首都圏からも日帰り可能プチ温泉旅 その3 熱海の共同湯へ

御殿場駅を出発して沼津駅まで戻り、そこから向かったのは、最近は通過するだけだった熱海駅でした。先日、駅前の家康の湯(足湯)には入りましたが、温泉を堪能するまでには行きませんでした。熱海にはそれこそ多くのホテルやリゾートがあり、お金を出せば様々な快適な温泉施設がありますが、今回は格安で入浴できる町の銭湯へ行ってみることにしました。

過去に行ったことのあるのは、駅からすぐ近くにある「熱海駅前温泉浴場」(一般500円)ですが、これより安いかけ流しの温泉が熱海にはあります。今回はその中でも、熱海で一番安くて雰囲気も良さそうな、名前としては「山田湯」としてネット検索では出ている小さな民営の銭湯に行くことにしました。熱海駅から徒歩で25分くらいの距離ですが、隣の来宮駅からなら17分くらいで着きます。幸いすぐに電車が来ていたので熱海駅から一駅の来宮駅で降りて、山田湯に向かいます。ちなみに、来宮駅は無人駅なのですが、青春18きっぷを持っている人はそのまま改札を通り抜けても構わないようだったのでそのまま出ました。

熱海というのは坂の街で、来宮駅からはかなり急な坂を下りていくことになります。山田湯の場所はネット検索で徒歩ナビを使えば問題なくたどり着くことはできるかと思いますが、山田湯の入り口は狭いのでどこから入っていくかとウロウロしてしまうこともあるかも知れません。実際の目印は、写真の食事処「みのる亭」を越えたすぐのところで、下に降りる道を下っていきます。

上の写真だとわかりずらいですが、正面のお宅の一階が共同浴場になっています。右側に駐車場になっている広めの空間があるのが見えると思いますが、そこから細い道を歩いていくと銭湯の看板などは外から見えるものは全くないものの、左側に「男湯」と書かれた入口があります。女湯は右側の入口から入るようになっています。

そのドアを開けて入ると番台は共通で、私が行った時には山田さんちのお母さん(?)が奥で何やら用事をしているようでした。時間はだいたい午後の4時前で、一声掛けると私が午後の営業の一番風呂だったようで、お湯がぬるいようだったら蛇口から出して下さいと言われ、入湯料の300円を払って入りました。

まだ誰も入っていなかったので、浴槽内の写真を撮ることができました。だいたい大人が3人くらい入ればいっぱいになりそうな浴槽に、富士山と水車小屋が細かなタイルで描かれたタイル絵が飾られています。蛇口からはすでに温泉は出ていてかけ流し状態だったのですが、元々の源泉が熱いため最初はあえて湯温が下がっているので、適温になるまで源泉を出しているようで、そのため私には熱さが足りなかった場合にはもう少し勢いよく出しても構わないというような事を言われたのだと思います。十分な熱さになったら源泉は流しっぱなしにしないように止めて下さいという注意書きがあったのですが、しばらく一人でかけ流しの温泉を楽しんでいる間に夕方のお風呂タイムを楽しみにやってきた地元のおじさんやお年寄り、そして近所の小学生と中学生らしき兄弟が入ってきて、かなり賑やかになりました。

私一人が観光客でしたので適当なところで上がりましたが、熱海の湯というのは十分に温まるお湯なので、帰りは温泉の余韻を楽しみながら歩いて今度は熱海駅まで25分歩くことにしました。帰りもスマホの地図アプリを使って歩いたのですが、商店街を抜けて様々なお店の立ち並らぶ中を歩くというのも、わずかな熱海の滞在なのですが十分に町を堪能できました。

歩いて帰る途中に通ったのが、ここも熱海駅から歩いて行けるかけ流しの日帰り入浴が楽しめる「福島屋旅館」でした。こちらは400円でかけ流しの温泉を楽しめます。今回は入浴はしませんでしたが、次回はこちらの方もチャレンジしてみたいと思っています。

熱海駅直前にはアーケード商店街があり、お土産屋さんや食事処などさまざまなお店が集まっていて、後に入った熱海駅の駅ビルよりもバリエーション豊富で、個人的にはこちらの方が楽しめました。

熱海市街を散策したのは入浴をした時間を入れても2時間くらいでしたが、それでも町をぶらついてコーヒーを飲むくらいの時間は取ることができました。最後に今回入浴した「山田湯」と今回は入浴できなかった「福島屋旅館」のデータを紹介します。

・山田湯
所在地 静岡県熱海市和田町3-9
営業時間 8:00~10:30(閉館11:00) 15:30~20:30(閉館21:00)
料金 大人300円 小人150円 幼児80円 洗髪料50円
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
設備 カランのみ タオル・石けん・シャンプーは各自持参
車利用 2台分の駐車場あり

・福島屋旅館
所在地 静岡県熱海市銀座町14-24
営業時間 AM11:00~PM19:00(最終閉館20:30)
料金 大人400円


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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