特定のスマホ利用で1,500円引き「docomo with」って何?

昨日、NHKのニュースを見ていたら、NTTdocomoが低価格でのスマホ利用について今まで他社と比べると割高だったことから、特定のスマホを利用するユーザーについて月額1,500円料金を安くするプランを6月1日から提供するということがニュースになっていました。

しかし、第一報の段階ではどういう仕組みかもわからず、さらに他社(auとソフトバンク)の安いプランとは何かということもわからない人にはさっぱりわからないでしょう。

まず、今までドコモが行なってこなかった低価格帯のスマホについて、ドコモ以外の他社はどうやって提供しているかというと、具体的には次のような構造になっています。

・au→格安スマホと通信プランを「UQモバイル」で提供
・ソフトバンク→同じく「Y!mobile」で提供

つまり、同じ会社でサービスを行なうのではなく、自社の回線を利用できる別会社にユーザーを誘導するという形で格安指向の人たちを囲い込んでいるという形が出来上がっています。そうした仕組みを現状で唯一持たないのがドコモであるので、今回新たなプランを出してきたというわけです。

そのプランは「docomo with」というプランで、このプランに加入するには条件があります。スマホにはiPhoneを持ちたいという希望を持っている方もいるかも知れませんが、残念ながらこのプランではiPhoneを利用することはできません。利用できるスマホはAndroid OS採用の以下の2機種になります。

・富士通 arrows Be F-05J
・サムソン Galaxy Feel SC-04J

今のところスペックを見ただけですが「防水・おサイフ・ワンセグ」の3つはどちらもカバーしてますが、F-05Jはワンセグの録画はできません。画面はF-05Jが5インチ、SC-04Jは4.7インチです。機能的に上なのはサムソンの方で、メモリが3GB(RAM)/32GB(ROM)(F-05Jは2GB/16GB)で、サムソンのスマホはハイレゾ音源の再生に対応します。なお、赤外線通信の機能はどちらの端末にも付いていません。

基本的な機能を備えたものなら富士通、多少は高性能ならサムソンといった感じです。そして、これらのスマートフォンを購入した際に選べるプランですが、

・「カケホーダイプラン」(月額2700円・通話無制限)
・「カケホーダイライトプラン」(月額1700円・通話5分以内無制限)
・「シンプルプラン」(月額980円・通話20円/30秒)

とあるものの、一番安い「シンプルプラン」はシェアプラン専用の家族内通話が無料というプランなので、月2GBと一番安いパケットパックの「データSパック」を選ぶことがドコモの契約シミュレーション(新規契約・2017年5月24日現在ではサムソンのスマホは登録されていませんでした)ではできなかったので、あえて通話5分定額の「カケホーダイライトプラン」(1,700円)に「データSパック2GB」(3,500円)でプランを組み立ててみると、これにインターネット利用には必要なSPモードの300円を加えると、合計が5,940円(税込みの回線利用料のみ)となります。

その後、端末代は割引かれることなく2年間の割賦で払い、富士通のスマホの場合は月額1,188円(税込(分割支払総額:28,512円))が加算されます。そうしてその合計から同じスマホを使い続けている間は利用年数に関係なく1,500円/月を割り引くというのが新しい「docomo with」というわけです。

最終的な新規契約での払い込みイメージはF-05Jでは2年間は5,508円/月、2年間の端末代支払い終了後は同じ端末を使い続ける限りは4,400円/月となります。

個人的に言わせてもらえるなら、高速クーポン2GBと5分定額の組み合わせで4千円超というのはUQモバイルやY!mobileと比べてもそうインパクトがあるわけでもないですし、MVNOの安さを知っている状況で言うとその半分くらいでも何とかなりそうでもあり、さらにガラケーとスマホorタブレット端末との2台持ちでいいなら、同額を用意すれば通話もデータ通信も思い切り使い倒すプランを選ぶことができるような気もします。

端末の料金も国産のSIMフリースマホなら同じような価格で入手できるので、なぜあえてNHKがテレビニュースのトップ項目で紹介したのか、UQモバイルやY!mobileの関係者からすると不公平と感じるかも知れませんし、MVNOからするとさらにじくじたる想いはあるかも知れません。

しかし、通信料を下げるためには人に頼ることなく自分でいろいろ調べて自分の使い方にマッチしたプランを見付け出すことによりお得感は増すので、こうしたニュースが出た時に色々調べられない人が新プランに行くのもこれは仕方ないでしょう。ただ、ドコモで契約をしている限りはショップでのスマホの使い方などきめ細やかなレクチャーが受けられるメリットがあり、そうしたサービスが今までより安く受けられるならいいと思っている人もいるでしょう。

ドコモが計算しているのは通話料金は下げたいと思っていても、自分の住んでいる家の近くにショップがそうそう見付からないかも知れないUQモバイルやY!mobileにするよりも、腐ってもドコモ(^^;)という感じで、ドコモショップでサポートが受けられるメリットを前面に押し出す狙いもあったかも知れません。

ドコモの描くレールに乗ってわからないことがあれば全てショップへ行って尋ね、その解決方法についても店員さんにおまかせしたいという人なら、今回のプランは今までより安く使えるようになることは確かなので、スマホへの乗り換えを果たして、使い方について徹底的に教えてもらうようにすれば、MVNOとの価格差はあっという間に埋まると思います(^^)。この辺が面白いところで、このブログではMVNOの事を主に紹介しながらも、誰にも聞けずにスマホの事で悩んでいるなら、今回のドコモの新プランというのは悪くない選択だという事もあると思っています。

ただ、全てを人任せにするなら、おのずとスマホの利用範囲も教えられた範囲内に留まってしまいます。MVNOというのは人によっては荒野かも知れませんが、危険を恐れて外の世界に飛び出すことでスマホのさらなる可能性ある使い方をあみだすような事もできるかも知れません。このブログではそんなことも考えながら安いプランを楽しく使う方法についても考えていきたいですね(^^)。


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