日本全国で、今ある自然を切り開くような形でメガソーラーの施設を作る事例があります。ソーラー発電した電気を電力会社に売る場合、安定した供給ということを考えると、安い土地に大規模な施設を作るという考え方は理解できるものの、自然破壊ということだけでなく、建設地の下にある住宅が土石流の被害に遭うのではないかという危惧もあったり、さらには、メガソーラーを作ることで今まで周辺での生活を営んでいた動物の行動範囲が変わり、危険な動物が里に降りてくるということも心配の種になっています。
昔は、政府の補助でソーラー発電した電気は高く買ってもらえていたので、一般住宅においてもソーラー発電の設備を作り、その電気は電力会社に買ってもらうというビジネスモデルがありましたが、今はそうした事をしても、設備費をなかなか回収できないのではないでしょうか。
現在の自宅は集合住宅なので、大規模なソーラーパネルを設置すること自体不可能なのですが、コツコツと安い折りたたみ式のソーラーパネルを買いながら、最近の技術進歩が目覚ましいポータブル電源を充電するような事はできるようになりました。今はそこまで力を入れて毎日ソーラーパネルを出すようなことはしていないものの、大規模な停電が起きた時には最低限の生活に使える電気くらいは発電することはできるのではないかと思っています。
2024年も夏になって、毎月の電気料金が値上がりする中で、何とかして生活を守るためには、できるだけ少ないコストで家庭内でのソーラー発電を普及させるような形の方が、自然環境を破壊することなく、電力会社の電力不足に対しての一つの対策になりうると私は考えています。
それには、設置も片付けも簡単なペロブスカイト太陽電池を安く多くの人が買えるようにし、比較的大型のポータブル電源を購入しようとする人への援助があれば、私の自宅のよように、一方の面だけにしか太陽の差し込む窓がないような集合住宅であっても、それなりに大きな出力の電気を取り出せます。ペロブスカイト太陽電池は、以前拝見したテレビニュースによると、現在のソーラーパネルと比べて曇りでもそれなりに発電できるような性能があるようなので、朝出して日没まで出しておいて、台風などで危険な時は簡単に撤収できます。
ちなみに、現在の私の用意したバッテリーとソーラーパネルではエアコンの連続稼働は残念ながら無理で、せいぜい扇風機を回し続けられるくらいの規模にしか過ぎませんが、とりあえずは早く安いペロブスカイト太陽電池がネットで簡単に買えるようになって、市販のポータブル電源を充電できるようになれば、自分のところでもやってみようと思う人も増えるのではないでしょうか。そうしたご家庭が増えれば増えるほど、山の中にメガソーラーを建設しなくても、国内の家庭で利用するいくらかの電気を自分で作ることもできるようになり、それが電力会社の負担を減らす様になっていってくれるのではないかと思うのは理想論すぎるでしょうか。
そういう意味では、まだペロブスカイト太陽電池は市場に出てきていないので、その登場を個人的には待って、パネルの特徴を掴み、その能力によってさらなるポータブル電源を増やすかどうするかという風に考えています。さすがにこれからの季節はエアコンの電気をソーラー発電で賄うのは難しいと思いますが、今後はそういった人が増えていくことで、メーカーもコンセントでなくソーラーパネルから充電することも考えられた製品が作られるなど、自家発電でできる事は増えていくのではないか? という風にも思います。
この件につきましては、こちらの方でも情報収拾を続け、実際にネットで簡単にペロブスカイト太陽電池が購入できるようになったら、その実力について早めに知るために購入してここで紹介できればとも考えています。