東京五輪までに新東名御殿場~海老名南の開通は難しいか

毎日ラジオで交通情報を聞いている中、帰省ラッシュなどの渋滞が起こった場合を除き、最近の静岡県内では事故以外の自然渋滞が起こったという事をそれほど聞いたことがないというのが新東名の建設における効果だと個人的には思っているのですが、静岡県以外ではまだ未開通部分が残っています。

特に気になるのは東側が現在御殿場までつながっているものの、そこから東京方面の工事がどうなっているのかということです。今のところ、御殿場ジャンクションから海老名南ジャンクションまでの間(総延長53.3キロ)の区間が、東京オリンピックに間に合うように開通できるのかということが話題になっているのだそうです。

というのも、東京オリンピックの開催種目のうち、自転車競技は静岡県の伊豆市で行なわれるので(主に修善寺のサイクルスポーツセンター)、選手や関係者、さらに競技を見に行く大勢の人達の輸送を確保できるのかという事がこの区間が高速道路として開通しているかいないかでまるで違ってくることが予想されるからなのです。現在の予定としては、

・海老名南ジャンクション~厚木南インター(2km) 2017年度開通予定

・厚木南インター~伊勢原ジャンクション~伊勢原北インター(7km) 2018年度開通予定

・伊勢原北インター~御殿場ジャンクション(45km) 2020年度開通予定

となっています。予定通りに工事が進めば海老名南ジャンクションは圏央道と繋がるため、都心を通らずに静岡県内と関越方面・東北方面を行き来することができるようになり、さらに上記の道路が全て開通すれば東名高速との2本体制になるため、状況に応じて使い分けることも可能になります。具体的には、どちらかの道路をオリンピック期間中にオリンピック関係者のみに利用可能とすれば、スムーズな選手役員の移動ができることになります。

ただ、元々この新東名というのはオリンピックありきで建設が決定されたわけではないため、何が何でも五輪に間に合わせるという競技関連施設のような感じで行なうことが難しいという話もあります。さらに最近の報道では、工事区間のうち厚木南インター~伊勢原北インター間の工事において埋蔵文化財の調査を拡大して行なう必要が出てきたため、当初出していた2018年から供用開始というスケジュールが遅れるのではないかという話も出てきているようです。

さらに一番長い区間では供用開始予定が2020年度からとなっていても、オリンピック開催の2020年7月から8月ということで変更不可なので、実際問題としてオリンピックに間に合うのかという事も言われています。

もし、工事がオリンピックに間に合わなかったら海老名~御殿場間の東名高速を規制して一般車両を全て締め出すわけにもいかないでしょうから、あくまで関係者の交通を優先するなら、そのとばっちりを一般車両が受けることになるでしょう。具体的には車線規制をして常に関係者用の車線を空けておくようにするような事ですが、そうなれば現場には多くの人手が必要になり、さらにいらぬトラブルも起きてくるのではないかと思います。

また、渋滞を避けるために一般道に多くの車が降りてくれば、沿線上で暮らしている人の移動にも影響が出ますし、オリンピック期間には国を挙げてそうした不便さを我慢するような感じになっていくかも知れません。

オリンピック以降の事を考えると、この新東名の未開通区間というのは、日本列島を北へ南へ長距離移動する人たちにとっては、首都圏に入らずに東名と関越道・東北道との間をスムーズな移動が可能になると思いますので、ドライバーとしてはできるだけ早くできて欲しいと思います。今後も海老名のジャンクションでの多少の渋滞は残るかも知れませんが、少なくともジャンクションに到着するまでの車は東名と新東名の2つの道に分かれて進み、海老名より先でも首都圏に入る車とそれ以外の車とが分かれていくので、関西や東海地方の人が上越や東北地方に行くための選択肢が増えることで、かなり出掛けやすくなるのではないでしょうか。

ただ、東京オリンピックを見に行く場合には、基本的には車は使わないようにするのがセオリーでしょう。過去に日本にサッカーのワールドカップが来た時、準決勝の会場が埼玉スタジアムで、幸運にもブラジル対トルコのチケットが取れたことで車で出掛けたのですが、単独競技の開催で、そこまで関係者や選手も高速道路を使って動いてはいなかったためスタジアム周辺の駐車場もあり、帰りも同じように車で来ていたと思われる日本で暮らしているブラジルの方とサービスエリアで一緒になったりして日本でワールドカップが開催されているのを実感したのですが、オリンピックの場合は競技も多岐に渡りますし、何より会場近くの駐車場を探すのは難しいと思います。それでも仕事などで大会期間でも車で移動せざるを得ない車のために、未開通区間の早めの開通を願いたいと思います。

また、高速道路の開通といえばこちらも未開通区間の多い中部横断自動車道については今のところ最新の情報では2019年開通という話になっているようですが、トンネル工事が大変なことで、さらに遅れる可能性も言われています。静岡県内から清水ジャンクション経由で山梨・長野・新潟にスムーズに抜けられる中部横断自動車道の開通も、多くの車が首都圏を避けるためにはあると便利な道です。それこそ海老名近辺の渋滞が激しい場合、西から来た車は中部横断自動車道を使ったほうがいいと思います。ただ工事の状況を見るにつけ新東名・中部横断道のいずれも東京オリンピック前後には開通することになると思いますので、高速道路を使って遠方への車旅をしたいと思っている方は、これらの開通情報にもしっかりとアンテナを張っておくことをおすすめします。


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