎた記憶がありますね。東京~大阪間は毎月のように利用していた時があります。さすがに東京から大阪に行き大阪に着いた日の夜のバスでまた東京まで戻った時は疲れました。今まで広島から東京までが一番長距離で一度福岡まで乗ってみたいと思いながら機会はありません。
    その頃は今以上に待ち時間を過ごす為の場所はなかったですね。時間を持て余していました。東名バスの場合足利、三ヶ日がトイレ休憩だったと思います。東京駅も色々整備しているので段々は充実していくとは思うのですが。
    バスで寝る訓練が出来たせいか飛行機でも眠る事が出来る様になりましたね。またバスの旅をしてみたいものです。

  2. てら 投稿作成者

    ケイタイオタクさん コメントありがとうございました。

    夜行バスを移動手段に使う場合、最近では以前と違って車内環境はかなり良くなってきたと思います。今回乗車したバスにも座席ごとにコンセントが付いていましたし、バスによってはUSBソケットが付いているものもあります。また、Wi-Fiが利用できるバスもあるので、自分で好きな動画や音楽を楽しみながらの移動も可能に今後はなっていくのかもしれませんね。

    ただ、今回のバスは安かった代わりに、座席が四列シートだったので隣との距離が短く、背もたれを倒すのにも気を遣います。夜行便も長距離になればなるほど同じ姿勢を続ける時間が多くなりますので、エコノミークラス症候群になる危険性は増します。たとえ短い時間であっても休憩が設定されている場合は外に出て手足を伸ばし、水分補給もちゃんとやることが大事だと思います。

    今回東京駅を利用したのは土曜日の午後11時という時間で、たくさんある土産物屋さんも次々と閉まっていきまして、バスを待っている人には東京駅とはいってもなかなか辛いところがあるなというのが実感でした。ただちょっと歩けばコンビニはあるので、その点は安心ですが。

    今後は三列シートより環境の良い個室の設定のある深夜バスにも乗ってみたいですね。ただし料金もそれなりにするみたいですが。

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