富士山の登山が事前予約制になるのは世の中の流れだと思えるか思えないか

先週行なわれた「静岡ホビーショー」は、一般入場可能な日程に訪れるためには、事前予約の手続きが必要でした。これは混雑緩和のための方法ですが、今年はかなり早いうちに定員を超えるくらいの申し込みがあり、当日いきなり行っても入場することはできませんでした。過去には、とにかく自宅から会場までが近いので、自転車で会場に気ままに行って入ることもできたのですが、もはやイベントが広く知れ渡ることにより、国内だけでなく海外から訪れる人もいるので、行きたい場合にはやはり事前予約をしてQRコードを入手する必要があるくらいに変わってしまったということになります。

同様のことが、富士登山についても起こってきていて、先日のニュースでは山梨県の富士吉田口から頂上を名指す場合、一日4,000人までは事前予約で入山料などをスマホによる決済(クレジットカード・QR決済)で行なうことでゲートを通ることのできるリストバンドを受け取ることができるようになるそうです。

こうした「事前予約」のシステムだと、急に思い付いたり、急に思いがけない休みができた場合に、もしその日の事前予約が定員に達していたら、富士山に登りたいと思ってもできないということになってしまいます。ただ、登山というのは常にトレーニングをしている人ならまだしも、普通の人が登るためにはそれ相応の準備期間が必要になるわけで、そうした準備の一環としての事前予約をするというのはそこまで悪い手ではないような気がします。

まだ、静岡県側の登山口ではどのような形にするかはまだはっきりしないので、弾丸登山を目指す人は静岡側から入るケースも今年は増えるのかなと思いますが、これ以上人が押し寄せて渋滞になるとその魅力も半減してしまうと思うので、個人的には事前予約である程度入山者をコントロールできるようになれば良いのではと思います。

富士登山に限らず、旅行をスムーズに楽しむためにはネットを使ってスマホを媒介した事前予約をすることが大切になってくるというのはもはや時の流れです。ただ、スマホを持っていない人が富士登山をしたい場合には、山小屋を予約すれば五合目のゲートを通れるようですし、必ずしもスマホが必須ではないというところもあります。山小屋に泊まらないで、半袖半ズボン、サンダル履きで突発的に山頂を目指すような人を、山の事故を防ぐという観点で通さないようにすることも大事なので、ネットを通じての事前予約をすることによって、スマホに表示された重要事項を守れないなら通さないというような事もできると思います。

かく言う私も、もうすぐ旅行に行くようにしているのですが、当日の行動を考える上でどうしても使えないと困るものについては事前予約しました。具体的には飛行機に確実に乗るために空港近くの駐車場を予約したり、現地に着いてからのレンタカーの確保は当日だともし自分の希望する車種が取れないとその分手間がかかるので、そこだけはきっちりと予約しました。反面、施設への入場予約というようなものについては、予定は変わる可能性があるので、そこまでは行なっていません。皆さんもうまくバランスを取りながら、必要な予約はきっちりと事前にしておくことをおすすめします。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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