突然の停電に遭遇し復旧までの有り様を自宅で体験したことでわかったこと

少し前の話になりますが、パリオリンピックの開催日、現地時間で朝の9時から始まる男子バレーボールの予選リーグ「日本対ドイツ」を見ようと放送開始の日本時間7月27日の15時50分頃にテレビのリモコンを操作しようとしたら、テレビだけでなく稼働していたエアコンも落ちてしまいました。

これはもしかして、ずっとエアコンを使っていたことによりブレーカーが落ちたのか? と思ってブレーカーを見に行ったら何の異状もありませんでした。外を見ると、まだ夕方とは言え日は出ていたものの、周辺の建物の明かりが消えていることがわかり、部屋の外には常時点灯している明かりがあるのですが、それも消えてしまっていて、これは本格的に停電だということに気付いたのでした。

考えてみると、昼過ぎにテレビで高校野球の試合をテレビ中継したものの、いきなり試合が中断され、なぜだと思ったら雷が近くで鳴ったからだという事があったことも思い出しました。あわててXで「静岡 停電」と検索を入れるとかなり広い地域で停電が起きているという書き込みを見付けることができました。ちょっと何が起こったかわからないというような時にはXでのつぶやきを見るというのは改めて有効だということもありますね。

とにかく、暑いさなかにすべての電気が止まってしまったので、まずは扇風機だけでも付けようと充電しておいたポータブル電源を出してきて扇風機につなぎ、風だけは体に当てることができ、次に自宅の光通信の代わりとしてモバイルルーターの電源を入れ、パソコンを通じて動画などのニュースを入手しようと思っていたところに停電が復旧しました。

その際、気が付いたことがありますので備忘録的に追記しますが、電気が復旧してもエアコンは止まったままでしたが、部屋の明かり(LEDライト)は付けていた部屋も消していた部屋も、両方とも勝手に付いてしまっていました。LEDライトの場合消費電力は少ないですが、自宅を長い間留守にしている場合、帰宅したら何故か部屋の明かりが付いているということも起こる得るわけで、その場合は外からの侵入を疑うとともに、自宅付近で停電していなかったかということも知っておくべきことなのかなとも思いました。

また、現在クーラーボックスに入れる保冷剤を冷やしている小型の冷蔵庫は、ACからの給電が可能なポータブル電源に常時接続しているのですが、こちらは停電時でも連続してポータブル電源からの給電に自動的に切り変わって動き続けていました。こうした機能を持つポータブル電源は、どうしても急に落としたくない家電があれば接続しておくことも大事だと思います。デスクトップパソコンを使っていたり、光回線用のモデムやルーターだけでも停電時に落ちないようにつなげておくために、容量が少ない安いタイプのものを用意するのも、人によっては必要になってくるのかも知れません。

あと、今回の停電はまだ明るい時間に発生したので、室内での行動が止まることはありませんでしたが、多少は室内が暗く、細かな説明書(いつもと違う家電を動かすために説明書を引っぱりだして来たのです)を見るためには明かりが必要でした。そのくらいで済めば良いですが、夜に停電になると周りがまっ暗になるため、まずは明かりを何とかしないといけなくなります。そのために我が家には電池式のLEDランタンが常備してあります。今回は夕方でも明かりが必要になったということもあるので、どんな時にでもすぐ持って来られるような所に各種ライトを置いておくことも大切だとも思います。ランタンだけでなく、スポットライト式のものや、両手を使わなくても目の前を照らせるヘッドライトもあると便利です。今回は数分で停電が終わったのでそこまで慌てなくて済みましたが、それでも光回線が復旧するまでには時間がかかりました。夏は電力を使うので、単にブレーカーが落ちただけなのか停電なのかはわかりずらいので、何でも自分が原因とは思わないでまずは色々と情報収集をすることが大事だと思います。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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