常時携帯のバッグに防災用品と一緒に入れるためのソーラーパネルは手持ちのバッグに入るサイズで選ぼう

現在、ワークマンで購入した大きめのウェストバッグにパンパンになるくらい、これ一つ持っていれば何とかなるように財布などと一緒にモバイル機器、防災用品を入れて持ち運んでいます。かなり重く大きくなってしまったのですが、それでもパソコンは入らず、モバイル用途では8インチタブレットを中心にして、外付キーボードとマウスを入れ、モバイルバッテリーはパススルー充電のできる10,000mAのものを2台入れています。仕事やちょっとしたお出掛けをしている外で大きな災害に遭遇しても、少なくともスマホの充電とタブレットでのネット利用は使えるようにということで考えたのですが、一つ問題があります。それは、長期の利用は難しくどうしても出先でモバイルバッテリーを充電できるようなものも必要になるのです。

一応、バッグの中にはコンセントからモバイルバッテリーを充電できるような、汎用のACアダプターは入れてあります。コンセントがあれば、モバイルバッテリーを充電しながら電子機器を充電できるようにしていますが、それだと停電になって充電できない場合に困ります。そこで出てくるのがソーラーパネルの活用なのですが、この選択がなかなか難しいのです。

持ち運びに問題がなければ、家にはPD出力で最大60Wと、下手をしたらノートパソコンすらソーラーパネル経由で充電できるだけの能力を持ったソーラーパネルはあります。しかし、それを常時携帯できるかというのは全くの別問題です。同じように100Wクラスの折りたたみソーラーパネルなら、手持ちのポータブル電源でも200Whクラスのものなら4~5時間で空の状態から満充電できて便利なのですが、歩いて持ち運ぶことは無理なものばかりです。ソーラーパネルの性能は、パネルの大きさに比例しますので、その辺のバランスの取れたソーラーパネルを持ち運ぶという事になってくるでしょう。

実は、大きなソーラーパネルを購入する前に、昔20Wクラスの折りたたみソーラーパネルを購入済なのですが、それはバックパックには入っても、今持ち運んでいるバッグには大き過ぎて入りません。それでも、薄型のBluetoothキーボードはぎりぎり入るので、折りたたんでキーボードの大きさ(というより幅がキーボードくらい)のソーラーパネルを探していたのですが、折りたたむと厚くなってしまう製品も多く、なかなか持ち運びに適したソーラーパネルは見付からなかったのですが、先日ようやくバッグに収まった上でそこそこ使えそうなソーラーパネルを見付けました。

それが、FlexSolar ソーラーパネル 6Wという薄型のソーラーパネルの2個セットでした。大きさは、1つ271×175×2.6mmで、重さは230グラムです。持ち運んでいるBluetoothキーボードと比べると横幅は小さく、高さは少々あるという感じがおわかりかと思います。今回はこのパネルの2枚セットに二つのパネルをつないで計算上は12Wで出力するためのUSB-A出力のケーブルの付いたものを購入しました。私が持ち運ぶ場合、このくらいのサイズがぎりぎりで、価格もタイムセールにクーポンを合わせると3千円を切っていたので、これもまた勢いで購入してしまいました。

ちなみに、昔に購入した折りたたみ式の20Wソーラーパネルの変換効率は15%くらいだったのですが、この製品は他のソーラーパネルと同じく23%くらいになっています。小さくても、モバイルバッテリーを繋ぎっぱなしにしたり、スマホの充電を行なうだけなら何とか使えそうな感じではあります。どちらにしても出力が少ないため時間がかかるので、複数のモバイルバッテリーを代わる代わる充電するような形で使うのが良いと思います。

ここ数日は日が出ていても風が涼しくなり、必要以上にソーラーパネルの表面が熱くなることも回避できそうなので、バッテリーに直射日光が当たらないように気を付けながら、気長に災害時のスマホ・タブレット、さらにはモバイルバッテリーからニッケル水素電池のエネループを充電するために使えるようにできそうです。

過去にも書いたことがありますが、防災ラジオのおすすめとして、手回し発電だけでなくラジオにソーラーパネルが付いている製品をおすすめする方がいますが、ラジオに付けられるソーラーパネルの性能はその面積に比例するので、いくら貧弱とは言え、この製品と比べるとその充電能力は天と地ぐらい違ってくるものと思われます。ラジオ自体は少ない電力でも鳴らすことはできるので、昼間に充電したモバイルバッテリーからエネループを充電すれば、手回し発電のない乾電池式ラジオを継続使用するには実用的です。恐らくこのパネルと安い乾電池式ラジオ(エネループとその充電器も必要ですが)をセットで持っていた方が、災害時には頼りになります。単三のエネループ一本でも使えるライトも別に用意しておけば、スマホだけでなく、ラジオ、ライトを充電しながら使っていけますので、なおさらこうした小さなソーラーパネルの利用価値が出てくるものと思われます。

実際に色々試してみたところ、発電量は少ないながらも曇りの日に車のダッシュボードに置いていても少しは発電します。ただ、スマホの充電を行なうためには2枚のパネルを使わないとだめでした。今後はモバイルバッテリーを使った後に充電するようなシチュエーションが考えられます。恐らくこのくらいのサイズでは空のモバイルバッテリーを一日で満充電するのは不可能だと思うので、少し使ったらその都度充電することで、手持ちの2台あるモバイルバッテリーを両方とも空にしないような感じで使えればと思っています。

カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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