「痴漢冤罪保険」は本当に有効か?

私は日々の生活の中で混んでいる電車に乗って移動することはまれで、ほとんど自動車での移動を主にしているので、電車で移動することがほとんどの人と比べると最近言われている「痴漢冤罪被害」に遭遇する可能性はそこまで多くないと思います。

しかし、毎日通勤でラッシュアワーのさなかに電車に乗らなければならない人にとっては、もし自分が知らない女性から身に覚えのない痴漢として告発されたらどうしようかと思うでしょう。そうした不安を解消するためか、いわゆる「痴漢冤罪被害」について対応する保険があり、その申し込みがかなり増えているという事がニュースになっているということを知りました。

ネットで調べるとその保険についての詳しい内容が紹介されているページが見付かりましたが、正確には「男を守る弁護士保険」というのが今回紹介する月額590円の保険になります。大きなこの保険のポイントが、いざ自分が痴漢をしたと言われた場合に無料で弁護士を呼ぶことができるということになっています。ただし、私がこの保険に入ってもあまり意味はないということがわかりました。

というのも、この「痴漢冤罪ヘルプコール」というサービスは平日の7~10時、17~24時のみに利用でき、土日祝日は対象外になってしまっています。つまり、レジャーで首都圏に遊びに来ていて痴漢と間違えられても、ヘルプコール自体ができません。

さらに言うと、このヘルプコールができるのは1年間の保険期間中に一回のみと決まっています。一度助かっても、残りの期間についてはこの保険の一番のキモであるヘルプコールが使えないというのではあまりうまくありません。痴漢冤罪の発生は満期日まで待ってもくれないので、心配症の方は一部は自分で何とかする気概がないと困るということにもなります。

まず、準備しておきたいことは、自分の電車を利用する時間に合わせ、さらに土日祝日24時間電話での受付に対応している弁護士事務所をリストアップし、その番号をスマホやガラケーに登録しておくことです。特に土日祝日対応をしてくれる所は限られると思いますので、全く知らないところであったとしても電話帳に入れておいていざという時に備えましょう。その際、電話帳ボタンを押したらいの一番にその番号が出てくるように弁護士事務所の名前の前に「ああ」のように五十音順で最初に表示するための文字を付け、表示のための工夫もしておくのがいいでしょう。

次に必要な事は、ニュースの中でも言われている手順で身の潔白をしっかりと主張することと、いざという時に物を言う証拠を自分で確保しておくことです。具体的には車に乗った時のドライブレコーダーのようなものがあれば、もし言われのないことで罪に陥れられようとも、動画の形でしっかり保存されているものをまずは弁護士さんに託せば、しっかりとした証拠として相手側と交渉してくれるでしょう。

実際、そんなものがあるのかと言いますと「メガネ型ビデオカメラ」というものが存在するようです。電車に乗った直後からカメラレンズのある所に見当を付けて正面で手を組んだり吊革に両手を預けてぶら下がっている状態で録画しておけば安心です。こうして録画した動画は客観的な証拠として録画していたメモリカードを弁護士とともに確認の上、自分を守るための主張の材料とすることができます。

歩いていて常に自分の回りを録画するには現状ではこの方法が一番無難な気がします。今後は痴漢冤罪被害に特化したものが出てきてくれると有難いですが、今回紹介したようにテレビでその名前だけが独り歩きしていく感じのある「痴漢冤罪保険」のカバー適用外になっている方は、紹介したような保険に頼らない方法も考えておく必要があるのではないでしょうか。


スポンサーリンク

コメントを残す