KENMA meister(研磨マイスター) ステンレス ダブルカップ(KM-004 260ml?)

 秋から冬に掛けての寒い時期、飲み物にはどうしても温かいものが欲しくなりますが、その場合真っ先に除外される容器が金属製のタンブラーではないでしょうか。これは、熱伝導率の問題で、熱湯を注いだらその熱さがそのまま容器全体に伝わってしまうので冷たい飲み物専用になってしまいます。

 しかし、主にキャンプ用のマグカップやタンブラーの中に温かい飲み物を入れて使えるものも存在します。それは、中の熱が外側に伝わらないように二重構造になっているもので、ダブルウォールというように言ったりします。これなら熱湯を中に入れたとしても外まで熱くならず、中の飲み物の温度も長い間保つことができます。

 今回紹介する「研磨マイスター」とは金属加工では国内でも有数の技術を持つ、新潟県中央部(三条や燕など)の地場産品を作る「にいがた県央マイスター」に認定された方が作る商品のブランドとのことで、名前の通り磨きのプロによって仕上げられています。

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 実は私はこのカップを見付けたのはとあるリサイクルショップの店頭でした。価格も周りにある普通のカップと同じようにかなり安いものだったので、これは本当にいいものなのかじっくり手に取って調べたのですが、私が参ってしまったのは写真にあるように内部までピカピカに磨かれた仕上げの素晴らしさでした。唯一研磨されていないのは底の部分で、そこには18-8ステンレスとJAPANの表示がありました。まあ真空ではないとは思いましたが、飲み口の部分だけ細くなっていて飲み易さを追求した二層構造になっているのは明らかでしたし、これなら熱いお茶やコーヒーを注いでも問題なく飲めると思って購入しましたが実にいい買い物でした(^^)。実際に使ってみてかなり熱いお湯を入れたところ、ほんのわずかですが外側も温かくなりましたので、やはり真空二層構造ではないなと思ってネットで調べたところ、やはり通常の二層構造のカップでした。

 以前にこのブログで紹介しましたチタン製の真空二重タンブラーも素晴らしく、保温保冷効果もしっかりしていますが、日常用のカップとして使う限りにおいてはそれほどの性能の差は感じませんでした。お茶でもビールでも焼酎でも、そう長い時間を掛けて飲むものでもないですし、入れている中身を見ながら飲み物を楽しむには実にいいカップです。

 金属製のカップにはキャンプ・アウトドア製品を出しているメーカーからもいいものが出ていますが、手作りの仕上げの良さまでは真似できないと思います。興味を持たれた方はぜひ一度、その質感を直に感じて欲しいものでありますが。


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