ようやく津波についての警報・注意報が解除されました。結果から言うと津波自体に対して直接的な人的・物的な被害についてはなかったものの、焦って車を置きに行って崖から車が転落してしまったり、避難所に行く中で熱中症になってしまったというような事はありました。今回の場合は、津波の原因となる大きな地震のマグニチュードが当初8.0から8.8へと訂正されたことで、より大きなエネルギーが放出されたと考えられたことで、警報が出たわけですが、警報が出たことで色々な影響が出てきました。
太平洋岸を中心に公共交通機関が運休になり、さらには海沿いを中心に多くの商店が休業となりました。これは、何よりも自分の命が大事という考えに基づき、いざという時に頼りになるはずのコンビニを含むフランチャイズのチェーン店でもお店を開け続けさせるような事をしなかったからだと思われます。
そんなわけで、避難をした場所での対応がされないと、食事や水という生活には必要なものも手に入らないような状況になったわけです。今回は津波警報が出たものの、停電や断水にはなりませんでしたが、生活必需品が手に入りずらい状況になったところもあるのではないでしょうか。
今後、もし地震・津波だけでなく台風の接近に伴って電車や高速道路が計画的に被害の出る前にストップした場合、そうした計画運休・通行止に合わせるような形でコンビニやファーストフードを含む商店も同じように店を閉めるというような事も普通に考えておくことが大切になってくるのではと思っています。
具体的には、買い物に行かなくても数日は家の中で生活できるくらいの食料の備蓄や、トイレットペーパーなどをなくなるぎりぎりまでそのままにしないで、今使っている分が無くなっても使えるような予備を用意しておくなどの事です。
これは、日用品以外にももし停電してしまった場合のライトやラジオの用意、さらにはそれらを動かす電池、スマホを使い続けるためのモバイルバッテリー、ポータブル電源を用意するだけでなくきちんと充電しておくことも含まれます。
何もない時は必要な時にはコンビニやスーパー、100円ショップで安くそれなりに使えるものが買えますが、今回の事でそうした便利なチェーン店は、ひとたび災害についての警報が出たらお店が閉まってしまって必要なものを買うことができなくなる可能性があるという当り前の事を、しっかりと認識することが大事だということですね。改めて今回の津波に関する情報を受けての社会の状況はどう変わるかわからないということを肝に銘じました。
状況の変化によって、他の日用品はあっても特定のもの(水とか電池とか)が全く買えなくなるような状況もあります。それほど高くないものであれば、置ける場所があればいざという時に慌てないで済むように家に予備用に少し多めに置いておいたり、食料については常温保存ができるものをローリングストックすることを心掛けることも良いかも知れません。一気にやるのではなく、日々の買い物の中で少しずつを目指して今自分にとって足りないと思えるものを揃えていくように今は考えています。