なぜ光回線の価格を下げることができないのか

2024年に今の固定電話がIP化されることに従い、メタル回線を使ってインターネット通信を利用するADSLのサービスのうち、NTTが提供するフレッツADSLが2023年で終了するという事が決まったことがニュースになっています。ただ、サービスの新規加入申込自体はすでに受付を終了し、今後緩やかにメタル回線を使ったインターネットは終焉に向かって舵を切っていくことになるのでしょう。

こうした流れにあらがっても仕方がありませんが、実は私のところではまだADSLを使っていて、せいぜい5~6Mbps程度しか下りのスピードは出ないものの、ビデオのオンデマンド再生やインターネットテレビの視聴で今後4Kや8Kまでの画質を望まないなら、十分に使えるクオリティを持っています。ただしADSLの場合は上りのスピードが遅いので、大きなファイルをアップロードする場合にきついものがあります。

しかし、例えば最近ではアップロードのみモバイル回線で行なう方法もありますし、スマホを大手キャリアからMVNOに乗り換えることが可能ならば、セットで指定されたXperia XZを同時購入することで、アップロードが高速無制限に行なえる「Xperia™限定 プレミアム帯域オプション」のあるnuro mobileのようなプランを提供しているところもあります(アップロードで使うデータについては高速クーポン消費の対象になりません)。

このオプション自体は月額2,000円(税抜価格 以下の料金も同様)と安くはありませんが、nuro mobileで使っている帯域とは別の帯域を使えるので、従来のnuro mobileの回線とは違って品質が良いだろうということと、アップロードはいくら使ってもいいという事が大きく、iPhoneよりXperiaを使いたくて、自宅がADSLでアップロードが遅いという場合には支払い金額はXperia本体の分割による支払いがあるうちはダウンロード2GBまで、通話は10分通話定額などが付いて3年の端末料金支払い期間中で最大でも6,780円(ベーシックプランの場合)と大手キャリアの請求額程度の支払いで済み(端末代支払終了後の月額は4,200円)、ADSLの上りを補完するプランとしてはなかなか面白い組み合わせと言えるでしょう。

nuro mobile

このように考えていくと、モバイル回線との補完ができるなら、まだまだADSLは使える回線だと思えるのですが、何もこのように考えなくても、本当はもう少し光回線の利用料が安ければ変えるのにと思う人は私だけではないはずです。ただ、何も今のクオリティのまま下げろというわけではく、帯域を規制する事で上り下り最大10Mbpsくらいが安定して出るものが今のADSL並の料金で実現できるのなら、乗り換える人も増えると思います。

それが、キャッシュバックのおかげで最初の2年間は実質の負担は減るものの、その期間を過ぎればADSLと比べても倍以上の料金がかかるというなら、まだADSLが使えるうちは使っておこうと思っている現状に不満のないADSLのユーザーがいるのではないかと思うのですが。

私個人の事で言うと、今のところ大量のファイルをアップロードするようなインターネットの使い方もしていないのですが、現在の光回線が高いのがまだ光ファイバーが引かれていない地域があるためだという話もあるので、光回線の価格が2023年になってきちんと整備されれば安くなる可能性はあるわけです。もしADSLが終了してもまだ光ファイバーの整備が進んでいなかった場合、その頃には帯域を絞ったモバイル回線の5Gが安くなっていると思うので(恐らくその頃には更に新しい高速回線技術が出ていることも考えられます)、必要に応じて複数回線を導入してフレキシブルに使うような方向でもいいかなと思っています。

また、IP電話化する今の固定電話についても、月額約千円で全国一律料金であるソフトバンクの「おうちのでんわ」より安くならないようなら(通話料金については全国一律化をIP電話転換の際に行なうとのことです)、こちらもあえてNTTとの契約は続けなくてもいい感じになってくると思われます。

この文章を書いているのが2017年ですのでADSL終了まで約6年ありますので、現在ADSLを使っている方は、あえてぎりぎりまで待つことで光回線が整備されてずっと安く使えるプランが提示されればそのプランに乗ってみるのもありだと思いますし、全面的にモバイルインターネットに変えてしまうという手段もありでしょう。

そもそも、ADSLが出てきた時にそれまでのISDN回線を利用したデータ通信定額と比べても早さも格段に早くなり料金も激的に下がった時に比べると、光通信のGbpsというスピードはなかなかピンと来ず、実質的にはADSLより少し早いくらいの速度しか出ていないケースもあるように聞いています。今後もそんな情報を収集しながら、ポストADSLおよびボスト光回線のデータ通信について導入を検討しながら考えていこうと思っています。


スポンサーリンク

コメントを残す