旅先からの通報で正確な場所を伝えるには?

先日ラジオを聞いていて、山で主に単独行による遭難をしてしまった方に取材して、同じような事故を防ぎたいという目的のもとに著作を書いておられるフリーライターの羽根田治さんを呼んでいろいろなお話をしているのを聞かせていただきました。

様々な話を聴く中で改めて道に迷った時の基本である「おかしいなと思ったら引き返す」ということと、出掛ける時にどの山へ行くのかを伝えるとともに実際に登山口まで来たら、「登山届」を提出するということの重要性を感じることができました。

よくニュースで遭難したものの無事に生還したという話はあるものの、もしどこに出掛けたかがわからなければ、どんなに立派な捜索隊がスタンバイしていたとしても出掛けようがないわけで、少なくとも当日どこへ行くかくらいは家族や知り合いに告知してから行かないと、車で出掛けてもその車がどこに停まっているか(つまりどこの登山口から登ったか)もわからないので、もし遭難して長時間生存していても捜索してもらえなければそれまでです。

車中泊を登山とセットで行なっている方はもちろんこうした過去に起こった遭難事故から学ぶ事は多いだろうと思いますが、一人で車中泊の旅に出る場合でも、誰にも内緒で出掛けるべきではないということで、ここで一つ提案をしてみます。

一番簡単なのはLINEで家族や友人とのやり取りをしているなら、左下にある「+」をタップして「位置情報」をさらにタップすると、スマホのGPSを入れてあれば地図上の現在位置に「この位置を送信」という表示が出ますのでそこをタップするだけで、住所の文字情報として簡単に送ることができます。その日の宿泊場所として何かコメントがあれば、改めて発言をすればいいでしょう。

LINEをやっていない場合にはアプリで自分の位置を住所化するアプリもあります。これはAndroid用のアプリですが、「現在位置住所検索」というアプリでは、起動すると自動的にその場の住所を表示してくれ、ワンタッチでクリップボードにコピーしてメールに貼り付けて送ることもできます。また、人気のない所で救急車や警察を呼ぶような場合に、携帯電話の場合自動で自分の位置を検索してもらうのは難しいので、こうしたアプリを使って出てきた住所を直接告げる事で命にかかわるような大事になってしまったような場合(車ごと崖から転落してしまったような場合)には有効でしょう。ただ、一台でデータも通話も行なっている場合は、調べた住所を何かに書き写してから電話を掛けるようにする必要があるかも知れませんが、ガラケー(ガラホ)とスマホ(タブレット)との2台持ちにするのも一つの手でしょう。

車で移動する場合、かなり頻繁に場所を移動するのでいちいち電話して自分のいる場所を伝えるのが面倒になるかも知れませんが、LINEやメールを使ってその日の最終到着地だけでも家族に伝える習慣を付けておくだけでも、何か想定不能の事故や天災に巻き込まれた場合、自分を誰かが探してくれるための最後の頼みの綱ということになるのではないでしょうか。


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