今後は新しい車の整備・車検の費用がどうなるのかの話を聞いていて恐ろしくなった話

およそ一週間車のない生活を続けましたが、その間にも実は新たな発見がありましたが、それはまた別の機会に書かせていただくとして、今回は車検の話を修理屋さんとしていて思ったことがあったので、それについて書かせていただきます。

今回の車検費用は樹脂が曇ってしまって車検を通らない(下向きのライトで一定の明るさが必要)事によるヘッドライトユニットを2つ交換したことで、トータルの車検費用が約20万になってしまったのですが、その他にもプラグを全て交換し、ファンベルトも交換してもらいました。ブレーキパッドは前回の車検で交換してもらったので、今回は交換の必要はないということで、その点はほっとしました。

とりあえずは、少なくとも次回の車検では今回くらい費用がかかる事はないと言われました。エンジンについては調子は良いし、もし何かあってもバラして調整はできるので、まだまだ余裕で乗れますよと修理工場の方には言っていただきました。そんな話の中、話は新しめの車についての話になりましたが、アイドリングストップとか、事故防止のための各種センサーが付いた車は、車検とは別にセンサーが正常に作動するかどうかのチェックをするのですが、そのためのテスターを揃えている中小の修理工場は少ないらしく(今回お願いした工場もそう)、なかなか大変だとのことでした。

もっと大変なのは、新しいセンサーやコンピューターに異常が出た場合、それを直すと言うよりも、ユニットごと全交換になる可能性が高いということなので(センサーが作動しないと車検が通りません)、私のようにのほほんと構えていて、エンジンの調子が良いから大丈夫だろうと思って車検に出しても、もろもろの部品を交換しなければならなくなると、もはや車検を通すよりも中古車で程度の良いものに買い替えた方が良くなるレベルの請求が来る可能性がある状況は今後は予想できるとのことでした。

まあ、この辺は時代の流れであらゆる部分でコンピューターによる制御が行き届いていて、事故防止のためのセンサーを付けていない車を探す方が難しいわけで、そうなると車に乗り続けること自体が贅沢な行動になってくるのかなという感じはします。といっても、今から車を買って乗る人は、各種安全装置の付いていない時代の古い車を買ってもあまり良い事はないわけなので、そこそこ安い車を買い替えて乗っていく選択をする方が安上りになるような状況も考えられます。

ともあれ、私の車については次回事故なく過ごすことができれば、今回ほどの費用はかからないそうなので、今後かかってくるであろうタイヤ交換にも備えながら、大事に乗り続けていこうと思っています。車を買う時に次の車検とか点検整備費、あとタイヤの価格などを調べて買う人は少ないかも知れませんが、タイヤ交換の必要性に迫られても、安い(よくカー用品店で激安なタイヤが売られることがあります)タイヤが付けられず、高い定価のタイヤしか付けられないような事も起こってくるので、車を買う時にはそうした下調べをした上で、乗り続けていくことのコストについてもこれからは考えていく必要があるのではないかと思います。

また、車検の話とは違いますが、最近の車にはスペアタイヤが付いていない車が多いので、昔の車には当り前に付いていたタイヤ交換のためのジャッキも付いていない(オプションになっている)車も多いようです。先日、地震が起きた時に役立つグッズの一つとして、このジャッキの存在がありました。今年の能登半島の地震でも家屋が倒壊し、倒れてきた建物に挟まれて脱出できないようなケースがあったのですが、力のない人間一人でも、隙間に車に積んであるジャッキを使って隙間を広げ、そこから救助するための道具としても使えるので、その点でもスペアタイヤとジャッキが積んである今の車に乗り続けることは個人的には悪くない選択だと思っています。

カテゴリー: 車関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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今後は新しい車の整備・車検の費用がどうなるのかの話を聞いていて恐ろしくなった話」への6件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    今年夏に愛車がお釈迦になりました。ハイブリットシステムが故障となり全く動かなくなり、レッカーカーでディラーに持ち込んだところバッテリーを含む部品の交換で25万円かかり、さらにいつ再発するかどうかわからないと言う事で13年使った車でしたが、廃車にして新車を購入する事にしました。
    修理と言っても部品の交換と言う事になるようです。その点は開発途上国の方が修理技術は高いようです。バスのシャフトが折れても運転手が応急修理を行い動かしたバスに乗っていた経験もあります。
    乗り合いバスの乗降口を左右入れ替えるなど当たり前です。
    確かにトヨタのハイブリットシステムなど世界でも追随を許さないものです。ヨーロッパで電気自動車の導入を急いだのも技術でかなわないトヨタ対策と言っても良いでしょう。
    最近の車はスペアタイヤの無いものも多いですね。ジャッキもついていない。JAF頼りなのが自分です。
    JAFと言えばセゾンカードと会員証が一体化しているものがありますが、そのカードだとポイントが2千円分で1年分の会費と交換できます。セゾンカードにはパールカードと言う年1回利用すれば翌年の年会費無料のカードがありますが、そのカードのQuiPayをスマホに登録して利用すれば2%還元です。セゾンカードはポイントが合算されるのでパールカードでためたポイントをJAFセゾンカードで使えます。
    1千円単位のポイント付与ですが、実質4%還元になります。それで5年分の会費もすでに支払い済みです。

