iVDRカセットに今でもこだわるわけ

 テレビがアナログからデジタルに移行するに従って、テレビ録画に関する個人的な考え方が変わったまま現在に至ります。以前はハードディスクレコーダーを繋ぎ、パソコンで編集した上でDVDやビデオCDに焼いて保管していたのですが、デジタルになってファイルサイズが大きくなったことと合わせて、コピーに制限が付き手軽に扱えなくなってしまったので、バラエティやドラマをあくまで気楽に録画して楽しむことを主眼にし、複数のテレビでも問題なく再生できるiVDRカセットを記録メディアに使っていた日立の薄型テレビWoooを購入し、いったんは本体内蔵のハードディスクに保存するものの、後で見直したい番組はiVDRカセットの中に移動した上で保管しています。

 今見ているテレビを購入する前、テレビのデジタル化に対応するためにたまたま安く購入できたiVDRカセットのスロットが付いた外付けチューナーをアナログテレビに繋いで使っていたため、自宅で録画した番組を外に持ち出す場合、外付けチューナー自体を持っていけば、テレビに繋ぐことで問題なく外で見られます。今のテレビでは長時間録画用の8倍モードでも私がテレビ番組の内容を確認する分には十分なため(美しい映像を残したいというニーズには合いませんが)、いったんテレビ本体のハードディスクに入れた番組の中で保存しておきたいものをiVDRカセットに移しています。そうして録りためた番組がたまってきたので、およそ2年ぶりにiVDRカセットを買い足しました。

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 今回購入したものは500GBのハードディスクが入ったものです。今まで使っていたのは半分の250GBだったので、これで当分は容量を気にしないでテレビを楽しむことができそうです。ちなみに購入金額は一番安いところをネットで探して、5千円弱で何とか購入できました。

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 ちなみに、テレビにセットしてみると、8倍速での録画時間は400時間確保されます。しばらくはこれで安泰ですが、今後の事を考えると再生できる機材がなくなれば使えなくなってしまうリスクを持っているメディアなのが不安ではあります。そうした不安を解消するハードとして、現在販売されている日立のチューナー付きBDレコーダーには内蔵ハードディスクだけでなくiVDRカセットのスロットが付いたものがあります。とりあえずこれを買っておけば、いざという時にはブルーレイにムーブできる手段は用意することができます。ただ、ディスクの取扱いとカートリッジ型のハードディスクとでは相当違うので、現行機としてなくなることが確実になったらもう少しiVDRカセットを増やしてテレビに内蔵されているハードディスクが壊れた時に備えつつ、いつでもブルーレイに移せる用意だけはしておきたいと思います。音楽ファイルのように気軽にブルーレイにコピーすることができたら、もう少し旅先でもディスクを壊してしまうことを恐れずに持って行けるのですが、つくづくハードディスクに録画したテレビ番組を直接パソコンで開いて編集できていたアナログ時代が懐かしいです(^^;)。

 しかし改めて考えてみると、画像編集にパソコンを使って作業をしているとひどく時間を取られ、最悪の場合他のハードで再生できないものが出来上がることもあるので、このカセットを使っているうちは細かいことを考えずに済むということは私にとって大きなメリットです。一般的なニーズには必ずしもおすすめできるものではありませんが、すでにテレビの記録メディアとしてiVDRカセットが使える方は、追加でカセットを確保しておくのもいいのではないかと思います。あと、次世代の録画用メディアについては、傷や破損を気にしないでも済むタイプのものを普及させていただいた方が高齢者や幼児まで使う可能性があるものですし、個人的にはそういったメディアの登場を待ちたいですね。


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