「格安SIM管理人の比較」という私もよく訪問させてもらい、情報を得ているサイトが有るのですが、久しぶりに更新があってその中で紹介されていたのが「楽天モバイルを海外で使う場合のメリットについて」ということでした。
なかなか海外に行く機会に恵まれず、そんな中で円安な状況になっているので、こうしたメリットについてはあまり考えていなかったのですが、ドコモが提供するahamoと同じく、今の契約だけで今使っているスマホを海外で使うことができるということは、それは十分なメリットではないかと思います。話としては二番煎じにはなりますが、ここで私の感じた楽天モバイルを海外で使うメリットについて考えてみたいと思います。
具体的には、「my楽天モバイル」から「海外ローミング」のスイッチをONに切り替えれば対象国で使えるようになりますが、自分の使っているスマホが海外のバンドに対応しているかどうかが決め手になります。Androidスマホの場合、対応していない場合もあるのが問題ではありますが、iOSだとアプリの楽天Linkとの相性が必ずしも良くないので、海外に頻繁に行かれるなら、行先の電波に合うスマホにSIMカードを入れ替えて利用するというのも有りな感じもします。
楽天モバイルのデータ通信は月2GBまで高速通信できますが、それを旅行中に超過した場合には最大128kbpsに制限されるそうです。でも全く使えないということもありません。遅いスピードでもRakutenLinkを使った日本国内への通話やSMSは国内と同じように無料で使えるので、現地でデータ通信用SIMを買って使うという選択もありますが、楽天の高速を使いたい場合には1GB/500円でチャージできるので、そこは使い分ければ良いですし、ahamoと併用しているなら、そちらのデータも使えるので、なお便利に使えるような気がします。
個人的に良いと思うのは、国内への通話とSMSが無料でできることです。ただし、iPhoneの場合は少々状況が異なります。iPhone自体は全世界で仕様が同じのため、世界のどこで使っても対応バンドを考えずに使えるというメリットはあるのですが、通話やSMS全てのRakutenlinkで行なえないので、Androidスマホのように通話・SMS全て無料というわけにはいきません。
個人的な考えではありますが、海外での盗難対策と合わせて、Phoneの.方は物理SIMを安いAndroidスマホに入れ替えて海外に持っていくのが良いのではないか? と思います。ただ、注意点としてはこちらが海外にいることを知らない人が自分の電話番号宛に電話やSMSをしてきた場合、かけてきた方に国際通話・国際SMSの料金がかかってしまう恐れがあるので、相手もRakutenLinkを使っているなら問題はありませんが、そうでない場合には別の通信手段に誘導しながら連絡を取った方が良いでしょう。
ちなみにRakutenLinkアプリの電話帳には、楽天回線を使っている人のところにはマークが付きますので、それを目安にやり取りをしたり、家族の中に頻繁に海外に行ったり留学したりしている人がいる場合は、どちらもRakutenlinkを使える楽天回線にしておくことで、高速データを海外で使い切っても問題なく、低速制限されても国際SMSで連絡を無料で行なうことができます。もちろん、他の方法で連絡を取る方法もありますが、他の連絡手段が使えないようなケースもあると思いますので、自分が海外に行かなくても、楽天モバイルを選ぶメリットというのは十分あると私は思います。
以前も書きましたが、友人との連絡手段としてメールやLINEも使いますが、そうした情報がない(現在のメインのメールアドレスがわからなかったりLINEのIDも知らない)人との連絡については、唯一変わっていないと思われる電話番号を頼りにしてSMSをまず送ることが増えました。送信料についてはRakutenlinkからなので、無料で送れるだけでなく、同じWiFiにつながっていたり、スマホからテザリングしたパソコン上のRakutenlinkアプリから直接送ることができるので、スマホからは細かい状況を説明しずらくても、パソコンの画面からじっくりと状況を説明できるのは良いと思います。
今後、たまたま電話してしまった人が海外にいるような状況があった場合、後からSMSを送るのでと電話を切り、Rakutenlinkから国際SMSを送るというのも有りではないかと思います。というか、最初の連絡からSMS送信にしておけば、相手が返信する場合にも少ない文字数にして連絡するための料金を抑えさせることもできます。海外ローミングでの利用料金を知ることで、国内にいても色々と活用できる知識ではないかと思いますので、現在楽天モバイルを使っている方にとっても知っておかれると良いと思いますよ。
androidスマホの場合海外と言わず国内でも対応バンドには注意が必要です。以前知人が安物のスマホで対応バンドが少なく圏外が増えたと嘆いていました。
自分はOPPOですが、OPPOは対応バンドとしては国内・海外と問題ないようです。
楽天モバイル国内以上に海外だと安定しています。コロナ収束後カンボジア、キプロス、インド、台湾、ベトナム、モロッコと訪問しましたが、ahamoと遜色ありませんでした。
楽天モバイルとahamoだと若干ahamoの方が使える国は多いですが、日本人が割と行く国ではマルタは楽天モバイルしか使えません。
デュアルSIMなら楽天モバイルが使えない時楽天モバイルと現地のデータSIMを併用すれば通話やSMSは使えます。auとのローミングの関係で電波自体は把握できているようでスリランカで経験しましたが、通話の場合相手に電話番号も通知されるようです。スリランカはahamo,楽天モバイルともに対象外でした。
日本でもiPhoneとOPPOの2台持ちでiPhoneにはahamo,OPPOにはahamoのデータプラスと楽天モバイル(e-SIM)で利用しているので海外ではiPhoneは機内モードのままでOPPOがメインです。
OPPOにLINEなどのインストールしているのですが、海外からもLINEで写真なども送れるのでなかなか便利です。関係ないですが、モロッコ一部の基地局がヤシの木をイメージさせていました。
海外でも日本の情報も得られる便利な時代になったものだとつくづく感じています。以前はホテルや無料Wi-Fiを使える場所を探した時とは隔世の感じです。
ケータイオタクさん コメントありがとうございました。
はるか昔には、ハンディカプラを使ってホテルの電話回線からメール送信を行なったという話もありましたが、今では日本国内で使っているスマホをそのまま使って通話やデータ通信ができてしまいます。ただ、おっしゃるように事前に、これから行く国では今の自分のスマホが使えるのか? というところからAndroidスマホの場合は考えなくてはなりません。その点はiPhoneの優位性はありますね。
今回紹介した楽天モバイルの海外ローミングは、Rakuten linkを使えば日本国内との直接通話やSMS送信を行なえるというのが便利です。使える国というのも、よく出国前に確認しないと変わっている場合もあるかも知れませんので、海外によく行かれる方は、通話を楽天モバイル、データ通信をahamoで国内も海外もというやり方で、かなり手間と費用を抑えられるようになったのではないかと思います。
海外に行く機会がないような場合でも、こうした知識を知っておくことは大事です。以前、知り合いに電話したところ、何とその方はアメリカに旅行中ということだったのであわてて通話を終了しましたが、今なら国際SMSを使って楽天モバイルから送信すれば、相手に負担を与えることなく海外にいる相手と連絡を取ることができるようになっているので、いきなり電話をすることは今はしないと思います。