JRハイウェイバスで快適なモバイル利用

昨日は東京へ往復するのに鉄道を使わずに行きも帰りも静岡駅発着のJR東海のハイウェイバスを利用しました。深夜バスではないので、左右4列シートになっている昔ながらのバスで、狭さを感じるところではあるのですが、だいたい3時間あまりの行程を我慢すればいいので、どうしても目的地に着く時間が決まっているような時には鉄道の方がいいと思いますが、かなりアバウトな日程で出掛ける場合には交通費が安く済んで便利ではないかと思ったので、今回改めてハイウェイバスの内容を紹介させていただきたいと思います。

最近ではバスのチケットを購入する場合、バスターミナルの窓口か営業所で買うのではなく、パソコンやスマホから専用のチケット購入サイト「高速バスネット」を使って買うのか当り前になっています。というのもインターネットを使って予約を行なうと空席がすぐわかりますし、購入する日によっては事前予約割引や往復割引が使えるかどうかがネット上からわかります。チケットについてはパソコンから席を取る場合にはプリンターで打ち出してもいいのですが、スマホで連絡を受けたサイトにアクセスし、チケットレスでの乗車も行なうことができます。スマホの中だけで解決するというのは「高速バスネット」に登録することが必要になりますが、誰でも簡単に登録でき、会費などもありませんので気軽に登録できます。ただし、予約ができる時間は朝5時から日をまたいでの深夜1時までになっていて、深夜1時から4時間は利用できないので注意して下さい。

乗車の際は紙でもスマホ上でも予約に対応するQRコードを出すと、運転手さんがそのコードを読み取ってくれて確認が完了になります。席座指定もネット予約の段階からできるので、その場所を覚えておけば、スムーズに席に付くことができるでしょう。

今回改めて利用してわかったのは、鉄道と違い高速道路をバスで走る場合に、どこに座るのかによっては(今回は行き帰りとも一番後ろの席でした)道路の凸凹のせいで、かなり揺れるという当り前の事を再認識しました。というのも、車内でパソコンをいじろうとして座席の背もたれにあるテープルを出してそこに小型のパソコンを置いて操作しようとしたのですが、テーブルの上は揺れの影響をもろに受けてしまいます。結局、自分の膝の上にパソコンを固定して使いましたが、それでも安定してテーブルに置いて普通に文字を打てる鉄道というのは偉大だなと改めて思った次第です。

ただ、モバイルユーザーには高速バスの方がいい事もあります。各席の正面下にはコンセントが2口あり、スマホやタブレット、モバイルバッテリーの充電に使うことができ、JRバスの車内では、無料のWi-Fiサービス(一回60分間で回数無制限)を提供してくれていることです。メールアドレスや各種ネットサービスのIDを登録すればすぐに使えるようになります。行きはタブレットとつなぎ、動画や音楽を聞いているうちに着いてしまった印象でした。運賃は安いのにここまでモバイラーに優しい環境があると、日帰りの旅だったら行き帰りのバスの中でスマホの充電をしていっても良く、座席は今までのままでもかなり進化していると感じることができました。バス内のコンセントを使う場合、隣の席の方のコンセントを塞がないように、小型のACアダプターを使うようにしないと、トラブルの原因になるかも知れないので、そうした準備をすることが大切になります。

さらに、バスの場合は目的地まで休憩ありのノンストップで結んでくれるので、乗り換えに気を使う必要もありません。行きは足柄サービスエリアで、帰りは愛鷹パーキングエリアでそれぞれ10分の休憩がありましたが、そのどちらにも降車して外に出て、トイレタイムとともにリフレッシュもでき、移動中はネット使い放題となれば、多少の席の狭さと乗り心地の悪さは十分カバーできるかなという感じもします。

もっとも、今回利用したバスは行きは工事渋滞にハマって10分到着が遅れ、帰りはそれほど渋滞にははまっていないような状況でも5分遅れで進むというような、ダイヤがあってダイヤでないような所はあります。さらに、電車のように飛び乗ることもできず、前日に書いたように乗り遅れたら諦めることも必要になる時間にシビアな乗り物であるということもあるので、こうした違いと特徴を十分理解し、様々な選択肢の中からその時の自分に合った交通手段を選びたいものです。


カテゴリー: 電車・バス | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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