  2. ahiru

    てらさん、おはようございます。

    最近はパンク防止剤と電動ポンプが主流ですが、ジャッキがあると自分でスタッドレスに交換する時にも使えるので良いのですけどね。

    タイヤは溝が残っていても、ひび割れが生じる5年位が目安と以前ディーラーに言われました。あとブレーキパッド&フルード、ドライブシャフトのブーツ辺りが比較的効果ですかね。。あ、今後は+ヘッドライトですか。。イヤイヤ・・(–;

    では~                    たいしい

  3. てら 投稿作成者

    ahiru さん、コメントありがとうございました。重複したものは削除しました。

    今年の能登半島地震で、崩れてきた家屋に挟まれて出られなくなってしまった人の話とかを聞くと、あえてジャッキを防災用品として用意するのではなく、車に当たり前のように付いていた時代が懐かしいです。

    タイヤとか、あとワイパーブレードは有人のガソリンスタンドに行くとまだ乗れるのに買い替えを勧められることが多いのでふが、私は定期的に今回車検に出した修理工場の方に聞いて本当に交換が必要なら替えています。修理屋さんも商売ですが、かなり良心的に車のメンテナンスについてはアドバイスしていただいているので、その点はありがたいですね。

  4. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん、コメントありがとうございました。JAF会費についての裏技紹介もありがとうございました。

    お車の買い替えは大変でしたね。ハイブリッドは便利で良いシステムだと思いますが、故障したら昔のように中古部品も揃っていないでしょうし、だめになってしまった場合には大事になってしまいます。今後は、カーシェアの台数が爆発的に増えてくれれば、自分で車を持たないででも、水素自動車など公害を出さない車を普通に運転できるようになってくれれば、車検についての苦労をしなくても済むようになるのですが。

    最近では軽自動車の保険料も上がる予定なのだそうで、車関係の費用が全体的に上がりつつありますが、自助努力だけではどうにもならない部分もあるので、何とかもう少し車を持つためのコスト削減についてみんなで考えていきたいですね。

  5. のらくろ

    今日のエントリーは昔々からの話になります。

    もう40年以上前、日本では排ガス規制が当時世界一厳しかったため、シリンダー内の燃焼ということに徹底的に拘った(ほぼ完全燃焼に持っていく)ため、それまでのパッシブタイプのキャブレター(気化器)から、今では当たり前になっている電子制御燃料噴射に急速に置き換わっていったことがありました。それまでは朝一番の始動時に、チョークを使って濃い目の混合機で着火しやすくして、エンジンが温まるに連れて正常混合気を供給する、ということを2段階くらいで制御していたのを、燃料噴射によってシームレスに混合比を変えていくことで、「どのような条件下でもほぼ完全燃焼」を達成するようにして、排ガスのクリーン化を行ったわけです。

    一方で、電子制御燃料噴射機構は当時の最新のコンピュータ使われていましたから、これが故障すると、アッセンブリー交換で、キャブレター時代に障害物を取り除いたり掃除したりで済んでいた(当然に工賃も安かった)ものが、部品代で万単位の請求書が来るようになった、ということで、同じ吸気系の障害でも、解消にかかる費用は大幅に増えた、ということがありました。

    あれから40数年、今ではクルマあちこちにコンピュータが関与しており、これが正常に作動しなくなったら、丸ごと交換で、それが積み重なれば、「中古車が1台買える」くらいの費用にはあっという間に到達してしまうと思われます。

    そういう意味でも旧車の維持は、難しくなったのだ、と嘆息せざるを得ません。

  6. てら 投稿作成者

    のらくろさん コメントありがとうございました。

    今回のヘッドライト交換は全く自分では予期しないことでしたが、私が乗っている車より古い車であれば、ヘッドライトはガラス製なので、磨けは何とかなるということもあります。厄介なのは、当時そこまで長く乗ることを考えないで部品が供給されたということにもありますね。

    私の車にも、一応はコンピューターが使われていて、エンジンの制御を行なうコンピューターが入っているようですが、現代の車と比べるとそこまで大事にはならず、実は今年に入ってエンジンの警告灯が付くトラブルがあったのですが、何とか修理屋さんにエンジンを見てもらって、直してもらいました。今の車だと直すのではなくて車の全てを統括するコンピューターを調べて、だめならそのコンピューターごと交換になるのでえらい事になるケースもあるそうです。

    LEDライトについても、全く切れないかというと、突然だめになることもまれにあるそうで、そうなると電球の交換ではなくユニットごと交換になるので、これもまたえらいことになるそうです。雪国では、LEDライトでは熱を持たないので積もった雪が溶けないという問題もあるようで、古いものを一律に切り捨てるような事はして欲しくないなとしみじみ思います。

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