スマートスピーカーは自らの声で話し掛けることによって、様々な機器を動かしたり、情報を入手することのできる便利な道具で、私はアマゾンのAlexaを使っています。エコーというスピーカーを設置しつつ、AmazonのタブレットをEcho Show化して使っています。どちらのハードに呼び掛けても自宅の照明やテレビ、エアコンなどの家電を動かすことができ、寝ながら自分の意志で家電を動かせるというのは本当に便利です。
ただ、自分の声で呼び掛けることを躊躇するケースはそれなりにあります。自分が部屋に一人だけであれば良いのですが、家族や外から誰か来ている時なと人でないスピーカーに呼び掛けるというのは知らない人にとってはかなり違和感を与えてしまうのではないかと思いその時はスピーカーに呼び掛けないで家電をコントロールする方法を取ります。
その方法とは、各種リモコンを動かすためのアプリがあるので、そのアプリを利用することが多いですが、アマゾンのアレクサアプリに「アレクサ、テレビを付けて」というようにキーボードから文章を打ち込むことで、スマートスピーカーに呼び掛けたのと同じ動作を行なうことができます。呼び掛けの声を文字化することで、聞き間違えもなく、確実に動作させることができるのは便利です。
先日、アマゾンで買い物をしないのに、スマートスピーカーが黄色に光っているのに気付きました。アマゾンの注文に関するお知らせがある場合に黄色く光ることは知っていたので、何だろうと思いつつ、呼び掛けて答えが返ってきても、人がいてテレビも付いているような騒々しい中では、どんな内容をスマートスピーカーが発しているかというのはわからない場合もあります。
というわけで、今回はスマホにインストールしていたAlexaアプリからキーボードで「通知を教えて」と入力してみたところ、スピーカーの出す声だと聞きとれない情報が視覚化されて返ってきました。今回の通知は、以前購入したことのある食品が、たまたま安値になっていることについての通知でした。きちんと金額まで文字で出てきたので、改めて購入すべきかどうかの判断がしやすく、もし狙っている商品だった場合にはなかなか自分で調べることもないので、スマートスピーカーが商品をたとえ売るためではあっても、安く購入できるなら有難いことです。
こういった情報をスマートスピーカーが喋ってくれることもあるということが今回わかりましたので、スマートスピーカーに何か通知があるような場合には、あえて直接自分の声で呼び掛けず、スマホ画面から文字入力して文字で回答をいただくようにした方が私の場合いいような気がします。
今までは、外出先から自宅のデスクトップパソコンを起動させるためにAlexaのスマホアプリ経由での文字入力はやっていました。さすがに外出先で人が多くいる中でスマホアプリに向かって「アレクサ」と呼び掛けることはなかなか大変なので、外からパソコンを一旦スマホアプリからキーワードを入力して(この場合「パソコンをつけて」と入力して「はい」という返答があれば、自宅のパソコンの電源を入れる作業が完了します)、改めてインターネットに接続したAndroidタブレットやChromebook、Linux Mintの入ったパソコンからリモートデスクトップを使って自宅のWindows11の入ったパソコンを操作していたのですが、今後はもう少しスマホに入れたAlexaアプリの活躍の場が広がるような気がしています。