Windows10から11への移行ハードルが下がっても古いパソコンを使い続けることは難しい?

正確でない情報をこのブログで論じるのはあまり良いことではありませんが、たまたまネットニュースで見た話として、マイクロソフトがWindows10から11にアップデートできるパソコンのスペックをゆるくするのではないかという憶測が語られるようになっています。

現在もWindows10の入ったパソコンを使い続けている方は、新しくWindows11が快適に使えるパソコンへの買い替えを模索している方も少なくないと思いますが、今使っているパソコンが11にアップデートできないとなると、Windows10のサポートが終了してしまうと、セキュリティの観点から古いパソコンをずっと使い続けるというのはおすすめできなくなります。そうして廃棄されるパソコンの数もかなりのものになるのではないかとの危惧もある中、Windows11へのアップデート基準を緩くすることができるなら、多少の古いパソコンも使い続けるようになるのかも知れません。

ただ、古いパソコンでWindowsのアップデートを続けながら使い続けること自体に無理があるということも事実なのです。今回の文章を書くにあたって、当初はWindows10から11への対象になったので一時はWindows11を入れて使っていたLenovoのIdeaPad D330を使って書いています。このパソコンは現在Linux mintにOSを入れ替えていますが、それはWindows11を使い続ける上において、本体メモリーの64GBでは容量の関係からアップデートすらできなくなってしまったということが原因でした。現在Linux Mintを入れていてもOSその他で45GBくらいを消費しているので、軽いと言われるLinuxでもぎりぎりといった感じになっています。

特にモバイル用途で購入し、価格が安いかわりにメモリが少ないなどスペックを現状のOSがぎりぎり使えるくらいのノートパソコンにおいては、たとえWindows11へのアップデートが今後できると判定されたスペックであっても、内蔵のSSDを換装するなどしないと、使い続けるのは難しいでしょう。軽いChromeOSやLinuxの場合はそれで何とかなりそうですが、Windowsの場合はある程度のCPUパワーがないと、アップデート時の作業すらうまくできなくなってしまう可能性があります。そうなると、私などはもはやそのPCについては少なくともWindowsOSを入れて使い続けない(廃棄することを含めて)という結論に達するのではないかと思います。

かく言う私も一応Windows11が事務的作業においては快適に使えるくらいのスペックのパソコンを新たに買い足してはいますが、今まで使っていたパソコンのOSをLinuxに変えて使っていると、それだけでできることが増えてきているので、現在はどうしても使いたいソフトを使ったり、相手と使っているソフトを合わせないと書類のやり取りができないような場合に限って使っているといった状況です。

Windows11を入れるともはや使いものにならなかったIdeaPad D330は、現在多少の問題はあるものの過去にWindows10を使って動かしていた時と同じように快適に使うことができるようになっています。バッテリーにも問題はないので、モバイルパソコンとしても使える感触も持っています。ですから、今回紹介したネットでのうわさ話が本当であり、将来マイクロソフトがWindows11へのアップデートができるスペックを下げてきたとしても、私にとってはあまり関係のないニュースとして処理をするようになってしまうかも知れません。

現在、Windows10の入ったパソコンを使っている方は、新しくWindows11が快適に利用できるパソコンに買い替えることとともに、今後の事を考えつつ、今使っているパソコンを処分してしまわないで、軽くて長く使い続けられるChromeOSやLinuxに入れ替えてWindows11と併用しながら今後の事を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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Windows10から11への移行ハードルが下がっても古いパソコンを使い続けることは難しい?」への2件のフィードバック

  1. ahiru

    先日古いPCをrufesを使いWin11にupdateしてみましたが、WiFiが安定せず、元に戻した事がありました。MSがupdate要件緩和したとしても、古いPCだとこういう事もあるので、確かに余り古いPC(今回のは2013年製)に最新OSを入れるのは無理がありそうです。

    では~                   ahiru

  2. てら 投稿作成者

    パソコンを仕事で使ったり、Officeファイルのやり取りを頻繁に行なう場合にはWindowsでなければということはありますが、ブラウザだけで完結してしまう作業しかしなかったり、ごく簡単な表計算やワープロを使った書類を使うだけなら、なにもWindowsにこだわることもないと思います。そういう流れはもうできているので、LinuxやChormebookにシェアを奪われないようにマイクロソフトが焦っているのではないかという気もしますね。今使っているLinux Mintを入れたノートパソコンはワイヤレスマウスだけでなく、スキャナやプリンタも普通に動きますので、今はメインの作業に古いパソコンの方を使ったりしていますので。

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