今年の5月(1日からのGW期間)にまとめて購入した新茶の茶葉がそろそろ残り少なくなり、新茶ではないもののお得に「家飲み用」の茶葉を買うことができる、静岡市のお隣藤枝市にある、JA大井川 茶業センター 藤枝工場(カーナビ検索用の住所:藤枝市堀之内848)に行ってきました。そうしたら、たまたま先日の11月7日から秋のセールを行なっているのに遭遇しました。
コロナ前には、新茶のセール時にはお茶の詰め放題を行なっていて、1人茶缶3本までで一回2千円(3本の場合)で詰め放題用のお茶を蓋をセロテープで止めて中味が出ないところまで詰め込むことができました。それがコロナの影響で中止になり、今年の5月も詰め放題は復活しなかったのですが、今回見事に復活していたので、3缶分ギチギチに詰め込んできました。これで、来年の新茶の時期まで自宅飲みのお茶を安く確保できました。イベントは今週末までやっていて、他のパッケージされたお茶もディスカウントされて売られているようなので、近くの方は行かれるのも良いかと思います。
詰め放題を済ませた帰りに、昼食は外食することにし、大手のチェーン店に入ったのですが、さすがチェーン店だけあって仕事の効率化を目指しているのか、今まではお店の前にある名簿に名前を書いて呼ばれるのを待つパターンだったのが、番号札を取る形式の発券機が置かれていました。中で待っている人もそれほどなく、すぐに入れそうだなと思ったのですが、この発券機に落とし穴がありました。
たまたま私の二人前に並んでいたのは比較的高齢の女性で、機械物の操作自体に不慣れな人のような感じでした。当然ながらスムーズな操作はできず、時間がかかっても一向に発券ができないでいました。ただ、その発券機の画面に出ている文字の大きさはちょっと小さいという感じなので、目が悪い人には確かに見にくいのではないかと思えるものでした。
スーパーでも何でも、一人だけモタモタしている人のために全体の列が流れないというのはどこでもあるものなので、わりと大らかな目で見ていたのですが、自分の番が回ってきて実際に操作していると、「人数(お子さんの有無)」「テーブル・カウンターの希望」を入力するだけで、これなら多少機械の扱いが難しいと思っている人でも何とかなるだろうと思って自分の番号が呼ばれるのを待っていたら、発券機の扱いに苦労していた人の番になった時、店員さんから思わぬ一言が飛び出し、回りにいる人が笑ってしまいました。
「お次の番号の方は11人の方ですか?」
その人は一人で食べに来ているようでしたが、人数をタッチする時に間違えたのか手が震えたのかはわかりませんが、「1人」を「11人」とタッチして訂正しないまま発券してしまったようでした。お昼のランチタイムに11名で来ている人がいたらお店も大変ですが、お店の前にはそんな人数はいませんし、店員さんもさぞかし不思議に思ったことでしょう。こうして書いていても笑い話になりますが、笑い話にならないような操作ミスをそのまま放置し、後から気付いたような場合にはちょっと殺伐とした雰囲気になるかも知れません。
今後、あらゆる場所で人の代わりに機械が対応するような社会になっていくことは間違いありません。私自身はそうした操作だ慌てることなく扱えるだろうと思いますが、人間年を取ると目は悪くなり手も震えるような事になってしまうと思うので、そうした人たちの事を考えた機械にしていく事も大切ではないかと思いました。最初の画面で見えにくければ、全体の文字を大きくできるような機能はあっても良いと思えます。今回はお昼時で機械のサポートに目をくばる(うまく使えていなそうな人がいたら近くへ行って操作の手助けをする)人はいなかったのでよけいそう思ったのかも知れませんが、デジタルアレルギーがない人でも、加齢により端末操作ができにくくなる人もいます(画面をタッチしてもうまく反応しない事を含めて)。今後、色々と実践をする中で、こうした点についても改善してくれれば良いなと思います。