旅先での「ローカルルール」に困ったら

最近特に目につくテレビの番組に、芸能人や俳優が歩いて都会ではない田舎を回り、土地の人々とのふれあいを演出するようなプログラムがあります。そうした番組を真に受けて、同じように土地を回る旅をした場合、どうなるのでしょうか。先日のニュースで、現代の村八分のような扱いを受けた大分出身の男性のケースがニュースになっていたのですが、そのくらい付き合いに厳しい場所に行くと、地元の人との触れ合いどころではないような感じがします。というのも、今回のニュースは、土地に関係ない人間がその土地を荒らされたと土地の人に判断された場合、かなりのトラブルになってしまうのではないかと思えるものでした。

大分のケースについて詳しいトラブルの内容は割愛しますが、今回村八分のような扱いを受けた男性というのは、決してその土地と関係ない人ではなく、生まれ育った家に戻って病弱となった母親の面倒を見るために大阪から移り住んだという、いわば同じ集落の人間という認識は残っている中で付き合いをしてくれなくなったという点が、それまでの全くその土地に縁のない人との付き合いを避けるケースとは違っています。

いくら見知っている人であっても、その集落に長い間根付いている「ローカルルール」について意見や文句を言うことがあったことで、一切の関わりを断つような場所が今この日本には普通にあるということを明らかになったというのは画期的な事だと思います。個人的には今後、やみくもにそこで生活している人の生活圏に土足で入らないような注意ができるようになると肯定的に捉えています。

道の駅や高速道路のサービスエリア以外で車中泊をするような場合、やはり気になるのが野営地と定めた土地で、自分の事はどう見られるのかということと、それに対する対策はどうすればいいかということでしょう。緊急避難的に夜になって仮眠を取るような場合は、人が起きて活動するより前に起き、状況を見ながら邪魔にならないように早めに立ちのくというのがベストでしょう。そうでなく、ある程度時間のある夕方くらいに現地に着き、適当なキャンプ場が見付からなかったような場合、どうするかということになると、これは集会所のような人の集まるところで、地元の顔役を紹介してもらうのも良し、道の駅があればそこの責任者の人に車中泊可能な場所はないか聞くも良し、土地の人に空いている土地に一晩だけ車を置かせてもらうことについての筋を通すということが大切になるのではないかと思います。

私自身は過去にあてもなく旅をする時には、どんな人に会い親切にしてもらったり世話になったりすることがあるかわからなかったので、物自体はそれほど高くない煎茶のパックを複数持って行き、お世話になった方に渡すようにしていました。私自身がお茶の生産では日本一の静岡県から来たことを告げることで、ある程度は相手の緊張も溶けてくる場合もあり、そうした「小道具」もお互いにいやな気分にならないためのものとして役に立ったことを覚えています。お茶の場合は余れば自宅用として使ってしまってもいいので、我ながらいい小道具を使ったのではないかなと思いました。

ただ、もしそうしたこちらからの誠意を見せても全く反応がなかったり拒否反応を示された場合は三十六計逃げるに如かずということで、違う車中泊場所を探すようにした方がいいでしょう。他人者を受け入れないというのがローカルルールの地域も当然あると思いますし、そこに自宅を購入したわけでもなければ、あえてトラブルの種としてその土地に留まったとしてもいいことはありません。

こういう「ローカルルール」というのは、車中泊時だけに限らず、地域の人達しか行かないような居酒屋や食堂でもあることがあります。注文一つにしてもルールに則っていないと止められるかも知れませんが、全くどうしていいかわからない場合は腰を低くしてお店の人に聞くのが一番だと思います。もっとも、都会でも繁盛店の中には店主がお客の私語も許さないような雰囲気のお店も存在したりしていますので、暖簾をくぐってお店に入り、ちょっとこの雰囲気は自分には合わないと思ったらそのまま出て行く勇気も必要になってくるかと思います(^^;)。そうした場合のために全国規模のチェーン店があると思えばいいのではないでしょうか。


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